文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海
デイトナ「モトGPSレーザー」をテスト&レポート
GPSとレーダー、レーザーをすべて受信して「うっかり違反」を防止
デイトナの「モトレーダー」シリーズはオービスの位置データとレーダー波、取締用無線の受信を総合的に活用した取り締まり探知アイテム。先に最新のレーザー光による速度計測にも対応したモトGPSレーダー5が発表されたが、そのアップデート版がモトGPSレーザーだ。僕自身、歴代のモトGPSシリーズを使い続けていて、確かな探知性能に加え、豊富な付加機能と自分の走り方に合わせて警告や表示を設定できることが気に入っている。
取り付けはM10ネジのミラー取り付け部に挟み込む別売バイク用ステーを使うのが手軽。カウルミラーの車両ならミラー取り付け穴付きのレバーホルダーを使う方法もある。本体とは別にレーザー受信ユニットを固定する必要があるが、別売のETCアンテナステーを使えば簡単だ。
2週間試用した段階でレーザー式移動オービスには遭遇できていないものの、固定式オービスはGPSデータとレーダー波受信で確実に反応する。警告は画面表示と付属のヘルメット用スピーカーからの音声および警報音だが、現実的にはヘルメット用インカムとBluetooth接続した方がスマートで聞き取りやすい。
取り締まり警告の他、現在の速度、標高、運転時間/距離、バンク角なども表示でき、ツーリングの楽しさを多角的に広げるガジェットとして仕上がっている。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
内蔵バッテリー/スピーカーの廃止で本体が軽量化され、走行中の振動が減った。唯一面倒に感じたのがレーザー受信ユニットを別に固定する必要があること。せめてGPSアンテナ並みに小型化して欲しい。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海