日本人にもちょうどいいジャストサイズの車格、欧州で鍛え抜かれた走りとリーズナブルな価格、多彩なラインアップによる選択肢の多さなど、非常にメリットの多い「通」なクラスが401cc~750ccの大型バイクだ。月刊オートバイ&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2021」の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第3位

ヤマハ「MT-07 ABS」

画像: YAMAHA MT-07 ABS 総排気量:688cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:805mm 車両重量:184kg 税込価格:81万4000円

YAMAHA MT-07 ABS

総排気量:688cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:805mm
車両重量:184kg

税込価格:81万4000円

本来の魅力を磨いてパフォーマンスを向上

今年モデルチェンジしてさらに魅力を増したミドルネイキッド・MT-07。

ヤマハのネイキッドスポーツ・MTシリーズのスタンダードモデルであるMT-07は、スリムで軽量なボディを活かした優れたハンドリングと、270度クランクを採用した、トルクフルなCP2水冷並列2気筒エンジンによる活発な動力性能が、バランスよく調和したモデルとして高く評価されてきた。

新型MT-07は従来モデルの魅力はそのままに、ハンドルやタンク形状の変更によるポジション設定の見直しや、排ガス規制対応を施したエンジン、新デザインのスタイルなどにより魅力的に進化。これらも当ランキングの投票結果に影響したと思われる。

画像: 270度クランクを採用したエンジンは、ライダーのスロットル操作に対しリニアに反応する。

270度クランクを採用したエンジンは、ライダーのスロットル操作に対しリニアに反応する。

画像: 素直でスポーティな走りを可能にする、インナーチューブ径Φ41mmの正立フォーク。

素直でスポーティな走りを可能にする、インナーチューブ径Φ41mmの正立フォーク。

画像: リンク式のリアサスは、プリロード調整機能と伸び側の減衰力調整機能を備えている。

リンク式のリアサスは、プリロード調整機能と伸び側の減衰力調整機能を備えている。

画像: LEDプロジェクターヘッドライトを活かした、ミニマムオーバーハングのフロントマスク。

LEDプロジェクターヘッドライトを活かした、ミニマムオーバーハングのフロントマスク。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2085×780×1105mm
ホイールベース1400mm
最低地上高140mm
シート高805mm
車両重量184kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量688cc
ボア×ストローク80.0×68.5mm
圧縮比11.5
最高出力54kW(73PS)/8750rpm
最大トルク67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量13L
変速機形式6速リターン
キャスター角24°50′
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格81万4000円(消費税10%込)

第2位

スズキ「Vストローム650 ABS / XT ABS」

画像: SUZUKI V-Strom650 ABS / XT ABS 総排気量:645cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 シート高:835mm 車両重量:215kg 税込価格:92万4000円 / 96万8000円(XT ABS) ※写真は「XT」

SUZUKI V-Strom650 ABS / XT ABS

総排気量:645cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
シート高:835mm
車両重量:215kg

税込価格:92万4000円 / 96万8000円(XT ABS)

※写真は「XT」

たゆまぬ改良と熟成で一級品のアドベンへ進化

昨年の当ランキングでは、トップ10圏外だったミドルアドベンチャー・Vストローム650XTがいきなりの2位にランクインしてみせた。

2004年から生産され、ヨーロッパでは人気となっていたVストローム650が国内販売されるようになったのが2013年。絶妙なサイズによる軽快な走りと、長年熟成されたツアラーとしての使い勝手の良さから注目され、2014年にはスポークホイールを装着した上級版のXTが登場。

2017年のモデルチェンジでは兄貴分の1000と共通イメージのスタイルとなり、悪条件な路面でも安心感を高めるトラクションコントロールも装備。さらにオールラウンドなモデルに発展した。幅広い層のライダーに愛される、息の長いロングセラー機種だ。

画像: 力強さと扱いやすさを両立させた645cc水冷Vツイン。アンダーカウルが付くのはXTのみ。

力強さと扱いやすさを両立させた645cc水冷Vツイン。アンダーカウルが付くのはXTのみ。

フロントフォークは正立タイプ。チューブレスのワイヤースポークホイールもXTの特徴だ。

画像: クチバシ状ノーズに組み合わせる2灯式LEDヘッドライト。スクリーンは上下3段階に調整可能。

クチバシ状ノーズに組み合わせる2灯式LEDヘッドライト。スクリーンは上下3段階に調整可能。

画像: 左側にアナログのタコメーター、右側に大型の多機能液晶ディスプレイを組み合わせたメーター。

左側にアナログのタコメーター、右側に大型の多機能液晶ディスプレイを組み合わせたメーター。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2275×910×1405mm
ホイールベース1560mm
最低地上高170mm
シート高835mm
車両重量215kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量645cc
ボア×ストローク81.0×62.6mm
圧縮比11.2
最高出力51kW(69PS)/8800rpm
最大トルク61N・m(6.2kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角26゜
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)110/80R19・150/70R17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格
Vストローム650 ABS92万4000円(消費税10%込)
Vストローム650XT ABS96万8000円(消費税10%込)

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