しかし、1件1件買取店を回るのは骨の折れる作業であり、1日に回れる数も限界がある。
そんな場合に便利なのが一括査定だ。ネットから簡単に出張査定依頼を申し込みでき、自分で買取店を回るよりも、遥かに効率良く査定を取れる。
また、最近は従来型一括査定だけでなく、オークション型の一括査定も人気が出ており、電話ラッシュがない点や出張査定を挟まず時間効率が良いと評判だ。
そこで、この記事ではおすすめのバイク一括査定サービスを紹介すると共に、できるだけ高く売りたい方向けに高額査定を引き出すテクニックについても紹介する。
この記事を参考に、ぜひ納得いくバイク売却を実現してほしい。
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バイク一括査定おすすめ5選!
大前提として、一括査定には従来型一括査定のほかにネット完結型の一括査定というものがある。従来型は出張査定による実査定を挟み、オークション型は画像をネットにアップし、バイクショップからの入札を受ける仕組みとなっている。
従来型のように実査定を挟んだほうが査定士も正確に査定できるので、適正な査定額に落ち着きやすすいが、ネット型でも高額査定が引き出せないこともない。多少の手間はかかっても正確な査定を希望する場合は従来型がいいと思うし、できるだけ手間を最小限にしたいならネット完結型がいいかと思う。
好みに合わせて使っていいし、両方を組み合わせて使うのもおすすめだ。
以下、おすすめの一括査定サービスなので、気になるところがあれば利用してみてほしい。
- KATIX(旧:アップス)
- CTNバイク一括査定
- バイク比較.com
- モータートレード
- 価格.com
1.KATIX(旧:アップス)
KATIX(旧:アップス)は最大10社の査定額を比較できる、オークション型の一括査定サービスだ。売りたいバイクの画像をアップし、それを見て買取りたいと思ったバイクショップから入札を受けられる仕組みとなっている。出張査定を挟まないため、ユーザー側の負担は最小限といってもいいだろう。
そして、従来型の一括査定と違い、電話ラッシュがないこと魅力的だ。KATIXの場合は専任の担当者が間に入り、買取店とのやり取りを取り持ってくれる。また、売却手続きも全てKATIXに任せられるため、バイクを売った経験が少ない方も安心して利用できる仕組みになっている。
さらに、KATIXの場合はバイク引取り時の減額要求を禁止している。つまり、ネットで確定した金額で売却できるため、安心度はかなり高い。
また、地域の枠を超え、全国の買取店にアプローチできるという点も大きい。従来型一括査定の場合、エリアによってはほとんど買取店が見つからないというデメリットがあった。一方、KATIXの場合は全国の300を超えるバイク買取店と提携しており、全国の買取店に向けて査定オファーを送れるメリットがある。
クルマ業界では人気が高まっているオークション型査定が、バイク業界でもネット完結型となって広まる予感だ。従来型一括査定と組み合わせて使っても利用価値は得られると思うので、気になる方は以下公式サイトから査定依頼をしてみてはいかがだろうか。
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2.CTNバイク一括査定
CTNバイク一括査定は、2024年に開始された新しいバイク一括査定サービスです。特徴的なのはオンラインで完結できる店であり、スピーディーに売却を終わらせられる点がメリットになります。そもそもアピールポイントが少なく、処分感覚での売却を考えている方に向いていそうです。
また、出張査定を必要としないサービスですので、近くの買取店だけでなく全国の買取店からオファーがあることも他社との優位点になります。
「出張査定を挟まず、少ない手間でバイクを売りたい」「すぐに査定額を聞きたい」という方は、こちらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
3.モータートレード
モータートレードは元祖従来型の一括査定サービスだ。2002年のサービス開始以来着実に実績を積み重ねており、全国約1000の買取店と提携がある。
従来型一括査定のメリットは、実査定を挟むことによって、適正な査定額の提示が期待できる点だろう。メンテナンス等を細かく行なってきており、年式や走行距離以上にバイクの状態でアピールできる点がある場合に特におすすめだ。入力フォームには「PR希望欄」が設けられており、カスタムやこだわりポイントがあるバイクのオーナーに配慮した仕様になっている。
また、「メール連絡希望」「希望連絡時間帯」が記入できる仕組みにもなっており、ある程度電話対策した方にもおすすめだ。
従来型一括査定を探していた方は、こちらのサービスを利用してみてはいかがだろうか。
4.バイク比較.com
続いて紹介するのがバイク比較ドットコムだ。こちらのサービスは従来型一括査定とネット完結型のどちらで一括査定を申し込むか、選べる仕組みになっている。従来型一括査定の場合は最大6社に査定申し込み可能だ。
また、大手4社を含め全国約80社の買取店と提携があり、その中には様々な専門店も含まれている。通常のバイクのほか、カスタム車や輸入車、原付など、特化した買取店を見つけたい方にもおすすめだ。
また、過去の買取実績に基づいた買取相場データも提供してもらえる。あらかじめ買取相場を知っておけば、買い叩きはある程度防げるだろう。
5.価格.com
価格.comは、あらゆる価格を比較できるサービスとして知られているが、バイクの一括査定も行っている。これといった特徴はないが、やはり知名度が高い会社が運営する安心感がある。
価格.comのバイク一括査定では、最大8社のバイク専門買取店に一括査定依頼ができる。また、国産、輸入車問わずすべてのメーカーと車種に対応し、しかも原付から大型バイクまで買取査定している。特に、原付スクーターは値段がつかず廃車を余儀なくされるが、価格.comを利用すれば、原付スクーターを欲しい業者が見つかる可能性が高い。
トライクや旧車も買取対象とする業者も参加しており、所有するバイクに合った買取店が見つかるだろう。
バイク一括査定のメリット・デメリット
続いては、バイク一括査定のメリットとデメリットを見ていこう。
バイク一括査定を利用するメリット
バイクを査定するだけなら、買取店に持ち込んだり、特定店舗の公式サイトから直接申し込む方法もある。もちろん、その方法で間違っていることはないが、やはり「できるだけ高く売りたい」と思っているなら、一括査定の利用はおすすめだ。
また、意外と「できるだけ手間なく売却を終わらせたい」と思っている方にとっても一括査定はメリットがある。
一括査定を利用すれば、以下4つのメリットが受けられる。
- 複数社の査定額を簡単に比較できる
- 自分の知らなかった買取店と出会える
- 出張査定に来てもらえる / ネットで完結できる
- 買い叩きを防げる
1.複数の査定額を簡単に比較できる
バイクを高く売りたいと思っているならば、複数店舗で査定を取ることは必須と言って良い。1社だけで査定を取っても、その査定額が高いのか低いのか、比較対象がなければ判断がつかないからだ。
また、買取額にはある程度相場があるとは言え、買取店ごとに提示する額は異なる。バックヤードに抱えている在庫数や、持っている販路など、様々な要因によって買取額が異なるためだ。
このような理由から「高く売りたい」場合は複数の買取店を当たる必要が出てくるが、それが一括査定なら簡単に複数社の買取店にアプローチできる。
一括査定は、まさにバイクを高く売りたいと本気度が高い人向けのサービスと言って良いだろう。
2.自分の知らなかった買取店と出会える
バイクを高く売りたければ複数店舗で査定を取ることは必須というのは先述の通りだが、大手以外に買取店を細かく知っている人は、よほど熱心なマニアを除いてほとんどいないのではないだろうか。
その点、こうした一括査定サービスを利用すれば、参画している買取店からオファーをもえらるので、自分の知らなかった買取店に出会えるチャンスも広がる。結果的にそうした買取店が最高額をつける場合もあるので、選択肢を増やすという意味でもおすすめだ。
3.出張査定に来てもらえる / ネットで完結できる
一括査定サービスは来店予約ではなく、出張査定予約になっていることがほとんどだ。そのため、自分の足で買取店を回る必要がない。これは大きな時間の節約につながるだろう。
また、最近は画像によるネット査定型の一括査定も出てきており、この場合は実査定すら挟まなくて済む。まさに、負担を最小限にしてバイクを売りたい人向けの内容になっているのだ。
このように、意外と「楽してバイクを売りたい」人にとっても一括査定の利用はメリットがあると言える。
4.買い叩きを防げる
また、買い叩きへの防御という意味でも一括査定を利用する意味がある。最初にも述べたように提示された査定額が低いのかどうかは、比較対象がないとわからない。逆に言えば、複数の査定額を見ることで、相場からかけ離れた査定をつけられているかどうか判断がつくようになるということだ。
そうした意味でも、複数社の査定額を見比べ、査定額の妥当なラインを自分の中で持っておくと、売却において失敗する確率は下げられるだろう。
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バイク一括査定のデメリット
一括査定は上記のように様々なメリットがある反面、デメリットも存在する。それが査定依頼後の「電話」だ。
1.アポイント電話がしつこく感じる場合がある
バイク一括査定のデメリットとしては「アポイントの電話がしつこく感じる」場合があることが挙げられる。電話に出れない場合は、連絡が取れるまで電話をかけてくる場合もあるので、その点は留意しておこう。
これの電話のデメリットに関しては一括査定を利用する上ではどうしても避けられない。あくまで業者側の視点になるが、一括査定経由の問い合わせで買い取れるかどうかは他社との競争になる。そのため、いかに他社より早くユーザーとアポイントをとらなければならないためだ。
ただし、一社一社電話に出て捌いていけばあまり苦に感じないはずだ。休日など、しっかり時間が確保できる時に利用することで、電話対応に割く時間は最小限に抑えられるだろう。
バイクの一括査定はネット完結型と従来型のどちらを選べば良い?
最近は従来型の一括査定だけではなく、ネット完結型の一括査定も出てきた。もちろん、それぞれにはメリットデメリットがあるのだが、どのように使い分けるが良いのだろうか。
それぞれの特徴を鑑みれば、以下のように使い分けるのがセオリーかと思われる。
- こだわりのポイント(カスタムなど)がある場合は従来型一括査定
- 手間を最小限にするのであればネット完結型一括査定
こだわりポイントがある場合は従来型一括査定
従来型一括査定と、ネット完結型一括査定の大きな違いは、実査定があるかどうかだ。ネット完結型は車両情報と画像によって入札(査定)が行われるため、査定士が目で見るような生きた情報は買取店には伝わりづらい。
一方、従来型は出張査定による実査定を挟むので、査定士が実車を目で見て査定するし、査定士との会話の中でアピールすることもできる。
もし年式や走行距離など、基本的な情報以外にもアピールポイントがある場合(例えば界隈で価値あるパーツをつけている、カスタムやチューニングをしているなど)は、実査定のある従来型一括査定のほうが納得いきやすいだろう。
手間や負担を最小限にするのであればネット完結型一括査定
一方、ネット完結型のメリットは手間や負担の少なさだ。
例えば、ネット完結型一括査定KATIXの場合は、運営社側でユーザー一専任の担当をつけ、売却活動をサポートしてくれる。買取店とのやり取りや、価格交渉、また売却手続きまで全て代行してくれるので、手間が非常に少ない。電話ラッシュに悩まされない点も大きいだろう。
また、そもそもこだわりポイントが少なく、価格にもそれほど期待していない場合は、基本情報だけの査定で十分という方も多いのではないだろうか。そのような場合は、実査定をわざわざ挟まず査定を受けられることにメリットを感じる方も多いはずだ。
このように、ユーザーのニーズによって、より合っているサービスは変わってくる。今自分が抱いている希望に応じて、上手にサービスを使い分けよう。
バイク一括査定の流れ
バイクの一括査定は主に以下のような流れで進んでいく。
- 査定申し込み
- 業者からの連絡・査定日時の決定
- 出張査定
- 売却契約(見積もりに納得できた場合)
まずはwebサイトで愛車の車種や連絡先などを入力し、一括査定依頼を行う。すると業社から実際の査定依頼を行う日時調整の電話連絡がくる。
この時、できるだけ時間を合わせることがおすすめだ。これはバイク査定額の競り上げを狙うテクニックのひとつでもある。また時間の有効活用にもなるので、遠慮なく査定時間はバッティングしてほしい。
話を戻すが、電話連絡で査定の日時が決まれば、実際の査定がスタートし、査定額が提示される。最初に査定に来てくれた業社に売りたくなる場合もあるかもしれないが、ここは我慢し、全ての査定額を比較しよう。
最後にこれまでの査定結果を受けて一番売りたいと思った業社との売買契約となる。
売買契約には排気量別に必要となる書類が異なるので、以下の記事を参考に必要書類を揃えておくことをお勧めする。
バイクを少しでも高く売るためのテクニック6つ
一括査定に興味がある方は、やはり「できるだけ高く売りたい」というニーズを持っているはずだ。そんな方のために、ここからはバイクを少しでも高く売るためのコツについてお伝えする。
以下、覚えておいて損はないテクニックなので、可能なものがあればぜひ実践してほしい。
- 売ると決めたらすぐに売る
- 査定額を必ず比較する
- 希望金額は絶対に言わない
- 合同査定を使い競合させる
- 自分のバイクを得意としている買取店に売る
- 査定前にエンジン始動確認と洗車を忘れずに
1.売ると決めたらすぐに売る
高額査定を狙う場合、バイクを「売ろう!」と決めたら即、行動に移すことは好影響につながりやすい。
バイクも生ものと同じで鮮度(=年式や走行距離)が重要で、使い続けるほど値段は落ちていく。
だから、売りたいと思った時が一番高値ということを覚えておいて欲しい。
バイクは季節ものだから、シーズンオフは売れないと思う方も多い。確かにそれは間違いではない。バイクは、春先から初夏にかけてバイク店では販売が忙しい。この時期は、新生活前にバイクを購入する層が多いこと、そして夏季休暇に向けて新しいバイクを購入したい方が多いからだ。
このような時期をめがけて、バイクを売れば高く買取してもらえるかもしれない。しかし、バイクは時間が経てば各部が劣化し、走行すれば距離も伸びる。これは売却にマイナスでしかないことを考えると、高く売れる時期を待っていると、値下がりのリスクのほうが高いと言える。
そしてもう一つ付け加えれば、バイクの買取価格は、走行距離のほかに年式とモデルチェンジ情報でもかなり変わってくる。ということは、いろいろ考えているより、売りたいと思った時が一番高値であることがわかるはずだ。
2.査定額を必ず比較する
バイクの買取は、1社だけで売却を決めてしまうとかなり損をしている。必ず相見積もりを取り、査定比較をするのがポイントだ。
査定比較は、自分で買取店を回っても、一括査定を利用しても良い。とにかく1社でも多くの買取店で査定することだ。その理由は、買取店ごとでバイクに対する購入意欲が異なるためである。
買取店では、それぞれ得意なバイクがある。バイクには大きく分けてオンロードタイプ、オフロードタイプ、そしてスクーターの3タイプがあり、その中にも多くの種類がある。そこで、自分の愛車を買取店に依頼するときに、愛車を得意とする買取業者でなければ、高値買取は難しいだろう。
しかし、買取店ごとに、得意とするバイクの種類を前面に出していることはない。必ず、どんなバイクも買い取ると公表しているはずだ。しかし、内情は得意・不得意があるから、業者によって買取価格が違うことを理解し、多くの業者で査定依頼をおすすめする。
多くの買取店に査定依頼するなら一括査定が便利。バイクを高額で売却するにはそのバイクを得意とする業者を探す必要がありますが、一括査定なら売却したいバイクを得意とする業者を探せるので今すぐチェックしよう。
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3.希望金額は絶対に言わない
バイクを査定に出すと、査定士から希望価格を聞かれることがある。そこで、安易に希望価格を伝えると、それ以上の査定額は出してもらえないと思った方がいい。
どういうことかというと、バイクを査定で希望価格より高値で買取されるはずのバイクが、希望価格を告げたために、それ以上買取額が伸びないと言ったこととになる。つまり、実際は30万円で売れるはずのバイクが、希望価格を25万円と言ってしまうと、それ以上で買取してもらえないということだ。
このようなことから、何があっても希望価格は伝えないこと。もし聞かれても希望価格は内緒であると伝えておこう。
4.合同査定を使い競合させる
多くの買取業者に査定すれば、高値を引き出せる可能性が高いが、合同査定と呼ばれる複数のバイク買取業者を同じ日時に集めて査定するのも効果的だ。
買取業者は、他業者が一緒になることを基本的に嫌うので、査定日時を決めるときに他の業者と一緒にならないよう念を押してくる業者もある。そういった業者は別の時間帯で査定してもらい、特に何も言われない業者同士を同じ日時に集めるとよいだろう。
合同査定の利点は、お互いが買取価格を意識し、その店舗の上限を提示する可能性がある。また、他店より査定額が低いと、それを上回る金額を提示しなおすなど、競合が勝手に起きるので、ユーザーにとっては、査定交渉の手間が省けるだろう。
5.自分と同じバイクの買取実績が豊富にある店に売る
バイク買取実績が多い店舗でも、自分の愛車と同じバイクが買取されているか確認することだ。これは、買取経験値に大きく影響するので、もし、同じバイクの買取経験がなければ、高値買取は厳しいと思った方がいい。
同じバイクを買取していれば、バイクの特徴を熟知しているので、買取価格も適正に査定できる。しかし、多くのバイクを査定していても、愛車と同じバイクの査定経験がないと、買取相場からある程度の金額しか提示できないので、適正な査定を出してもらえるとはいいがたい。
特に、旧車や希少性が高いバイク、そしてあまり多く出回っていないバイクを買取に出す場合は、事前にそのバイクの買取実績を提示してもらうとよい。
6.査定前にエンジン始動確認と洗車を忘れずに
バイクの買取査定で、高額を引き出すためには洗車が重要だ。また、しばらくエンジンを始動していないバイクは、エンジンを始動させ、問題ないかチェックしておくことも忘れずにしよう。
洗車は、バイクをどれだけ大切にしているのか、査定士に伝える格好の方法だ。そして、いつもより入念に今までの感謝の気持ちを込めて洗車をする。
キレイに見せるために、ワックスがけや樹脂部分の艶出しも忘れずに行いたい。また、ムラが出ないよう、丁寧にワックスをかけよう。
この時に、キズがあっても気にする必要はない。むしろ修理していてはその費用を買取額で回収できないのでそのままにしておく。
そしてエンジンを始動させ、電装品のチェックもしておこう。タイヤの空気圧チェックも忘れてはいけない。バイクがまっすぐ走らないような空気圧不足では、長期間放置していたのがばれてしまうだろう。
大掛かりな点検整備はいらないが、基本的なエンジンのかかり、アイドリングの安定性、そして電装品とタイヤの空気圧ぐらいはチェックしてから査定に臨んだ方がいい。
バイク一括査定を利用する上での注意点
最後に、一括査定を利用する際の注意点を紹介する。無用なトラブルを招かないよう、以下は必ず覚えておこう。
- 二重契約にならないよう注意する
- 電話に出られるタイミングで申し込む
1.二重契約にならないよう注意する
一括査定で失敗しやすいのが二重契約だ。「そんなことあるはずない」と思うかもしれないが、ちょっと待ってほしい。
査定では「今売ってくれるならこの価格をつけます」と言われることもあるだろう。この場合、その価格をキープするつもりで契約してしまう人がいる。しかし、後からキャンセルしようと思っても、キャンセルには数万円単位の費用が発生してしまう場合もあるので要注意だ。
基本的にキャンセルはそれ相応の理由がなければできないと思ってもらったほうがいい。これから査定が控えており、その価格もみたい場合は、どんな売り文句を言われても契約せず、きちんと最後まで査定を取るようにしよう。
2.電話に出られるタイミングで申し込む
一括査定申し込み後、電話に出られない時間が続くと、買取店から大量の着信履歴が残っていることがある。買取店側も費用を払って一括査定を利用しているので、アポイントが取れるかどうかはとても重要なのだ。
もちろん、アポイントが取れればそれ以上追撃がくることはまずないだろう。電話に出られないと、余計電話ラッシュに嫌気がさしてしまうこともあると思うので、電話に出られるタイミングで査定を申し込むのがベターだ。
バイク一括査定でよくある質問
Q バイクの書類が見当たりません。紛失した場合買取できませんか。
A 買取業者によっては、再交付の代行も行っています。また排気量により異なりますが、役所でご自身による再発行手続きもできます。一度買取店で相談してみましょう。
Q 買取してもらうと自賠責保険は戻ってきますか。
A 基本的に、こちらから働きかけないと自賠責保険は戻りません。ただし250cc未満のバイクだけです。251cc以上は車検があるので自賠責保険は戻りません。250cc以下のバイクの場合、売却時に査定士に自賠責保険の差額分を返して欲しいと伝えてみましょう。
まとめ
バイクの買取業者はそれほど多くないので、自分で業者回りするより一括査定を利用したほうが効率的だ。しかも、1回の依頼で複数に査定依頼ができることから、思わぬ高額査定を出す業者を見つけられるだろう。
そして、できるだけ高額査定を引き出すには、簡単なメンテナンスを行い、キレイに洗車して査定に臨むことと、必ず他社の査定額と比べることがポイントだ。
→【最大10社の買取額を比較!】KATIXのバイク無料一括査定はこちら!
文:小泉嘉史 / 伊藤フミヒト