眺めても乗っても楽しいフルカスタム・ニンジャ

’23年10月22日、神奈川県・箱根で行われた「モトライダーズフェスタ」。そこで行ったH&Lカスタムコンテスト=バイク・ビルドオフでもう1台のRVF/RC45(こちらで紹介!)とともに最高得票を得たのが、この車両=Yosshy0513さんのGPZ900R・A10だ。注目を集めたのはやはりその外装ペイントで、ベース車に元々装着されていたいわゆる仏壇カラー(エボニー×パールコスミックグレー)を、缶スプレーとエアブラシを駆使して自身でD.I.Y.で塗装したものだとか。

画像1: 眺めても乗っても楽しいフルカスタム・ニンジャ

「僕自身が4輪のローライダー系カスタムが大好きなもので、このニンジャもしばらく純正塗装のまま乗っていたのですがガマンできなくて……。1回目で挑戦した塗装が満足行かなくて、これが2回目の仕様なんですよ」と、Yosshyさん。塗装はまったくのビギナーと言い、その作業をYouTubeで勉強した程度とも言うのだが、完成した2回目の塗装は写真の通りに見事な仕上がり。

画像2: 眺めても乗っても楽しいフルカスタム・ニンジャ

一方でほぼフルカスタムと言うべきハード面は基本的に「譲ってくれた前オーナーが手を入れたもので、僕はそのまま乗っているだけ」(Yosshyさん)とのことだが、ローライダー・テイストをより進めるためのパーツ選択(基本はネットオークションとか)や作業は自身でも行って、こまめにバージョンアップを図っている。

「街乗りからツーリングまで、どこでもこのニンジャで出かけていますよ」(同)という愛車、オドメーターに刻まれた走行距離は8万km。自身の分だけでも5万kmは走り回ったという、お気に入りなのだ。

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画像1: Detailed Description 詳細説明

ハンドルはバー仕様とし、フルスケールのスピードメーターに加えオートメーター製タコメーター、同じくオートメーター製油温/水温計をノーマルナセルに嵌め込んでいる。KOSO製デジタルボルトメーターも追加される。

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メタリックグリーンをベースに薄めのメタリックグリーン、シルバーを組み合わせたペイントはYosshy0513さんが缶スプレーで作業。細かいラインや濃淡のチェッカーパターン、ハイライトなど、かなり凝った仕上がりだ。

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シートはグリーンステッチの入ったスウェード調表皮をオーダーして貼り替え。内部スポンジは抜かれ、ゲルザブが仕込まれる。

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エンジンは前オーナーがGPZ1000RXに載せ替えてワイセコピストンでボアアップしたデータ以外は不明だが、現状は快適に乗り続けているそうだ。パルサーカバーはウイリーのカワサキ水冷系パルサーカバー タイプSIIで、ダウンチューブはアクティブ。スライダーはOVER製を装着している。

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キャブレターはFCRφ37mm。これに組み合わされる排気系はステンレスEX+カーボンサイレンサーということ以外、メーカー/ブランドは不明。

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前後ホイールはゲイルスピード・タイプCで前後サイズは3.50-17/5.50-17。フロントブレーキはブレンボの鋳造4ピストンキャリパーとサンスター製ディスクの組み合わせだ。

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リヤブレーキブレンボ2Pキャリパー(通称カニ)とサンスター製ディスクの組み合わせ。グリーンのショートパーツやバフは車体カラーにも合っている。

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リヤショックも前後17インチ化に合わせたオーリンズ製を装着。スイングアームはZZR1100(D)用の流用で「オニのように磨いた」(Yosshyさん)D.I.Y.バフ仕上げ。ドライブチェーンにはEKのThreeD・530Z(BK;GP)をチョイス。

取材協力:Yosshy0513さん

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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