【3気筒ネイキッド比較インプレ】ヤマハ「XSR900」VS トライアンフ「ストリートトリプル765R」 ｜スポーツ走行性能・ツーリング適性・装備の充実度まで徹底チェック

ノア セレンのファイナルジャッジ

2台の3気筒の魅力に板挟み！

ストリートトリプル 765Rは本当に完熟の域で、日常的にも使える国産車のような付き合いやすさがあるし、このベーシックグレードの設定を大歓迎する。対してXSR900はゆったりした車体やクラシカルな乗車姿勢など、「良いバイク」であること以上の、懐かしさや思い入れといった感動性能を示してくれるなど素晴らしい作り込みだ。

大きな違いは、ストリートトリプル765Rは買った時点で完結しているのに対し、XSR900は豊富なカスタマイズパーツもあって、買った後に自分の好みに合わせていく楽しみがある。そういう意味で、ストリートトリプル765Rの方はビギナーから中堅、XSR900は中堅からベテラン向けかな？

横田和彦のファイナルジャッジ！

モダンかレトロか？ …う〜ん、悩ましい！ 自分はXSR900かな

スポーツライディング好きのボクにとって難しいのは、両車ともスポーティな走りを満喫できること。ただその方向性が少し違う。ストリートトリプル765Rは、現代のスーパースポーツに近いフィーリング。対してXSR900はそこまでシャープじゃないけどライダー側が操っている感が存分に得られる。甲乙つけがたいなぁ…と考えながらXSR900にまたがると、ふと懐かしさを覚えた。「あっ!」タンク後端の感触が昔の愛車・RZ250に似ていることに気付いた。でも4ストだし排気量でかいし…といいながらヤマハのヘリテージ・マジックに惹かれていく自分はXSR900にヤラれた！ ビキニカウルを付けたりカスタムして乗りたいよ！