2022年9月19日、インドネシアで突如発表された新型CBR250RR。基本コンセプトは継承しながらも、外装を一新し、各部パーツもアップデート。パワーアップも果たした。そんな新型CBR250RRの実車をMotoGP・日本グランプリの会場であるモビリティリゾートもてぎでキャッチしたぞ!
文:小松信夫、オートバイ編集部/写真:中村浩史

ホンダ新型「CBR250RR」各部装備・ディテール解説

画像: 特徴的なヘッドライト、テールランプが同じことが、従来モデルから受け継がれる個性的イメージを強く感じさせる部分。

特徴的なヘッドライト、テールランプが同じことが、従来モデルから受け継がれる個性的イメージを強く感じさせる部分。

画像: アッパーからアンダーにかけてのカウルをはじめ、タンクカバーなど外装の基本的な造形は従来モデルの面影を感じさせる。

アッパーからアンダーにかけてのカウルをはじめ、タンクカバーなど外装の基本的な造形は従来モデルの面影を感じさせる。

画像1: ホンダ新型「CBR250RR」各部装備・ディテール解説
画像: 独特なデザインの右側2本出しマフラーは従来モデルから変わっていないが、新しいスタイリングにも違和感なくマッチ。

独特なデザインの右側2本出しマフラーは従来モデルから変わっていないが、新しいスタイリングにも違和感なくマッチ。


レースベース車も登場

画像2: ホンダ新型「CBR250RR」各部装備・ディテール解説

もてぎでは新型CBR250RRの通常モデルに加えて、レース参戦のためのレースベース車のイメージモデルも公開された。レースベース車は従来型のCBR250RRでも用意され、HRCを通じて販売されていた。FIセッティングツール対応化など細かくレース向けに仕立てられていたが、新型でも同様の内容になると思われる。

画像: 展示されたレースベース車、マフラーにはエンデュランス製のレーシングマフラーを装着していた。

展示されたレースベース車、マフラーにはエンデュランス製のレーシングマフラーを装着していた。

画像: 実際のレースで外装はレース用に交換されることが多いが、展示車両はノーマルベースのカウルだ。

実際のレースで外装はレース用に交換されることが多いが、展示車両はノーマルベースのカウルだ。

画像: レース中の接触などでブレーキが意図せず動作するのを防ぐ、レバーガードを右側ハンドルに装備。

レース中の接触などでブレーキが意図せず動作するのを防ぐ、レバーガードを右側ハンドルに装備。

ホンダ新型「CBR250RR」従来型との比較

全身進化を果たした新型CBR250RRだが、一見するとその違いが分からない、という人のために、ここで新旧250RRをじっくり見比べてみよう!

従来型 2020 CBR250RR

画像13: ホンダ新型「CBR250RR」先取りチェック! 外装一新、足周り熟成、パワーアップで充実進化|従来型と比較してみよう

新型 2023 CBR250RR

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走りに関するメカも細やかに熟成された

新型CBR250RRのメカニズムのどこが従来型から変わったのかを再確認してみよう。まずはパワーアップされたエンジンだが、シリンダーヘッドを新しくして圧縮比をアップし、燃焼室形状も変更。カム、バルブ、フライホイールなど多くの内部パーツも改良。エンジンを制御するECUの改良で出力特性も見直され、さらにミッションのレシオ変更や二次減速比のショート化と合わせ、力強さを増している模様。

一方、車体の大きな改良ポイントとしては、Φ37mm倒立フロントフォークがSFF-BPタイプに変更され、動作性が改善されたこと。安定感の向上とともに、軽快なハンドリングを狙っているようだ。装備面では、スリッパークラッチは引き続き標準装備されているが、クイックシフターは国内向けでは従来と同じくオプション扱いになりそうだ。


エンジンは41PS→42PSに

シリンダーヘッドが新しくなるなど、多くの新パーツを投入して42PSにパワーアップした新エンジン。インドネシアでは42PS仕様の搭載モデルは「SP」とされていて、スタンダードのCBR250RRはSPとは異なる38.7PS仕様となる。国内仕様はインドネシアの42PS仕様と同じようだが、出力表示は計測方法が違うため異なる可能性がある。


従来型

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新型

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フロントフォークはSFF-BP採用

Φ37mm倒立フロントフォークも一見すると同じように見える。確かに基本的な構造は変わっていないが、SFF-BPタイプを新採用。これは左右それぞれのフォークにダンパー、プリロード機能を分担。その結果、ダンパーピストンを大型化することができ、ダンパーとしての能力を高め、動作性も向上するというものだ。


画像1: ホンダ新型「CBR250RR」従来型との比較

マフラーデザインは継承

先鋭的な新型CBR250RRのスタイルによく似合う、独特な縦2本出しデザインのサイレンサーが目立つマフラー。この部分は外見上で見る限りは従来モデルのままのようで、明確な変化が見られない部分だ。


画像2: ホンダ新型「CBR250RR」従来型との比較

個性的なメーターはそのまま

3つのモードが選べるライディングモードや、スポーツ走行に役立つREVインジケーターやラップタイマーも搭載する、反転液晶を用いたフルデジタルメーターは従来モデルから変わっていない。


ボディパーツ 新型

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画像: 、

新型CBR250RRは、シャープな造形のカウル周りやタンクカバー、テールカウル、フロントフェンダーなど、あらゆる部分が新デザイン。サイドやテールのエアダクトの配置や形状などは全く別物といえるだろう。

ボディパーツ OLD

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画像24: ホンダ新型「CBR250RR」先取りチェック! 外装一新、足周り熟成、パワーアップで充実進化|従来型と比較してみよう

ノーズからテールへ跳ね上がるウェッジシェイプで、スーパースポーツらしい走りを予感させるスタイリングが、従来型CBR250RRの人気の大きな理由のひとつ。積極的にマシンをコントロールできる造りもスーパースポーツらしい。


従来型

画像25: ホンダ新型「CBR250RR」先取りチェック! 外装一新、足周り熟成、パワーアップで充実進化|従来型と比較してみよう

新型

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ハザードスイッチを追加

新型は左側のハンドルスイッチボックスは、従来型には装備されていなかったハザードスイッチが追加され、日常用途での使い勝手の向上も図られた。ユーザーには嬉しい変更だ。フォークトップキャップには「SFF-BP」の文字が追加されている。


従来型

画像27: ホンダ新型「CBR250RR」先取りチェック! 外装一新、足周り熟成、パワーアップで充実進化|従来型と比較してみよう

新型

画像28: ホンダ新型「CBR250RR」先取りチェック! 外装一新、足周り熟成、パワーアップで充実進化|従来型と比較してみよう

クイックシフター

シフトアップ、ダウン両対応のクイックシフターも引き続き存在。インドネシア仕様では標準装備モデルの「SP QS」が用意されるが、国内仕様ではオプションとなりそう。

ホンダ新型「CBR250RR」動画

画像: 【インドネシアの公式動画】Motor Sport Paket Lengkap, New CBR250RR www.youtube.com

【インドネシアの公式動画】Motor Sport Paket Lengkap, New CBR250RR

www.youtube.com

ホンダ新型「CBR250RR」主なスペック

インドネシア仕様車のスペック

全長×全幅×全高2061×724×1114mm
ホイールベース1385mm
最低地上高145mm
シート高790mm
車両重量168kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量249.7cc
ボア×ストローク62.0×41.4mm
圧縮比12.1
最高出力42PS/13000rpm
最大トルク2.5kgf・m/11000rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角24°30'
トレール量92mm
タイヤサイズ(前・後)110/70R17・140/70R17
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmシングルディスク・Φ240mmシングルディスク

文:小松信夫、オートバイ編集部/写真:中村浩史

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