1082ccという大排気量車でありながら、ハードなオフロード走行までこなすアドベンチャーツアラーとして、絶大な支持を集めているホンダCRF1100Lアフリカツイン・シリーズ。2022年1月から登場した、さらなる利便性向上のために装備を充実させた新型アフリカツインを紹介しよう。
文:オートバイ編集部

ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ ES」2022年モデルの特徴

Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission
総排気量:1082cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒

さらに快適なツーリングのため、細かな改良を重ねて開発

アドベンチャースポーツESは、「どこまでも行ける」ツーリング性能を追求した上級モデル。基本的なデザインはスタンダードモデルと共通ながらも、アドベンチャースポーツESは堂々たる存在感とタフネスな雰囲気を強調しつつ、さらなるプロテクション性能と積載性を両立。

ヘッドライトだけでなくコーナリングライトを装備。燃料タンクも18Lから24Lへ大容量化されて、アドベンチャーに求められる長大な航続距離を実現。そしてシーンを選ばず快適な走りを実現する電子制御サスペンション・EERAも標準装備となる。
 
「Android Auto」の搭載、ヘッドライトへのデイタイムランニングライト追加、エンジンの改良による排ガス規制対応とDCTの熟成といった新型のアドベンチャースポーツESの改良点は、基本的にはスタンダードモデルと同様。

アドベンチャースポーツESのみの改良点は、ウインドスクリーンの形状変更。走行風の巻き込みを減らすことで快適性を向上、ライダーの疲労を抑えることを狙っている。

4タイプがセレクトできる

ミッションは6速MTと6速DCTの2タイプが選択可能で、サスペンションはノーマルと<s>が選べる。<s>は、前後サスペンションストロークを伸長し、オフロード走破性をより追求した仕様。

画像: CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES 税込価格:194万7000円 発売日:2022年1月27日

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES
税込価格:194万7000円
発売日:2022年1月27日

画像: CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission 税込価格:205万7000円 発売日:2022年1月27日

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission
税込価格:205万7000円
発売日:2022年1月27日

画像: CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES<s> 税込価格:194万7000円 発売日:2022年5月20日 受注期間限定販売 受注期間:2022年1月13日~3月31日

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES<s>
税込価格:194万7000円
発売日:2022年5月20日
受注期間限定販売
受注期間:2022年1月13日~3月31日

画像: CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission<s> 税込価格:205万7000円 発売日:2022年5月20日 受注期間限定販売 受注期間:2022年1月13日~3月31日

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission<s>
税込価格:205万7000円
発売日:2022年5月20日
受注期間限定販売
受注期間:2022年1月13日~3月31日

ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツ ES」の注目ポイント

電子制御サスEERAは、MID/HARD/SOFT/OFFROAD/USERの5モードを備え、ライディングモードに合わせ最適な設定となる。

画像: オフロード走行でエンジンを保護し、アドベンチャーマインドも感じさせる大型スキッドプレート。スタンダードとは形状が異なる。

オフロード走行でエンジンを保護し、アドベンチャーマインドも感じさせる大型スキッドプレート。スタンダードとは形状が異なる。

画像: 24Lという大容量のためサイドに強く張り出した大きなサイズのタンクだが、オフロードライディングに適した形状を実現した。

24Lという大容量のためサイドに強く張り出した大きなサイズのタンクだが、オフロードライディングに適した形状を実現した。

画像: デイタイムランニングライトが追加されたLEDヘッドライト。夜間走行のコーナリング時、バンク角に応じて3段階で切り替わるコーナリングライトはアドベンチャースポーツESのみに装備。

デイタイムランニングライトが追加されたLEDヘッドライト。夜間走行のコーナリング時、バンク角に応じて3段階で切り替わるコーナリングライトはアドベンチャースポーツESのみに装備。

ライダー着座部のシート高を2段階で調整可能

アドベンチャースポーツESも、スタンダードモデルと同様に車体側のシート装着位置を変えることで簡単にシート高を830mm、810mmの2段階に調整することができるアジャスタブル機構を装備。

画像1: ホンダ新型「CRF1100Lアフリカツイン」シリーズを解説|装備を充実させ使い勝手をアップ、熟成を図った定番アドベンチャー
画像2: ホンダ新型「CRF1100Lアフリカツイン」シリーズを解説|装備を充実させ使い勝手をアップ、熟成を図った定番アドベンチャー

フル液晶モニターは3パターンの画面を表示

画像: 多機能液晶メーターは3つの表示モードを選択可能。GOLDモードはすべての数値情報、モード情報を均一に表示。

多機能液晶メーターは3つの表示モードを選択可能。GOLDモードはすべての数値情報、モード情報を均一に表示。

画像: SILVERモードは、デジタル表示の速度計がメインで、半円グラフタイプのタコメーターを組み合わせる。

SILVERモードは、デジタル表示の速度計がメインで、半円グラフタイプのタコメーターを組み合わせる。

画像: BRONZEモードでは、バーグラフタイプのタコメーターが中心で、エンジン回転数が一目で細かく確認可能。

BRONZEモードでは、バーグラフタイプのタコメーターが中心で、エンジン回転数が一目で細かく確認可能。

ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン」の主なスペック

《 》内は「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES」
【 】内はDCT仕様

全長×全幅×全高2310×960×1355《1445⇔1500》mm
ホイールベース1560mm
最低地上高210mm
シート高810⇔830mm
車両重量229【240】kg《240【250】kg》
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量1082cc
ボア×ストローク92.0×81.4mm
圧縮比10.1
最高出力75kW(102PS)/7500rpm
最大トルク105N・m(10.7kgf・m)/6250rpm
燃料タンク容量18《24》L
変速機形式6速リターン【6速DCT】
キャスター角27゜30′
トレール量113mm
タイヤサイズ(前・後)90/90-21M/C 54H・150/70R18M/C 70H
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク

ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン<s>」の主なスペック

<s>は、前後サスペンションストロークを伸長し、オフロード走破性をより追求した仕様。
《 》内は「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES<s>」
【 】内はDCT仕様

全長×全幅×全高2330×960×1395《1490⇔1545》mm
ホイールベース1575mm
最低地上高250mm
シート高850⇔870mm
車両重量229【240】kg《240【250】kg》
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量1082cc
ボア×ストローク92.0×81.4mm
圧縮比10.1
最高出力75kW(102PS)/7500rpm
最大トルク105N・m(10.7kgf・m)/6250rpm
燃料タンク容量18《24》L
変速機形式6速リターン【6速DCT】
キャスター角27゜30′
トレール量113mm
タイヤサイズ(前・後)90/90-21M/C 54H・150/70R18M/C 70H
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク

まとめ:オートバイ編集部

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