車検はあるけれど普通自動二輪免許で運転できるこのクラスのバイクはいまも昔も人気だ。現在では海外市場をメインターゲットとした300cc~350ccの排気量帯のモデルも増えてきている。月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2023」(400クラス)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第1位

カワサキ「Ninja ZX-4R SE/RR KRT EDITION」

画像: Kawasaki Ninja ZX-4R SE/RR KRT EDITION 総排気量:399cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:800mm 車両重量:190kg(RR KRT EDITION:189kg) 税込価格:112万2000円/115万5000円(RR KRT EDITION)

Kawasaki Ninja ZX-4R SE/RR KRT EDITION

総排気量:399cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:800mm
車両重量:190kg(RR KRT EDITION:189kg)

税込価格:112万2000円/115万5000円(RR KRT EDITION)

ファンの期待に見事応えデビューウィンを達成!

デビューウインの快挙を成し遂げたのは、新開発の直列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツ・ZX-4Rだ。2023年6月に発売されたばかりで1位獲得というのは、それだけ多くのライダーの期待を集めていたということ。

エンジンパワーは驚きの77PS、ラムエア時にはなんと80PSを発揮。1980~1990年代のF3レーサーに匹敵する数値でありながら、市街地でも扱いやすいトルクフィールを実現。そのパワーユニットを搭載する車体の設計思想は、スーパーバイク世界選手権からフィードバックされ、倒立フォークはショーワ製SFF-BP、リアショックユニットにはBFRCライトを採用し、セッティングする楽しみも備えている。フロントブレーキには290mm径のセミフローティングディスクをダブルで装備し、ハイスピード域からも安定したブレーキング性能を発揮する。

画像: ラムエア時80PSというスペックが強烈な印象を与えるためピーキーに思われがちだが、低中域からトルクあふれる扱いやすい設定。

ラムエア時80PSというスペックが強烈な印象を与えるためピーキーに思われがちだが、低中域からトルクあふれる扱いやすい設定。

画像: SE、RRともにクイックシフターのKQSを標準装備。シフトアップ、ダウン双方向に対応しており、ブリッピングも行ってくれる。

SE、RRともにクイックシフターのKQSを標準装備。シフトアップ、ダウン双方向に対応しており、ブリッピングも行ってくれる。

画像: 国内で販売されているSEとRRは、ともにショーワ製のSFF-BP倒立フォークを標準装備。プリロード調整機構も標準で備わっている。

国内で販売されているSEとRRは、ともにショーワ製のSFF-BP倒立フォークを標準装備。プリロード調整機構も標準で備わっている。

画像: 外観はZX-25Rのものを踏襲。LEDヘッドライトを採用する、眼光鋭いフロントマスクも共通だ。サイドマウントのウインカーはLED。

外観はZX-25Rのものを踏襲。LEDヘッドライトを採用する、眼光鋭いフロントマスクも共通だ。サイドマウントのウインカーはLED。

主なスペック・価格

※《 》内は「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」

全長×全幅×全高1990×765×1110mm
ホイールベース1380mm
最低地上高135mm
シート高800mm
車両重量190《189》kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク57.0×39.1mm
圧縮比12.3
最高出力57kW(77PS)/14500rpm ラムエア加圧時:59kW(80PS)/14500rpm
最大トルク39N・m(4.0kgf・m)/13000rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角23.5°
トレール量97mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C 58W・160/60ZR17M/C 69W
ブレーキ形式(前・後)Φ290mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク
製造国タイ
メーカー希望小売価格112万2000円《115万5000円》(消費税10%込)

まとめ

ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2023 
400クラスBEST10

順位メーカー車名POINT
1KawasakiNinja ZX-4R SE/ZX-4RR5380
2HondaCB400 SUPER FOUR4688
3KawasakiELIMINATOR3420
4HondaGB3501729
5HondaCBR400R1437
6HondaCB400 SUPER BOL D'OR1255
7HondaGB350 S1133
8YAMAHATRICITY3001009
9Honda400X989
10KawasakiNinja 400844

※このランキングは、月刊『オートバイ』2023年10月号で発表したものになります(投票期間は2023年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

まとめ:オートバイ編集部

This article is a sponsored article by
''.