この記事では、同企画内で「250クラス(126~250cc)」にカテゴライズされる、国内4メーカーの現行スーパースポーツ&フルカウルスポーツモデルをまとめて紹介します。
Honda CBR250RR
H-028(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
2017年登場の2気筒スーパースポーツ。デビュー当初から活発な走りと、先鋭的なフルカウルスタイルによって絶大な人気を誇ってきた。
2020年9月にはさらなる走りの進化を狙い、大幅な改良を施されたモデルが登場。注目すべきはエンジンで、内部に大幅な改良を施し、吸気系部品の最適化やマフラー内部構造の変更、さらにスロットルバイワイヤシステムの見直しなど徹底的な改良を受けた。
最高出力は従来から3PS向上した41PSとなり、同時に扱いやすさもプラス。さらにアシストスリッパークラッチの採用、フロントフォークのセッティング変更も受け、待望のクイックシフターもオプション設定された。
2022年1月にカラー変更を受け、グラファイトブラックを追加、グランプリレッドを廃止(グランプリレッド ストライプは継続)して、新たな4色ラインアップとなった。
YAMAHA YZF-R25 ABS/YZF-R25 ABS WGP 60th Anniversary
Y-018(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
YZF-R25は、「毎日乗れるスーパーバイク」をコンセプトに開発され、ハイレベルな走りとMotoGPマシンを想わせるスタイリング、そして日常での扱いやすさを兼ね備えたオールラウンドな250ccモデルとして、若いライダーを中心に支持されている。
現行モデルは2019年に登場、定評のあった力強い水冷並列2気筒エンジンやフレームなどを活かしながら、倒立フォーク採用などで走りを磨き、さらにスタイリングも一新してより魅力的に進化した。
先頃リリースされた2022年モデルは、令和2年排出ガス規制に適合すると同時に前後ウインカーにLEDを採用し、クイックシフターがアクセサリー設定された。また、ヤマハのWGP参戦60周年記念モデルが240台限定で伝統のヤマハレーシングカラーを纏って2022年7月12日に発売される。
SUZUKI GIXXER SF 250
S-014(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
4バルブヘッドを備えるパワフルな249cc油冷単気筒エンジンを搭載したネイキッドスポーツのジクサー250に、レーシーなイメージのフルカウルを装着したモデル。セパレートハンドルを採用し、やや前傾気味のスポーティなポジションが与えられている。
国内メーカーの現行フルカウルスポーツとしては唯一、単気筒エンジンを搭載したモデルとなる。そのため軽量さも魅力。初めてこの手のタイプのバイクに乗る、という人にも扱いやすい一台だ。
SUZUKI GSX250R ABS
S-014(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
フレキシブルな特性や優れた燃費性能を実現した街乗り向きの248cc水冷並列2気筒エンジンや、大柄で安定感の高いボディと快適なライディングポジション設定によって、日常的な用途やツーリングで扱いやすく快適な乗り味まで備えた使い勝手の良さが特徴。
ABS非搭載車は生産終了となり、今後はABS搭載車のみの展開となる。カラーは4色ラインアップ。このうち、レーシーな通称エクスターカラー(トリトンブルーメタリックNo.2)のみ、価格が異なる。
Kawasaki Ninja ZX-25R/Ninja ZX-25R SE/Ninja ZX-25R SE KRT EDITION
K-020(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
軽量フレームに水冷直4エンジンを搭載するスーパースポーツ。現行の250cc国内モデルでは唯一、4気筒エンジンを採用。ショーワ製倒立フォーク、トラクションコントロールやパワーモードも備える。
上級グレードの「SE」は、アップ/ダウン両対応のオートブリッパー付きクイックシフターなどを標準装備。また、「SE」をベースにカワサキワークスチームのボディカラーを再現したバリエーションモデルが「SE KRT EDITION」だ。
Kawasaki Ninja250
K-021(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
近年の250ccフルカウルポーツ人気の立役者で、現行モデルは2018年に登場した。軽量なスチール製トレリスフレームに最高出力37PSの水冷並列2気筒エンジンを搭載。アシスト&スリッパークラッチやLEDヘッドライト、ギアポジションインジケーターなど快適なライディングを支える装備も充実。2022年モデルはカラー変更を受け2色となった。