シャープで斬新なスタイリングが見る者に絶大なインパクトを与えるスズキの新型GSX-S1000。見た目は大きく変わったが走りはどうなのか？ その実力をワインディングで探る！
文：宮崎敬一郎、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
文：宮崎敬一郎、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
スズキ「GSX-S1000」ライディングポジション・足つき性
シート高：810mm
ライダーの身長・体重：176cm・68kg
このクラスにしてはハンドルに遠さは感じないが、それに対してステップが微妙に後ろ気味。加速に対するホールドはしやすいが、急減速時にはモモに力が入る。足着き性はよく、乗り手の体格への間口は広い。
スズキ「GSX-S1000」各部装備・ディテール解説（外装/操作系）
Dヘッドライトを採用してライトを小型化。縦に2灯並べた上にポジションランプを組み合わせる斬新なデザイン。
シャープに尖ったラインのラジエターシュラウドの前にはウイングレットを装備。高速コーナーでのスタビリティを向上させている。
ハンドルは先代よりグリップ間の幅を23mm伸ばした仕様で、ライダーが入力しやすい形状としてコントロール性をより高めている。
KATANAやVストローム1050と同タイプのメーターユニットで、起動時は右下にGSX-Sロゴを表示する。ライディングモードのSDMSは3モードを設定。
トラクションコントロールやモード切替などを行うのは、中央にあるシーソースイッチ。操作しやすいレイアウトだ。
セルボタンは上部のキルスイッチが兼ねており、下部を押せばスタート。ハザードスイッチは大きく使いやすい。
滑りにくい表皮を使用したシートはホールド性を高めた新作。ライダーの着座位置の自由度も大きく高められている。
シート下はETC車載器程度なら収容可能。タンデムシートの裏には荷掛けフック代わりに使えるループも装備。
クリアレンズのLEDテールランプは前モデルから継承。前後のウインカーは細身なボディデザインのLEDに変更されている。
