※本企画はHeritage&Legends 2023年2月号に掲載されたものです。
快足シティランナーを、より便利に彩るパーツ群
その名前で分かる通り、Z900RSの弟分的なイメージで2023年の春デビューした、Z650RS。並列649㏄の2気筒エンジンを積むスリムでコンパクトな車体は新感覚のレトロスポーツとして、カワサキファンのみならず多くのバイクファンの注目を集めている。
そんな同車向けに機能パーツを続々と送り出しているのが、老舗パーツメーカーのキジマだ。
「弊社はアフターマーケットの中では、先陣を切ってパーツ開発を始めた方だと思います。Z900RSのような、いきなりの爆発的ヒットを期待してはいけないのでしょうが、すでにZ650RSを購入した方も多いようですね。
そんな同車は主に街中で使われる。そしてビッグバイクに少し疲れた乗り換え組にもちょうど良いバイク、と重宝されているように見えます。Z650RSのスタイリッシュさを磨くカスタムパーツももちろんですが、ウチではそうした皆さんがZ650RSをもっと身近に、そして快適に使っていただけるような便利なアイテムを、これからも拡充していきたいと考えています。ここにご覧いただく以外も、来春を目標にリヤキャリアも開発中なんですよ」と、企画開発部・西澤さん。
キジマが製品を通じてのテーマとしているのは、使用するライダーの安全性と確かな強度確保など製品信頼性。そして可能な限り簡単に装着できるボルトオン設計。ここに紹介のパーツ群も、まさにその思想を地でいくものばかり。Z650RSユーザーはチェックを!
フェンダーレスKIT Z650RS 22y〜 ブラック 1万6500円
今や新型車が発表されれば、パーツメーカー各社がこぞって用意するのがフェンダーレスキット。それだけ競合が激しいパーツだが、キジマ製のそれは本体をスチール製として安全確保を第一としながら、リヤまわりをスッキリ見せるデザインに注力したものだ。LEDライセンスランプ、スリムリフレクター、マッドガードも付属している。車検対応品。
ウインカーランプSET シーケンシャルTRウインカーLED 3万800円
小ぶりでシャープなフォルムが人気の、TRシーケンシャルウインカーKITのZ900RS用がそのまま、Z650RSにも適合することもキジマで確認済み。クリアレンズ仕様で、装着に必要な部品が入ったカスタム度アップのアイテム。当然、Eマーク取得済みで車検時も安心だ。上に紹介したフェンダーレスKITとの併用できる。
バッグサポート Z650RS 22y〜 マットブラック 1万3200円
振り分けツーリングバッグを使う際に、サドルバッグの巻き込みを防止するバッグサポート。安全性を確保しながら、ブラック塗装も含め、バッグ不使用時にも車体外観を壊さないことを考慮してデザインされている。スチール製で、純正OPのタンデムグリップとの併用も可能。左右セット。
エンジンガード Z650RS 22y〜 ブラック 2万9700円(予価)
本文内で紹介したリヤキャリアとともに今春発売となる、エンジンガードの試作品の写真が入手できたので紹介しておこう。万一の転倒からライダーとマシンを守る剛性と、Z650RSの車体デザインを崩さないコンパクトなデザインを両立。センターパイプで結合するのは、安心感が得られる強度を確保するためという。スチール製。
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人気のZ900RS向けのタンデムグリップもより使い勝手を向上
タンデムグリップ クロームメッキ/コーティングZ900RS/CAFE 1万8700円
これまでブラックとクロームメッキの2仕様が販売されてきたZ900RS用タンデムグリップ。こちらも同車のスタイルを崩さずタンデムライダーをしっかり支えると好評アイテムだが、タンデムライダーがより握りやすいようにとグリップ部に樹脂コートを施した、クロームメッキ/コーティング仕様が新たにラインナップへ追加されている。