この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、ヤマハのスクーターモデルをまとめて紹介します。
YAMAHA AXIS Z
Y-027(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
前後10インチホイールを採用した軽量コンパクトで取り回しやすいボディに、力強い124cc空冷BLUE COREエンジンを組み合わせた軽快な原付二種スクーター。
2022年モデルではエンジンを平成32年排出ガス規制適合化し、エンジン始動用モーターとジェネレーターの機能を一体化したSMG(スマートモータージェネレーター)を採用。
また、前後バランスの良いブレーキングを可能とするUBS(Unified Brake System)も新採用され、ヘッドライトの光量がアップされた。
YAMAHA CYGNUS GRYPHUS/CYGNUS GRYPHUS WGP 60th Anniversary
Y-028(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
原付二種スクーター・シグナスXが水冷エンジンを搭載しフルモデルチェンジ。
グリファスには走りと燃費・環境性能を両立する水冷の“BLUE COREエンジン”を新設計フレームに搭載。さらに、始動モーターとジェネレーターが一体化されたSMG(SMART Motor Generator)を採用し、新開発のワイドタイヤ、USBソケットなど装備面も充実。
ロードレース世界選手権60周年記念カラーを纏うバリエーションモデル「WGP 60th Anniversary」も1000台限定で発売されている。
YAMAHA CYGNUS-X
Y-029(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
先進的なスタイルが印象的な原付二種スクーター。
パワフルな出力特性を備える124cc空冷単気筒エンジンによって活発な走りを実現。容量約29Lを確保するシート下の収納スペースやフロントポケット上部に備わる12VのDCジャックなどによる利便性も高い。
ワークスマシンのカラーを再現したMonster Energy Yamaha MotoGP Edition(34万6500円)が800台限定で2020年10月に発売されている。
YAMAHA NMAX ABS
Y-030(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
MAXシリーズのDNAを受け継ぐ原付二種スクーター。2021年モデルで大きくモデルチェンジを受け、新デザインのボディに最新の排出ガス規制に対応した新設計のBLUE COREエンジンを搭載。
さらに、ヤマハ初のスマートフォン用専用アプリ「Y-Connect」との連携で、電話やメール着信などをメーター上で確認が可能となるなど、新しい試みも採用されている。
YAMAHA TRICITY125/TRICITY125 ABS
Y-031(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
前2輪・後1輪の3輪レイアウトを採用した125ccスクーター。
フロントにパラレログラムリンクと片持ちテレスコピックサスペンションを組み合わせた「LMW」機構を採用した車体によって、通常の2輪スクーターのようにスムーズで爽快なコーナーリングと、3輪ならではの圧倒的な安定感を実現。
欧州では8月発売予定で2022年モデルが発表されており、新ユーロ5排出ガス規制に適合し、可変バルブタイミング機構(VVA)採用の水冷125ccBLUE COREエンジンを搭載、アイドリングストップが新採用される。
フレームも新設計され、従来モデルよりホイールベースが60mm伸び、フットボードエリアでも膝前のスペースの余裕が拡大。スマートフォン接続可能な新LCDメーターパネルやスマトキーも採用されている。
YAMAHA E01
Y-032(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
2022年7月から実証実験が開始される予定となっているバッテリー固定式の原付二種電動スクーター。日本以外に欧州、台湾、インドネシア、タイ、マレーシアでも実証実験用モデルとして順次導入される。
ヤマハが自社開発したモーターとバッテリーをスポーツバイクで培った技術を生かして専用設計されたフレームに搭載。マシンのスタイリングはMOTOROiD(モトロイド)を頂点とするヤマハEVシリーズデザインコンセプト「人機官能EVデザイン」に基づいて設計されている。
また、車体固定式のリチウムイオンバッテリーは急速充電にも対応しており、満充電で航続距離約104㎞を実現している。市販化も十分あり得るので、実証実験の結果を期待したい。