車検はあるけれど普通自動二輪免許で運転できるこのクラスのバイクはいまも昔も人気だ。現在では海外市場をメインターゲットとした300cc~350ccの排気量帯のモデルも増えてきている。月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2023」(400クラス)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第3位

カワサキ「エリミネーター/SE」

画像: Kawasaki ELIMINATOR/SE 総排気量:398cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:735mm 車両重量:176kg/178kg(SE) 税込価格:75万9000円/85万8000円(SE)

Kawasaki ELIMINATOR/SE

総排気量:398cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:735mm
車両重量:176kg/178kg(SE)

税込価格:75万9000円/85万8000円(SE)

クルーザースタイルだがワインディングも楽しい

3位には今年デビューしたばかりの新生エリミネーターが入った。ロー&ロングのシルエットは個性的であると同時に、良好な足つき性を実現。ポジションは自然なもので、ストレスがないライディングが楽しめる。エンジンは強力な低速トルクを発生する、ニンジャ譲りの並列2気筒。低く水平に伸びたサイレンサーからツインサウンドを響かせ、ストリートをキビキビと駆け抜ける。

装備も充実しており、前後ライトやウインカーはLED。丸形ケースに収められた液晶メーターは、専用アプリを介してスマホとの相互通信も可能。ビキニカウルとフォークブーツが装備されるSEは、GPS対応・前後2カメラ型のドライブレコーダーが標準装備されている。

画像: SEは往年のエリミネーターを思わせるヘッドライトカウルとフォークブーツを装備。ライト下にはドライブレコーダーのカメラがつく。

SEは往年のエリミネーターを思わせるヘッドライトカウルとフォークブーツを装備。ライト下にはドライブレコーダーのカメラがつく。

画像: ニンジャ400、Z400譲りのDOHCツインユニットは48PSを発揮。ラジエターカバーは熱風が足に当たりにくい新作となっている。

ニンジャ400、Z400譲りのDOHCツインユニットは48PSを発揮。ラジエターカバーは熱風が足に当たりにくい新作となっている。

画像: 丸型液晶デジタルメーターは左側にオフセットマウントされる。バーグラフ式タコメーターを備え、ギアポジションも表示可能。

丸型液晶デジタルメーターは左側にオフセットマウントされる。バーグラフ式タコメーターを備え、ギアポジションも表示可能。

画像: 前端部を絞り込んだ形状のシートは、シートレールに当たる部分にゴムダンパーを備え、不快な振動を低減。優れた乗り心地を実現する。

前端部を絞り込んだ形状のシートは、シートレールに当たる部分にゴムダンパーを備え、不快な振動を低減。優れた乗り心地を実現する。

主なスペック・価格

※《 》内はSE

全長×全幅×全高2250×785×1100《1140》mm
ホイールベース1520mm
最低地上高150mm
シート高735mm
車両重量176《178》kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量398cc
ボア×ストローク70.0×51.8mm
圧縮比11.5
最高出力35kW(48PS)/10000rpm
最大トルク37N・m(3.8kgf・m)/8000rpm
燃料タンク容量12L
変速機形式6速リターン
キャスター角30゜
トレール量121mm
タイヤサイズ(前・後)130/70-18M/C 63H ・150/80-16M/C 71H
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmディスク・Φ240mmディスク
乗車定員2人
製造国タイ
メーカー希望小売価格75万9000円《85万8000円》(消費税10%込)

第2位

ホンダ「CB400 SUPER FOUR」

画像: Honda CB400 SUPER FOUR 総排気量:399cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:755mm 車両重量:201kg  税込価格:88万4400円/92万8400円(2トーン) ※2022年10月生産終了モデル

Honda CB400 SUPER FOUR

総排気量:399cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:755mm
車両重量:201kg

税込価格:88万4400円/92万8400円(2トーン)
※2022年10月生産終了モデル

生産中止が惜しまれる美しきスーパーネイキッド!

ジャパニーズ・ネイキッドの代表ともいえるCB400SFは、今回ランキング2位。多くのライダーを育てたバイクの上位ランクインは納得の結果といえる。そのスタイリングは今でも色褪せない美しさで、エンジンは回転数に応じて2バルブ/4バルブを切り替えるハイパーVTEC Revoを搭載。全域に渡ってトルクフルな特性と、高回転域まで抜けていくような加速フィールを味わえる。

アルミ製スイングアームや10本スポークの軽量キャストホイールを採用し、軽快で安定感あるハンドリングを実現している。ヘッドライト、テールライトはLED、伝統の2連メーターの中央に液晶パネルを備える。

画像: ハイパーVTEC Revo機構を備える399cc水冷直4は最高出力56PS。熟成を重ね、低速域から高速域まで力強く、スムーズな吹け上がり。

ハイパーVTEC Revo機構を備える399cc水冷直4は最高出力56PS。熟成を重ね、低速域から高速域まで力強く、スムーズな吹け上がり。

画像: 伝統的スタイルの2眼アナログメーター。文字盤は視認性の良い自発光タイプで、中央には各種情報を表示する大型液晶パネルを装備。

伝統的スタイルの2眼アナログメーター。文字盤は視認性の良い自発光タイプで、中央には各種情報を表示する大型液晶パネルを装備。

画像: 755mmという低シート高が生み出す扱いやすさと安心感も、幅広いユーザーから愛される要因のひとつ。シート形状もホールド性に優れたもの。

755mmという低シート高が生み出す扱いやすさと安心感も、幅広いユーザーから愛される要因のひとつ。シート形状もホールド性に優れたもの。

画像: ネイキッドに良く似合う、オーソドックスな丸型ヘッドライト。光源には明るく視認性・被視認性が良好なLEDが採用されている。

ネイキッドに良く似合う、オーソドックスな丸型ヘッドライト。光源には明るく視認性・被視認性が良好なLEDが採用されている。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2080×745×1080mm
ホイールベース1410mm
最低地上高130mm
シート高755mm
車両重量201kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク55.0×42.0mm
圧縮比11.3
最高出力41kW(56PS)/11000rpm
最大トルク39N・m(4.0kgf・m)/9500rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜ 5′
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/60ZR17M/C(55W)・160/60ZR17M/C(69W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格
キャンディークロモスフィアレッド
アトモスフィアブルーメタリック
92万8400万円(消費税10%込)
ダークネスブラックメタリック88万4400万円(消費税10%込)

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