日本メーカーのBluetoothインカムとして、長年人気を誇っているサインハウスの「B+COM」シリーズ。その最新モデルをテストしてみたぞ。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

サインハウス「B+COM SB6XR」テスト&レポート

画像: SYGN HOUSE B+COM SB6XR 税込価格:シングルユニット 4万4000円/ペアユニット 8万5800円 1台分のセット内容。マイクはジェットヘルメット用とフルフェイス用の2種類が同梱されている。スピーカー、マイクなどは旧SB6X用と互換性あり。

SYGN HOUSE B+COM SB6XR

税込価格:シングルユニット 4万4000円/ペアユニット 8万5800円

1台分のセット内容。マイクはジェットヘルメット用とフルフェイス用の2種類が同梱されている。スピーカー、マイクなどは旧SB6X用と互換性あり。

定番インカムが6年の月日を経て熟成進化!

数あるブルートゥースインカムの中でも、日本国内で設計開発をおこなうことで圧倒的な信頼を得ているのがサインハウスのビーコム・シリーズ。ハイエンドモデルのSB6Rは発売以来6年に渡って高いシェアを維持してきたが、昨今の半導体不足や材料費高騰で安定供給が難しくなり、生産を終了。そこで設計と製造工程を見直し、新・ハイエンドモデルとして登場したのがSB6XRだ。

音楽やナビ音声を聞きながらインカム通話もできる「聴きトーク」、最大6人の同時通話、豊かな低音で音楽再生に定評のある高音質スピーカーなど、現実的なツーリングシーンに沿った構成は受け継ぎながら、バッテリー容量アップと電気回路の最適化でインカム通話が最大22時間、音楽再生が最大24時間に延び、ベースプレートにロック機構を採用してズレと脱落を防止するなど、スペックが底上げされた。

オリジナルのスマートフォンアプリを使うことでビーコム同士のペアリング情報や接続状況、各種設定をスマホ上で確認、操作できることも特徴で、ウェブ上の詳細な説明、手厚いサポートを含め、インカム初心者でも迷わず使えることも魅力。

都心の市街地と高速道路でテストしたが、風切り音やノイズの少なさ、音質の良さは文句なく、自動車内でのハンズフリー通話と同じ感覚。選んで間違いなしの逸品だ。

画像: 風切り音をカットするマイクと高音質のスピーカーによる通話品質の高さに定評あり。本体重量は53gで、IP67相当の防水性能を備えている。

風切り音をカットするマイクと高音質のスピーカーによる通話品質の高さに定評あり。本体重量は53gで、IP67相当の防水性能を備えている。

画像: B+COMボタンのサイズが2倍になり、厚手のグローブを着けたままでも操作しやすくなった。通信距離と通話品質を高めるアンテナは収納式だ。

B+COMボタンのサイズが2倍になり、厚手のグローブを着けたままでも操作しやすくなった。通信距離と通話品質を高めるアンテナは収納式だ。

上が前モデルのSB6X。新型のSB6XRは本体ユニットがさらにコンパクトになり、スイッチのサイズは約2倍に大きくなって装着性と操作性をアップ。

画像: サインハウス「B+COM SB6XR」使用レビュー|B+COMの2023年最新ハイエンドモデルの特徴・使用感を解説

テスター太田安治の欲張りリクエスト
使いやすさ、音質に対する拘りと改良には執念すら感じる。逆に電池容量を減らし、スリムで軽量なバージョンを作ったらどうだろうか。通常の使い方なら「連続で12時間持てば充分」という人も多いと思う。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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