ホンダ製ネイキッドのフラッグシップモデルといえるCB1300シリーズがモデルチェンジを果たし、2021年3月に発売された。この記事では新型「CB1300SF」「CB1300SB SP」の2台を比較。伊藤真一さんは何を語るのか? ぜひ最後までお楽しみください。
語り:伊藤真一/写真:松川 忍/まとめ:宮﨑健太郎/モデル:大関さおり

「ホンダネイキッドの旗艦モデルに乗っている誇らしさ」を感じさせてくれるCB1300

スタンダードの足まわりの印象は、前の型の1300と基本変わらないのですが、今回カウル有りとカウル無しで乗り比べたことで、改めてスタンダードのバランスの良さに気付かされた感じですね。

以前、カウル無しのCB650Rとカウル有りのCBR650RRを乗り比べましたけど、前の型の650ではカウルまわりの重量物がハンドリングに良い方向で作用していたカウル有りの方が好みでした。

ですが、新型を比較試乗したときはカウル無しの方が好印象でした。ストリートファイタースタイルのCB650Rに、新型の足まわりは合っているなと感じたのです。

同様に1300も、今回の試乗ではカウル無しの方が軽快感があって好ましく思えました。CB400SFもそうですけど、ネイキッドのCBシリーズはカウルの有り無しが結構ハンドリングの違いに大きくあらわれます。

画像2: ホンダ「CB1300SUPER FOUR/SUPER BOL D'OR SP」インプレ(伊藤真一)

有り無しの、どちらが良いかは個人の好みなので、どちらの良し悪しの話ではありませんが、今回の比較試乗では車体がコンパクトに見えることもあって、気楽に乗れるCB1300SFの方が好ましいなぁと思いました。スタイリングの好みで選ぶなら、自分は断然カウル付きのスーパーボルドールなんですけど…。

ラインアップ全4台のうち、一番価格が安いSFのスタンダードが税込156万2000円で、一番高額なスーパーボルドールが税込204万6000円ですが、どのモデルも仕上げが良く、車格もあるので高くて立派なモノに乗っているというのが、バイクに詳しくない人にもすぐにわかるのは良いですね。

CB1000RやCB1100系より、見る人に高額車であることが伝わりやすいとも言えますね。ホンダネイキッドのフラッグシップに乗っている、という満足感を与えてくれる仕上がりであり、こういう要素は非常に大事だと思います。

エンジンがジェントルになって、ライディングポジションが非常に快適で、高速道路などの巡航時に便利なクルーズコントロールを新採用した新型CB1300系は、ツーリングメインでバイクを楽しむ人には最適な大型ネイキッドです。

新しい排気系のエキゾースト音も静かになっているので、長く乗っても疲れないと思います。個人的には前の型の勇ましい音も、それはそれで好きだったのですけど(笑)。

画像5: 【比較インプレ】ホンダCB1300SF・CB1300SB SP(2021年)|伊藤真一のロングラン研究所

「SPの方がスタンダードより、10mmシート高と最低地上高が高いんですよね」。伊藤さんの探究心は、尽きることがありません!

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  • 画像6: 【比較インプレ】ホンダCB1300SF・CB1300SB SP(2021年)|伊藤真一のロングラン研究所
    CB1300 SUPER BOL D'OR SP
  • 画像7: 【比較インプレ】ホンダCB1300SF・CB1300SB SP(2021年)|伊藤真一のロングラン研究所
    CB1300 SUPER FOUR
  • 画像8: 【比較インプレ】ホンダCB1300SF・CB1300SB SP(2021年)|伊藤真一のロングラン研究所
    CB1300 SUPER BOL D'OR SP
    55
    516
  • 画像9: 【比較インプレ】ホンダCB1300SF・CB1300SB SP(2021年)|伊藤真一のロングラン研究所
    CB1300 SUPER FOUR
    45
    420

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