日本人にもちょうどいいジャストサイズの車格、欧州で鍛え抜かれた走りとリーズナブルな価格、多彩なラインアップによる選択肢の多さなど、非常にメリットの多い「通」なクラスが401cc~750ccの大型バイクだ。月刊オートバイ&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2021」の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

諸元の並び順
 
●エンジン形式 ●総排気量 ●最高出力 ●最大トルク ●車両重量 ●シート高 ●燃料タンク容量 ●タイヤサイズ前・後

第10位

カワサキ「Ninja ZX-6R / KRT EDITION」

画像: Kawasaki Ninja ZX-6R / KRT EDITION ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●636cc●126PS/13500rpm(ラムエア加圧時:132PS/13500rpm)●7.1kg-m/11000rpm●197kg●830mm●17L●120/70ZR17・180/55ZR17 税込価格:135万3000円

Kawasaki Ninja ZX-6R / KRT EDITION

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●636cc●126PS/13500rpm(ラムエア加圧時:132PS/13500rpm)●7.1kg-m/11000rpm●197kg●830mm●17L●120/70ZR17・180/55ZR17

税込価格:135万3000円

プラス36ccがもたらす走りの余裕

本来はレース向けの600ccスーパースポーツだったZX-6Rだが、現行モデルは636ccに排気量アップされ、より扱いやすい特性になったエンジンを搭載。ニンジャシリーズらしいスタイリング、ABS、トラクションコントロール、パワーモードなどを得たミドルスポーツとなっている。今年はランキング圏外からクラス10位へ躍進。

第9位

スズキ「SV650 ABS」

画像: SUZUKI SV650 ABS ●水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒●645cc●76.1PS/8000rpm●6.5kg-m/8100rpm●197kg●14L●785mm●120/70ZR17・160/60ZR17 税込価格:78万5400円

SUZUKI SV650 ABS

●水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒●645cc●76.1PS/8000rpm●6.5kg-m/8100rpm●197kg●14L●785mm●120/70ZR17・160/60ZR17

税込価格:78万5400円

オールラウンドに使えるVツインネイキッド

昨年の当ランキングでは、バリエーションモデルのSV650Xが10位タイでランクインしていたが、今年はスタンダードモデルであるSV650が9位になった。パワフルな650ccVツイン、その幅の狭さを活かしたスリムな車体による、軽快でスポーティにライディングを楽しめるベーシックなネイキッドとしての魅力は健在。

第8位

ホンダ「CBR650R」

画像: Honda CBR650R ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●648cc●95PS/12000rpm●6.5kg-m/8500rpm●206kg●15L●810mm●120/70ZR17・180/55ZR17 税込価格:105万6000円 / 108万9000円(グランプリレッド) ※写真のカラーはグランプリレッド

Honda CBR650R

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●648cc●95PS/12000rpm●6.5kg-m/8500rpm●206kg●15L●810mm●120/70ZR17・180/55ZR17

税込価格:105万6000円 / 108万9000円(グランプリレッド)

※写真のカラーはグランプリレッド

貴重な4気筒フルカウルスポーツ

2021年1月にモデルチェンジを果たし、ますます魅力を増したCBR650Rが見事8位にランクイン。4気筒エンジンを搭載し、CBRの名からも、スタイリングからもスポーティなモデルであることは誰にでも分かるだろう。しかし、実際に乗ってみると扱いやすさが光り、大型バイク・ビギナーのライダーにもおすすめできる一台となっている。ちなみに基本コンポーネントを共有したネイキッドのCB650も同時に新型となった。

第7位

ホンダ「X-ADV」

画像: Honda X-ADV ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●745cc●58PS/6750rpm●7.0kg-m/4750rpm●236kg●790mm●13L●120/70R17・160/60R15 税込価格:132万円

Honda X-ADV

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●745cc●58PS/6750rpm●7.0kg-m/4750rpm●236kg●790mm●13L●120/70R17・160/60R15

税込価格:132万円

大型ATアドベンチャーという独自の道を突き進む

X-ADVは、2017年に日本でも発売開始された大型アドベンチャーモデル。クラッチ操作不要のDCTエンジンを採用したATモデルとして、発表時から注目を浴びた。そして2021年にフルモデルチェンジ。この新型は現代の電子制御装備を搭載、それでいて軽量化を果たし、パワーもアップ。スタイリングもより先進的なデザインになり、独自の世界観を貫いている。

第6位 

ホンダ「レブル500」

画像: Honda Rebel 500 ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●471㏄●46PS/8500rpm●4.4kg-m/6500rpm●190kg●690mm●11L●130/90-16・150/80-16 税込価格:79万9700円

Honda Rebel 500

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●471㏄●46PS/8500rpm●4.4kg-m/6500rpm●190kg●690mm●11L●130/90-16・150/80-16

税込価格:79万9700円

レブル人気はミドルクラスにも波及

今やベストセラーモデルとなったレブル250、今年デビューして一躍人気となった最上級モデルのレブル1100など、レブルシリーズへの注目度の高まりに合わせて、昨年は当ランキングでランク外だったミドルバージョンのレブル500も750クラスで6位に躍進した。250譲りの軽快さに、力強い2気筒エンジンというパッケージは確かに魅力的だ。

第5位

スズキ「GSX-S750 ABS」

画像: SUZUKI GSX-S750 ABS ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●749cc●112PS/10500rpm●8.2kg-m/9000rpm●212kg●820mm●16L●120/70ZR17・180/55ZR17 税込価格:98万7800円

SUZUKI GSX-S750 ABS

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●749cc●112PS/10500rpm●8.2kg-m/9000rpm●212kg●820mm●16L●120/70ZR17・180/55ZR17

税込価格:98万7800円

ナナハンネイキッドならではの魅力を味わえる

GSX-SシリーズのミドルモデルのGSX-S750は昨年の当ランキングで3位だったが、今年も5位の座をキープ。GSX-R750をベースにフレキシブルにチューニングされた水冷直4エンジンを、扱いやすいサイズとポジション設定のボディに搭載、今や貴重なストリートで楽しめるバランスの良い750スポーツとして存在感を示している。

第4位

ヤマハ「テネレ700」

画像: YAMAHA Ténéré700 ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●688cc●72PS/9000rpm●6.8kg-m/6500rpm●205kg●875mm(ローダウンパッケージは837mm)●16L●90/90-21・150/70R18 税込価格:126万5000円

YAMAHA Ténéré700

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●688cc●72PS/9000rpm●6.8kg-m/6500rpm●205kg●875mm(ローダウンパッケージは837mm)●16L●90/90-21・150/70R18

税込価格:126万5000円

走破性抜群なビッグオフロード

テネレ700の魅力は、フロント21インチホイールで、ストロークの長いサスも組み合わせた車体に、MT-07系の力強く扱いやすいエンジンを搭載してハードなオフロード走行を可能としたこと。その魅力に加え、シート高をダウンして門戸を広げたテネレ700ローの存在も加わって、本格ビッグオフとして根強い支持を獲得したと言えそうだ。

画像: 第4位

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