この記事では、同企画内で「750クラス(401~750cc)」にカテゴライズされる、ミドルクラスのネイキッドバイクをまとめて紹介します。
Honda CB650R
H-018(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
CBR650Fをベースに車体の剛性バランスなどを見直し、優れた運動性能を実現した直4ミドルネイキッド。エンジンは扱いやすさと同時に高回転まで楽しめるセッティングに仕上げられ、アシストスリッパークラッチやHSTC、ショーワ製SFF-BPサスを装備する。
2023年モデルは平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。カラーは「マットジーンズブルーメタリック」「マットバリスティックブラックメタリック」を継続設定しつつ、配色を変更している。
Honda CL500
H-022(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
471ccの水冷並列2気筒エンジンを積んだ人気のクルーザー・レブル500をベースとしたスクランブラースタイルのスポーツモデル「CL500」。
現代版CLの特徴である、かつてオフロードを走るために生み出され、現在では個性的な存在感を感じさせながら街を軽快に走るのに最適と評価されるようになったスクランブラーデザインは、先に登場したCL250と同様にCL500にも採用される。
並列2気筒エンジンを積むCL500は、単気筒エンジンのCL250よりエンジン自体のボリューム感がありルックスにも迫力がある。全2色のカラーラインアップで国内モデルがリリースされた。
YAMAHA MT-07 ABS
Y-011(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ヤマハMTシリーズのスタンダードモデルとして根強く支持されてきたミドルネイキッド。2021年のマイナーチェンジで270度クランクの688cc水冷並列2気筒CP2エンジンは新排出ガス規制へ対応。さらに、燃料タンク周りやハンドルの形状変更でポジション設定を見直し、デザインを一新しHi-Loを一体としたバイファンクションLEDヘッドライトを採用。2023年モデルは価格改定を受けた。
YAMAHA XSR700 ABS
Y-012(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
MT-07をベースに開発されたヘリテイジスポーツ。2022年にモデルチェンジされ、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。
特徴的なデザインのヘッドライト、ポジションランプ、ウインカーはLED化され、左側にオフセットして配置される丸型メーターにはネガポジ反転表示のLCD液晶を採用。カラーグラフィックは往年の名車・RZ350をオマージュしたグラフィックを纏い、フロントブレーキのディスクローターも大径化。2023年モデルで価格改定された。
SUZUKI GSX-S750 ABS
S-009(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
GSX-R750用をベースに低中速での力強さを重視してリファインされた749cc水冷直4エンジンをはじめ、倒立フロントフォークやラジアルマウントキャリパーなど本格的な足まわりで爽快な走りを実現。最後のナナハン4気筒モデルだったが、生産終了している。
SUZUKI SV650 ABS
S-011(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
645ccの水冷Vツインエンジン、スリムで軽量なボディ、シンプルでオーソドックスなスタイルを組み合わせたミドルネイキッド。現行型は、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応を図り、最高出力が76.1PSから72PSへとダウン。その分トルク特性が変わり、これまで以上にフレキシブルになった。2023年モデルは3色設定。
SUZUKI SV650X ABS
S-012(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
SV650をベースに、ヘッドライトカウルやタックロールシート、セパレートハンドルを装着したカフェレーサーバージョンがSV650X。2023年モデルは平成32年(令和2年)国内排出ガス規制を図った仕様で登場、最高出力が76.1PSから72PSになり、トルクの発生回転数が下がり扱いやすくなった。ボディカラーは「マットソードシルバーメタリック」のみとなった。
Kawasaki Z650RS
K-013(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
「ザッパー」として親しまれた名車Z650をモチーフとして開発されたミドルクラスのロードスター。ニンジャ650系の並列2気筒エンジン(649cc)をトレリスフレームに組み合せ、188kgという軽量でコンパクトな車体を実現。この組み合わせによる俊敏な走りは、現代のザッパーと呼ぶには十分なもの。2023年モデルはメタリックムーンダストグレー×エボニーの配色を変更、「キャンディエメラルドグリーン」は継続色とした。
Kawasaki Z650
K-015(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ニンジャ650をベースとしたスポーツネイキッド。アグレッシブでインパクトの強い「Sugomi」デザインのスタイリングが与えられ、灯火類にはLEDを採用、スマホとの接続機能を備えた大型カラー液晶メーターも搭載される。2022年モデルで新排出ガス規制に適合し、ETC2.0が標準搭載され、2023年モデルはカラー&グラフィックに変更を受けた。