文:山口銀次郎、小松信夫/写真:柴田直行/モデル:葉月美優
ドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト」各部装備・ディテール解説
エンジン
スクランブラー800シリーズに共通して採用されている、伝統のデスモドロミック機構を備える2バルブ空冷Lツインエンジンは、ボア88×ストローク66mmで馬力は74PSを発生して、196kgという車体を力強く加速させる。
リア 足まわり・マフラー
スクランブラー・ナイトシフトにはワイヤースポークホイールが装着されている。標準で組み合わせられるタイヤは舗装路とダートの両方をカバーできるピレリ・MT60。ワイルドでスポーティな右側2本出しのショートマフラー、そのマフラーをクリアするために左右非対称になったスイングアームはスクランブラー800シリーズ各車と同じ。
フロント 足まわり
フロントフォークはKYB製、インナーチューブ径Φ41mmの倒立タイプでストローク量は150mm。フロントブレーキはΦ330mm径のローターにブレンボ製のラジアルマウントキャリパーという組み合わせ。ボッシュ製のコーナリングABSも含め、アイコンのものと基本的に共通。
フェイスデザイン
クラシカルテイストの円形カバーに、最新のLEDユニットを組み込んだヘッドライトはスクランブラーシリーズ共通のもの。X字形状のヘッドライトガードも他モデルと共通のものだ。

ハンドルまわり
幅が広くてフラットな形状のハンドルバーは、スクランブラーシリーズの上級モデル・1100スポーツプロから受け継がれたもの。カフェレーサー的な雰囲気を漂わせるバーエンドミラーも1100スポーツプロそのままだ。
メーター
クラシカルなスタイルに良く似合う円形のコンパクトなケースに、多機能の小型液晶パネルを組み合わせたメーターはスクランブラーの特徴のひとつ。スクランブラーの2020年モデルから採用された、シフトインジケーターと燃料計はナイトシフトにももちろん採用されている。
燃料タンク
コンパクトなスチール製燃料タンクは、美しいティアドロップ形状でスクランブラーのスタイルを強く印象付ける部分。ナイトシフトに装着されているのは、アイコンに採用されているものと同じ容量13.5Lのもので、脱着可能なサイドのアルミ製タンクサイドパネルが装着されているのも共通。
シート
座面をタックロール仕上げとしたクラシカルなデザインで、コンパクトでフラットな形状のシンプルな造りのシート。カフェレーサーらしいスタイリッシュなスポーティさを引き立てている。
ゼッケンプレート
ナイトシフトは、まるでダートトラックレーサーのようなサイドゼッケンプレートをシート下部の左右に装着している。リアサスが装着されている左側では、サスペンションのアッパーマウントをクリアするため、一部に切り欠きが設けられているのが、レーシーな雰囲気をむしろ強めている。
テールまわり
短く切り詰められたテールの後端に、コンパクトなLEDテールランプを装着することで、軽快でシンプルなイメージを際立たせている。コンパクトなウインカーも同様だ。
テール周りをシンプルかつ軽快にまとめるために、ナンバープレートをスイングアームマウントの片持ちリアフェンダーへ装着するようになっているのは、アイコンと共通だ。
【公式動画】New Scrambler Nightshift. A Ride In The Night.
www.youtube.comドゥカティ「スクランブラー・ナイトシフト」主なスペックと価格
| 全長×全幅×全高 | 2100-2165×867×1060mm |
| ホイールベース | 1445mm |
| シート高 | 798mm |
| 車両重量 | 196kg |
| エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブL型2気筒 |
| 総排気量 | 803cc |
| ボア×ストローク | 88×66mm |
| 圧縮比 | 11 |
| 最高出力 | 73PS/8250rpm |
| 最大トルク | 6.7kg・m/5750rpm |
| 燃料供給方式 | FI |
| 燃料タンク容量 | 13.5L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 24° |
| トレール | 112mm |
| タイヤサイズ(前・後) | 110/80R18・180/55R17 |
| ブレーキ形式(前・後) | Φ330mmディスク・Φ245mmディスク |
| メーカー希望小売価格 | 134万9000円(消費税10%込み) |
文:山口銀次郎、小松信夫/写真:柴田直行/モデル:葉月美優












