2018年のデビューから常にクラスをリードしてきた人気モデルと言えばZ900RS。往年のZ1を思わせるスタイリングに、パワフルな948ccの4気筒エンジンを組み合わせ、最新のパフォーマンスを優雅に楽しめる1台となっている。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/ライダー:太田安治/写真:南 孝幸
▶▶▶写真はこちら|カワサキ「Z900RS」全体・各部・走行シーン
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/ライダー:太田安治/写真:南 孝幸
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カワサキ「Z900RS」各部装備・ディテール解説

ライトケース内は6室分割構造。ポジション、ロービーム、ハイビームと3つの表情を見せてくれる。ウインカーはLED。

アナログタコ&スピードメーター間に液晶モニターを設置。オド&ツイントリップ、平均&瞬間燃費、ギアポジションや燃料計などを表示する。

Zらしさを最も表現しているティアドロップタンク。シート下付近まで伸ばした形状として、容量は17リットルを確保している。

Z900用ユニットをベースに、専用エアクリーナーボックスやファンネル、カムプロファイルの最適化などで低中回転域を増強。

ステンレス製エキゾーストシステムは内部構造などを細かく見直し、音質にこだわったサウンドチューニングも行われている。

倒立フォークはインナーチューブ径Φ41mm。圧側・伸側減衰、プリロードの調整が可能。ブレーキキャリパーはラジアルマウント。

リアブレーキはΦ250mmローターに片押しシングルピストンキャリパーの組み合わせ。アルミスイングアームの単体重量はわずか3.9kg。

スタンダードのシート高は800mm。オプションで高さが835mmになるハイシート(税込2万5410円)も用意される。
カワサキ「Z900RS」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2100×865×1150mm |
ホイールベース | 1470mm |
シート高 | 800mm |
最低地上高 | 130mm |
車両重量 | 215kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 948cc |
ボア×ストローク | 73.4×56.0mm |
圧縮比 | 10.8 |
最高出力 | 82kW(111PS)/8500rpm |
最大トルク | 98N・m(10.0kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 17L(無鉛プレミアムガソリン) |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25.0° |
トレール | 98mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ250mmシングルディスク |
乗車定員 | 2名 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 18.8km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 148万5000円(税込価格10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/ライダー:太田安治/写真:南 孝幸