MTシリーズの頂点に立つフラッグシップモデルのMT-10が大きく進化した。異彩を放つ、インパクトなるスタイリングはより流麗なものとなり、メカニズム面では電子制御関連をフル投入。パワーも、パフォーマンスもアップしての登場だ!
文:オートバイ編集部

ヤマハ「MT-10/SP」の各部装備・ディテール解説

クロスプレーンコンセプトに基づいて開発されたCP4エンジン。「MT-10」用はコンロッドがスチール製だ。

サイレンサーはチタン製。スペックの進化だけでなく、操る悦びを聴覚でも体感できるように、吸排気のサウンドにまでこだわる。

フロントフォークはKYB製のΦ43mm倒立。ブレーキは対向4ポットのラジアルマウントキャリパー&Φ320mmローター。

SPは前後に第二世代のオーリンズ製サスペンションを標準装備。3つのセミアクティブモードと3つのマニュアルモードを備える。

ツインアイ・モノフォーカスLEDヘッドライト、ライン状ポジションランプを組み合わせたフロントマスクが新鮮なイメージ。

IMUを中核にした高精度な電子制御デバイスを搭載。あらかじめ設定した速度に最高速を制限できるスピードリミッター・YVSLも新採用。

フルカラー液晶メーターは従来はSPのみだったが、新型ではスタンダードモデルにも装備されている。

左側のハンドルスイッチボックスには、液晶メーター上で設定などのメニューを操作するためのボタンが設けられている。

従来モデルでは一般的なアキシャルタイプだったマスターシリンダーが、ブレンボ製のラジアルタイプに変更されている。

ヤマハ「MT-10/SP」の主なスペック

全長×全幅×全高2100×800×1165mm
ホイールベース1405mm
最低地上高135mm
シート高825mm
車両重量212kg/214kg(SPモデル)
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク79.0×50.9mm
圧縮比12.0
最高出力122kW(165.9PS)/11500rpm
最大トルク111.8N・m(11.4kgf・m)/9000rpm
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
キャスター角24°00′
トレール量102mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・190/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク

文:オートバイ編集部

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