採寸や加工、パーツにもノウハウを持って臨む

2バルブで1089ccまでスープアップされた空冷4気筒エンジン、空力を意識したハーフカウルにリヤ・モノショック等と、時代の進化を取り込みつつアップデートし、空冷Z系の最終型となったGPz1100(’83~’85年)。オーナーの小柳さんが、これを元に軽快なライムグリーンで仕立てた車両だ。

画像: 採寸や加工、パーツにもノウハウを持って臨む

「以前はZ1000Mk.IIに乗っていて、ほかにもカワサキが好きでいろいろ作ってきたんです。このGPzも、元々ボロボロだったのを手に入れて、イチから組みました。テーマは今風。それで前後に17インチホイールを履くべくスイングアームもZZR1100に換えるんですけど、そのままGPzに付くわけでもない。

たまたま私は3次元測定の仕事をしているので、会社の空き時間に測定したり、マシニングでパーツを作ったりして装着……というようなことができたんですけど、それでもやっぱり手に負えないことがある。そんな時にはシゲテックの小山さんたち、その道に詳しい方にアドバイスをしてもらうんです」と小柳さん。元々、シゲテック・小山さんもバイク仲間のひとりだというから、事情も分かるし、心強い。

「エンジンは1170ccで、井上ボーリングさんのICBM仕様です。レースに使うものでもないですから、カリカリにはせずに少しボアアップして元気よくした感じにしています」と小柳さん。

ホイールもゴールドカラーにしようと考えていたら、ZRX1200DAEG用が手元にあって……と濃いめの内容は続いていくのだが、そんなパーツが手元にあるほどに多くの車両をいじってきたということ。そして、それだけのノウハウもある。さらにその道に詳しい人=プロの教えが入るから、こうして仕上がった車両も頼もしく見えてくるということだ。

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純正でセパレートだったハンドルはバータイプに変更。同じく左右セパレートだったインジケーターボックスはオリジナルのワンボックス仕様となり、ヨシムラ・プログレスメーターを追加。クラッチは油圧駆動化し、左右マスターはゲイルスピード製をマウントする。

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ハーフカウルや燃料タンクなど外装はライムグリーンベースに純正ラインを生かしてオールペイント。シートも前半をタックロール化した。

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純正でd.f.i.(デジタルフューエルインジェクション)だった燃料供給はFCRφ35mmキャブレターに換装。排気系にはKERKERメガホンをチョイス。

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エンジンはφ75mmワイセコ鍛造ピストンで[純正値:1089→]1170cc化、シリンダーは井上ボーリングでICBM(アルミめっきスリーブ)化した。カムやクラッチはノーマルをそのまま使う。

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フロントフォークはGPZ900R純正φ41mmで、ステムまわりもGPZ900R純正に変更。フロントキャリパーは他機種用純正のTOKICO6ピストンを流用装着。

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リヤショックはZX-14RでスイングアームはZZR1100。3.50-17/5.50-17サイズのホイールはZRX1200DAEG流用。リヤキャリパーがXJR1300という構成だが、“寄せ集め部品で製作しました”という小柳さんの言葉が謙遜に思えるほど、巧みに選ばれている点も好ましい。

取材協力:車両オーナー・小柳 勝さん

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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