車検不要で初めて購入するバイクとしても選ばれる250ccクラスのバイクは、老若男女にいつの時代も人気がある。この記事では、月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2022」(250クラス・126cc~250cc)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第3位

ヤマハ「セロー250 ファイナルエディション/ツーリングセロー」

画像: YAMAHA SEROW250 FINAL EDITION/TOURING SEROW 総排気量:249cc エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒 シート高:830mm 車両重量:133kg 税込価格:58万8500円(ツーリングセローは64万4600円) 写真はセロー250 ファイナルエディション

YAMAHA SEROW250 FINAL EDITION/TOURING SEROW

総排気量:249cc
エンジン形式:空冷4ストOHC2バルブ単気筒
シート高:830mm
車両重量:133kg

税込価格:58万8500円(ツーリングセローは64万4600円)

写真はセロー250 ファイナルエディション

生産終了で再認識されて2022年はランクアップ!

生産終了したものの、いまだヤマハのラインナップ上に残るセロー250。多くの現役モデルを押しのけて、2021年のクラス5位から2ランクアップして3位に輝いた。

「自然の中を二輪二足で、前へ前へと進んでいく」という、初代から変わらず受け継がれてきたコンセプトは、トレッキングを楽しむオフロードライダーだけでなく幅広いライダーからも支持を集めてきた。

スリムで軽量な車体やしなやかなサスペンションと、パワーではなくフレキシブルさを重視したエンジンの組合せによる素直なハンドリングこそ、セローの魅力の核。生産が終了してしまった結果、本来の価値が再び見直され、今回のランクアップに繋がったと言えそうだ。

画像: コンパクトなバイザーに60/55Wハロゲンバルブのヘッドライトやスタックバーを組み合わせたフロントマスクはセローの象徴だ。

コンパクトなバイザーに60/55Wハロゲンバルブのヘッドライトやスタックバーを組み合わせたフロントマスクはセローの象徴だ。

画像: 空冷単気筒でシングルカム2バルブというシンプルなエンジン。パワフルではないが低中速域で扱いやすく、状況を問わず逞しく走れる。

空冷単気筒でシングルカム2バルブというシンプルなエンジン。パワフルではないが低中速域で扱いやすく、状況を問わず逞しく走れる。

画像: 正立フロントフォークはΦ225mmという長いストロークを確保。ブレーキは異径2ポットキャリパーとΦ245mm径ローターの組み合わせ。

正立フロントフォークはΦ225mmという長いストロークを確保。ブレーキは異径2ポットキャリパーとΦ245mm径ローターの組み合わせ。

画像: リアサスは軽量なアルミ製シリンダーのボトムリンク式でシーンを選ばず軽快なハンドリング。ホイールリムは軽量なアルミ製を装着。

リアサスは軽量なアルミ製シリンダーのボトムリンク式でシーンを選ばず軽快なハンドリング。ホイールリムは軽量なアルミ製を装着。

主なスペック・価格

※スペックは「セロー250ファイナルエディション」

全長×全幅×全高2100×805×1160mm
ホイールベース1360mm
最低地上高285mm
シート高830mm
車両重量133kg
エンジン形式空冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク74.0×58.0mm
圧縮比9.7
最高出力14kW(20PS)/7500rpm
最大トルク20N・m(2.1kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量9.3L
変速機形式5速リターン
キャスター角26゜40'
トレール量105mm
タイヤサイズ(前・後)2.75-21 45P(チューブタイプ)・120/80-18M/C(62P・チューブレス)
ブレーキ形式(前・後)Φ245mmディスク・Φ203mmディスク
メーカー希望小売価格58万8500円(消費税10%込)※生産終了モデル

第2位

ホンダ「レブル250」

画像: Honda Rebel 250 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:690mm 車両重量:170kg 税込価格:59万9500円

Honda Rebel 250

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:690mm
車両重量:170kg

税込価格:59万9500円

カテゴリーを超えたネオ・スタンダード!

2017年デビューのレブル250は、大排気量クルーザーをそのまま縮小したような古典的なスタイルではなく、スリムでスポーティな個性的ルックスと、それに見合った軽快な走りや使い勝手の良さを追求。気負わずに乗れて日常生活の中で気軽にライディングを楽しめる、新時代のカジュアルクルーザーとして、今やこのクラスでも1、2を争う人気モデルの座に君臨している。

ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2022の250クラスでも2021年に続き2位の座をキープ。もはや単にクルーザーという枠の中だけでは収まらない存在で、現代のスタンダードバイクと呼ぶべきバイクであることを、この投票結果は証明している。

画像: 4眼インナーレンズ式LEDを採用したヘッドライトが、レブルのクールで現代的なスタイルを象徴。その他、灯火類も全てLED化されている。

4眼インナーレンズ式LEDを採用したヘッドライトが、レブルのクールで現代的なスタイルを象徴。その他、灯火類も全てLED化されている。

画像: エンジンは排気量249ccの水冷単気筒。低回転からトルクフル、高回転ではスムーズに吹け上がる特性は速さではなく走る楽しさを狙ったもの。

エンジンは排気量249ccの水冷単気筒。低回転からトルクフル、高回転ではスムーズに吹け上がる特性は速さではなく走る楽しさを狙ったもの。

画像: 白いバックライトを採用した反転液晶パネルを、小型ケースに組み込んだコンパクトなメーター。小さな中にギアポジションや燃費までを表示可能。

白いバックライトを採用した反転液晶パネルを、小型ケースに組み込んだコンパクトなメーター。小さな中にギアポジションや燃費までを表示可能。

画像: クルーザーらしい快適さと抜群の足着き性の良さをもたらす鞍型デザインのシート。リアフェンダー上には独立したタンデムシートが装着されている。

クルーザーらしい快適さと抜群の足着き性の良さをもたらす鞍型デザインのシート。リアフェンダー上には独立したタンデムシートが装着されている。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2205×820×1090mm
ホイールベース1490mm
最低地上高150mm
シート高690mm
車両重量170kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク76.0×55.0mm
圧縮比10.7
最高出力19kW(26PS)/9500rpm
最大トルク22N・m(2.2kgf・m)/7750rpm
燃料タンク容量11L
変速機形式6速リターン
キャスター角28゜00′
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)130/90-16M/C 67H・150/80-16M/C 71H
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格59万9500円(消費税10%込)

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