文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
スズキ「DR-Z4S」の特徴

SUZUKI
DR-Z4S
市販予定車
総排気量:398cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:920mm
車両重量:151kg
価格・発売日:未定
完成度の高さと充実装備が魅力
DR-Z4SMの兄弟車であるデュアルパーパスモデル・DR-Z4Sも大阪モーターサイクルショー2025で国内初お披露目となった。前モデルのDR-Z400Sが生産を終了した2009年以来、実に16年ぶりの復活となる。
エンデューロレーサーのDR-Z400と同時開発され、強力なDOHCエンジン、高剛性フレーム、贅沢な前後サスペンションなど、前モデルはハイレベルな仕上がりが自慢だったが、今度の新型も期待以上の仕上がりだ。
エンジンはあらゆるパートが見直されたほぼ新設計と言うべきユニットで、これをツインスパーフレームに搭載。パワーモード切り換えのSDMSも搭載し、ABSは前後ともにOFFにできるなど、スズキの力の入れようがうかがえる出来栄えとなっている。
足まわりもついに待望の倒立フォークが採用され、サスペンションは前後KYB製、ヘッドライトもLEDに変更されるなど大幅にアップグレードされた。国内発売の時期は未定のままだが、今から発売をが待ち遠しい注目の本格トレールだ。
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スズキ「DR-Z4S」の注目ポイント

エンジンはシリンダーヘッドを新作しカムプロフィールを変更。吸気バルブもチタンとするなど、あらゆるパートに見直しを受けた。

フロントにはKYB製倒立フォークを採用。タイヤも走破性の高い21インチを採用し、足まわりの装備は本格的。

アルミ製スイングアームとKYB製モノショックを採用するリアまわり。ABSは前後ともキャンセルできるようになっている。

シートはポジションの自由度が高いトレール車然としたスリムなものを採用。シュラウドの形状もニーグリップしやすそうだ。
スズキ「DR-Z4S」の動画・写真
DR-Z4S | Official Promotional Video | Suzuki
www.youtube.comスズキ「DR-Z4S」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2270×885×1235mm | |
ホイールベース | 1495mm | |
最低地上高 | 300mm | |
シート高 | 920mm | |
車両重量 | 151kg | |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 | |
総排気量 | 398cc | |
ボア×ストローク | 90.0×62.6mm | |
圧縮比 | 11.1 | |
最高出力 | 28kW(38PS)/8000rpm | |
最大トルク | 37N・m/6500rpm | |
燃料タンク容量 | 8.7L | |
変速機形式 | 5速リターン | |
キャスター角 | 27.5° | |
トレール量 | 109mm | |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク | |
タイヤサイズ(前・後) | 80/100-21 51P・ 120/80-18 62P |
文:オートバイ編集部