この記事では、同企画内で「250クラス(126~250cc)」にカテゴライズされる、スーパースポーツとフルカウルスポーツをまとめて紹介します。
Honda CBR250RR
H-029(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
2気筒スーパースポーツで最もパワフルなモデルとして人気を博しているCBR250RRが、2023年型でモデルチェンジ。平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応し、ピストンリング、シリンダーヘッド、カムシャフト、吸気ポートなどエンジンの細部を見直すことで、最高出力を42PSへとアップ。電子制御装備「Honda セレクタブル トルク コントロール」を新たに標準装備した。
フロントフォークには倒立式のショーワ製SFF-BPを新採用。路面追従性を高め、乗り心地をより上質なものとした。スタイリングはよりエッジの利いたものに生まれ変わり、ボディカラーは、グランプリレッド、パールグレアホワイト、マットバリスティックブラックメタリックの全3色を設定。
YAMAHA YZF-R25 ABS
Y-018(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ハイレベルな走りとMotoGPマシンを想わせるスタイリング、そして日常での扱いやすさを兼ね備えたオールラウンドなフルカウルモデル。2019年モデルよりフロントに倒立フォークを採用するなど装備をグレードアップ。2022年モデルで令和2年排出ガス規制に適合すると同時に前後ウインカーにLEDを採用し、クイックシフターがアクセサリー設定された。2023年モデルは新色パープルが追加された。
SUZUKI GIXXER SF 250
S-017(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
4バルブヘッドの249cc油冷単気筒エンジンを搭載したネイキッドスポーツのジクサー250にフルカウルを装着したバリエーションモデルがジクサーSF 250。エンジンはもちろん、フレームやサスペンション、ブレーキといった基本的なメカニズムはジクサー250と共通。2023年モデルは令和2年国内排出ガス規制に対応し、初の型式変更。ただ装備面などは従来型を踏襲している。同時にボディカラーの変更が行われた。
SUZUKI GSX250R
S-018(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
フレキシブルな特性や優れた燃費性能を実現した街乗り向きの248cc水冷並列2気筒エンジンや、大柄で安定感の高いボディと快適なライディングポジションによる使い勝手の良さが特徴。令和2年国内排出ガス規制に適応し、カラー変更を受けた2023年モデルが3月に発売され、車名からABSが削除された。
Kawasaki Ninja ZX-25R SE/Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
K-021(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
軽量フレームにショーワ製倒立フォークなどハイグレードな足まわりを組み合わせ、水冷直4エンジンを搭載するスーパースポーツ。
トラクションコントロールやパワーモードも備え、街乗りからサーキットまでをカバーする高いポテンシャルを実現し、スタイリングもシリーズの兄貴分・ZX-10Rにも似たアグレシッブな造形を採用。装備もアップ/ダウン両対応のオートブリッパー付きクイックシフター、USB電源ソケット、スモークスクリーン、フレームスライダーなどを標準装備。
KRTエディションは、SEをベースにスーパーバイク世界選手権でのカワサキワークスチームのボディカラーを再現した1台。
令和2年排出ガス規制に対応した2023年モデルは、従来モデルより最高出力が3PSアップし圧縮比も12.5と高まった。ラインアップはSEとSE KRT EDITIONで、カラー&グラフィックも変更された。
Kawasaki Ninja 250/Ninja 250 KRT EDITION
K-023(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
250ccフルカウルポーツ人気の立役者であるニンジャ250の現行スタイリングは2018年型から採用されている。軽量なスチール製トレリスフレームに最高出力37PSの水冷並列2気筒エンジンを搭載。アシスト&スリッパークラッチやLEDヘッドライト、ギアポジションインジケーターなど快適なライディングを支える装備も充実。
2023年モデルは令和2年排出ガス規制への適合とカラー&グラフィックの変更。スーパーバイク世界選手権で戦うNinja ZX-10RRをイメージしたKRT EDITIONもラインアップする。