バイクは趣味だから、好きなものに乗るのが一番。でも、どうせ選ぶなら長く楽しめる相棒が欲しいし、同じ買うならカッコイイ方がいいし、お得な方がいい。そういう点では、ジャンルも選択肢も多い、最近のミドルクラスはハッキリ言って「狙い目」なのだ。ここではミドルクラスの魅力について考察してみよう。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、柴田直行、南 孝幸、森 浩輔

「ミドルクラス」バイクのメリット

メリット1:手に余らない「ほどよいサイズと性能」

200PSを超えるパワーを使いこなす自信はないし、大きく重い車体を取り回すのもしんどい。足つきも不安だ。かと言って、軽量級モデルだと物足りなくなりそう…という人こそ、ミドルクラスがオススメだ。

コンパクトなサイズでシート高が800mmを切るものも多く、パワーも70PS代がメイン。強烈に速くはないけれど、リッターバイクに置いて行かれることもない。ミドルクラスのバイクは持て余さない「ほどよい高性能」なのだ。

画像: ▲左:ヤマハ「MT-07 ABS」 右:カワサキ「Z650」

▲左:ヤマハ「MT-07 ABS」 右:カワサキ「Z650」


メリット2:欧州で磨き抜かれた走りと使い勝手

欧州ではミドルクラスがバイク市場のメインを形成していて、各国のメーカーがあらゆるジャンルのモデルをリリースしている激戦区。競争が激しくなればお互いレベルアップするのは当然で、軽快なフットワークや爽快なパワーフィールがウリのモデルも多い。

加えて欧州のユーザーは実用性にも厳しいので、使い勝手も高レベル。グローバルモデル中心の時代になって、こうした「欧州の優等生」たちを日本でも楽しめるのだ。

画像: ▲ヤマハ「YZF-R7」

▲ヤマハ「YZF-R7」


メリット3:優秀なコストパフォーマンス

中には高級車やコストを気にしないハイパフォーマンスモデルもあるが、ミドルクラスのバイクの多くは、性能を考えればリーズナブルな価格設定の機種が多い。

欧州のユーザーには「価格も性能のうち」という考え方が根強く浸透していて、同じ性能なら安いモデルを選ぶべき、と考えるライダーも多いのだ。こうした厳しいユーザーの目で育てられたモデルたちだからコスパは抜群。他の排気量帯よりお得だったりすることもあるのだ。

画像: ▲スズキ「SV650」

▲スズキ「SV650」

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、柴田直行、南 孝幸、森 浩輔

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