人生初バイクをセパハン&スポーティに仕立てていく

「元々は兄さんの車両で、外観も火の玉カラーでした。それを手に入れて、友達のRG250Γに追いつくのを目標に手を入れてきました」

スポーツランドSUGO(宮城県)での「SUGO 2FUN AUTUMN STAGE」、H&Lのカスタムコンテスト“バイクビルドオフ”で3位に入賞したリュウジさんのゼファーχ。そのバックグラウンドはこのようなものだった。タイガーパターンをベースにブラック主体としたカラーリングやブラウンだけでなく、ブラックの面積も広く取って車体色との乖離が抑えられている点もカラーバランスがいいシートに、ゴールドの前後ホイールなどが作り出す絶妙なバランス感も目を惹く。

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「コンセプトとしては、セパハンでスポーティにという感じです。外装は色を変えているんですけど、純正っぽい、目立たなさそうなものにしています。シートも手作りしたものです。その後ろ、グラブバーもこだわったところで、彼女と二人乗りすることを想定しています」とリュウジさん。

なるほど、純正らしさを意識して手を入れている点が、逆にちょっとした、いい意味でのオフセット感を作り出しているのかもしれない。

画像2: 人生初バイクをセパハン&スポーティに仕立てていく

そのほかのパートについて聞き進めていくと、マフラーは見た目がきれいだからという理由でストライカー・チタンを選択したとのこと。またフロントフォークはリヤのオーリンズショックに合わせて中身を変更しているのだとも。人生初バイクと言いながら、かなりしっかりした作りも印象に残ってくる。じつは、同コンテスト2位のゼファー1100(こちらで紹介!)のオーナー、髙橋さんがリュウジさんのお父さんで、その助言もあったのだという。それでも自分の個性や狙いをしっかり発揮して確立したこの姿、かなりいい。

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ベースは前後17インチの後期型ゼファーχ。メーターやステアリングステムまわりはノーマルで、ハンドルをセパレート化する(乗りやすさは減ってますけど、ともリュウジさん)。フロントマスターはニッシン・ラジアル。

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外装はゼファーχの純正らしさも持たせながらタイガーパターンでペイント。ブラックベースという点にも新鮮さが感じられる。

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タックロールタイプでブラウン×ブラック仕立てのシートはリュウジさん自作。グラブバーもカスタムのポイントとなっている。

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カワサキ唯一の空冷DOHC4バルブ4気筒エンジンはゼファーχノーマルで、オイルクーラーを9インチ13段に、プラグコードをレッドに変更。左右のカバーもBEETロゴ入りに換えてある。

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キャブレターはFCRφ28mmをPMCエアストリーム・オーバルフィルター仕様で装着する。フレームはゼファーχのノーマルのままだ。

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フロントフォークは後期型純正φ41mmを、リヤのオーリンズショックに合わせて内部変更。フロントブレーキはスペックエンジニアリング製サポートでキャリパーをブレンボ・アキシャル4Pとし、ディスクは純正をそのまま使う。

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リヤブレーキは純正ディスクにブレンボP2-RS84キャリパーを組み合わせる。排気系にはストライカー・チタンフルエキゾーストを装着。

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リヤサスはオーリンズKA134(レジェンド・ツイン)ショックを純正アルミスイングアームに組み合わせる。3.00-17/4.00-17サイズの3本スポークホイールも純正。ドライブチェーンはRKの520RXW(ED.BLACK)だ。

取材協力:リュウジさん

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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