2003年に「シグナスX」の名としてデビューを果たして以降、フューエルインジェクション化やタコメーター装備、さらにリアディスクブレーキ化等常に通勤快速コミューターとして先陣を切って進化し続け、通勤快速王として君臨してきた。スタイリッシュなデザインも注目の的で、時代を常にリードしてきたと言っても過言ではないだろう。そんなシグナルXから名も新たにデビューを果たしたのがシグナス グリファスだ。「X」から「グリファス」へ変貌を遂げたその真意を、1カ月の通勤路にて触れていきたいと思う。
文:山口銀次郎/写真:西野鉄兵、山口銀次郎

ヤマハ「シグナス グリファス」各部装備・ディテール解説

フェイスデザイン

2眼のヘッドライトは、左側がロービームでハイビーム時は左右点灯となる。クリアレンズ仕様のウインカーはビルドインタイプで、シャープなフェイスデザインの一部を担っている。


給油口

フロントカバー内側の左側には給油がスムーズに行える給油口を設ける。燃料キャップはヒンジ式非分離タイプ。機能詰め込みました感のあるフロントカバー内側はグリファスでも継続されている。


画像1: ヤマハ「シグナス グリファス」各部装備・ディテール解説

コンビニフック

フロントカバー内側センターには、コンビニ袋をかけるのに最適な荷掛けフックを配置。安心のロック機構も採用。


画像2: ヤマハ「シグナス グリファス」各部装備・ディテール解説

イグニッション

イグニッションには引き続きキーシャッターを採用するが、キーシャッターをワンタッチで閉めることのできる「PUSH SHUT」ボタンを装備。


フロントポケット・USB電源ソケット

フロントカバー内側の右側には、500mlペットボトルも収められるポケットを配置。ここに、使い勝手の良いUSBソケットを設ける。


シート

タンデム部と段差や境目が少ないシートは自由度が高く、シート先端部は足出し(降ろし)を考量しかなりシェイプされた形状となっている。タンデム部には、荷物の積載時を考慮した上面への張り出しを抑えたタンデムグリップを装備。


シート下収納スペース・ヘルメットホルダー

シート下スペースは、容量約28Lを確保したトランクとなる。画像の様にオープンフェイスを収納可能。また、ヘルメットホルダーも2個装備する。


タンデムステップ

タンデムステップは伝統のワンプッシュ引き出しタイプを採用。しっとりしたプッシュ感はヤマハスクーターならでは!


画像3: ヤマハ「シグナス グリファス」各部装備・ディテール解説

フロント 足まわり

フロントリア共に12インチホイールを採用。フロントブレーキは、ローター径Φ245mmのペタルタイプディスクと片押し2ポットキャリパーの組み合わせ。


画像4: ヤマハ「シグナス グリファス」各部装備・ディテール解説

リア 足まわり

リアブレーキは、シグナスXと比べΦ30mm大径化したΦ230mmローターを採用し、タッチ性と制動性を向上させている。左ハンドルレバー操作のみでリアブレーキのみならず、フロントブレーキもバランス良く作動&連動するユニファイドブレーキシステムを採用。


テールデザイン

左右分割タイプのテールランプ&ウインカーはフロントマスクのデザインと連動性を持たせている。ストップランプは独立して縦にセンター配置。

ヤマハ「シグナス グリファス」主なスペック

全長×全幅×全高1935×690×1160mm
ホイールベース1340mm
最低地上高125mm
シート高785mm
車両重量125kg
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク52.0×58.7mm
圧縮比11.2
最高出力9.0kW(12PS)/8000rpm
最大トルク11N・m(1.1kgf・m)/6000rpm
燃料供給方式FI
燃料タンク容量6.1L
変速機形式Vベルト無段変速
キャスター角26°30'
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70-12・130/70-12
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
燃料消費率 WMTCモード値44.5km/L(クラス1)1人乗車時
製造地台湾
メーカー希望小売価格35万7500円(消費税10%込)

文:山口銀次郎/写真:西野鉄兵、山口銀次郎

This article is a sponsored article by
''.