眼前に今再現されるロードゴーイングレーサー改
ホンダCB900Fをベースに、プロダクションレース用ホモロゲーションモデルとして作られたCB1100R。一見、そのフルカスタムと思えるこの車両、ベースは現行の空冷4バルブモデル、CB1100だ。
「それにドレミコレクションのtype-R外装キットを装着しているんです。フレームはアンダーチューブをバンク角が稼げるように加工した上でめっきして、キャンディレッドでパウダーコート仕上げ。エンジンはノーマルでFIをファンネル仕様にしてます。あと、外装はウチの所有するCB1100Rカスタム車のパターンを参考に、ベース色を白から赤に変えてフルペイントしてます」(市本ホンダ/市本さん)
![画像1: 眼前に今再現されるロードゴーイングレーサー改](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/17950608932b171aee5c0c43081aeb59f8f3c71d_xlarge.jpg)
遠目から、いや、近くに寄ってもCB1100Rカスタムと見えてしまうのは、長年空冷CB-F/Rを扱ってきた市本さんのなせるワザか。
「CB-F/Rオーナーが愛車とともに集まる、ウチが主催するCB ZONEというイベントでに並べていたら、“CB1100Rをインジェクション化してるんだね!”なんて声もかかりましたよ(笑)。メーターもワンオフで作っているから余計に1100R……と思えるんでしょうね。
そもそもオーナーさんはロングなど、たくさんツーリングする方で、CB1100Rでやりたい、でもツーリング途中で壊れるのは怖いねって話をして、それなら現行CB+ドレミtype-Rで行こうとなったんです。カスタム感も出てていいけど、ちょっとやり過ぎたかな(笑)」
![画像2: 眼前に今再現されるロードゴーイングレーサー改](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/675cb1c1ff9d1906b754d504daa650c766885176_xlarge.jpg)
市本さんはこう言うが、狙いはバッチリ。現状でもよく走り、今後はサブコンでセッティングをより詰める予定。これなら安心してロングでどんどん走っていけそうだ。
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Detailed Description 詳細説明
![画像1: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/eb1118e2e76c1c45b733dbd936780c379ea4b265_xlarge.jpg)
CB1100R形状の外装はドレミコレクション製CB1100 type-Rキットで、フルペイント済み。カーボンボディのミラーはマジカルレーシング製だ。
![画像2: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/bdbc726c6811dde633a42df2f9879e937e2e7a37_xlarge.jpg)
STACKを中心にデイトナNANOⅡ(速度計)/ウィズミーデジタルマルチゲージ/プロテック・ギヤインジケーター等を置いたメーターパネルはワンオフで、ここが最も苦労したと市本さん。ハンドルバーはアクティブ、ブレーキ/クラッチマスターはともにブレンボ・ラジアルを装着する。
![画像3: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/40ad3df1d9800ed491c3afec7dda186682773a58_xlarge.jpg)
タンクもドレミ製CB1100 type-Rキットのアルミだが、市本ホンダでエアプレーンキャップ化。このペイントがカスタムCB1100R感をアップしている部分。
![画像4: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/994040ab5a98001dbf8aad1b6b15514abce85504_xlarge.jpg)
シートはネオファクトリー製で、シングルシートカバーもtype-Rキット+ペイント。パターンは同店の代表作となるCB1100R改(ご子息・宗一郎さんの愛車として、CB'sフリークの間では有名)を生かす。
![画像5: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/9a83d1b247a527be540e7e8c47a45becd6f83bc7_xlarge.jpg)
エンジンは現行CB1100のノーマルだが、ジェネレーター/パルサーカバーはCB1100Rに準じたゴールドに、そしてフレームもCB1100R純正の赤に準じつつ、めっき+キャンディレッドでアレンジして仕上げた。丸パイプのアンダーチューブはバンク角を稼ぐべく、三角形に加工されている。
![画像6: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/8a92cb6c984ddcb00fd7e8d5e8bf031fd48c173d_xlarge.jpg)
FIをファンネル化してフルチタンEXと組み合わせる。レーシングキャブでは定番の赤いファンネルとしたことなども、CB1100RをFI化したかのようなルックスに寄与。
![画像7: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/5ed0d59cffd6c2fd3f6acda889a8cce5a058f65e_xlarge.jpg)
フロントまわりはACサンクチュアリーのオーリンズNEW倒立E×Mパッケージを加工装着。前後3.50-17/5.50-17サイズのゲイルスピードType-Sホイールをキャンディレッドにペイントして履く。ブレーキはブレンボ・ラジアルビレット4ピストンキャリパー+サンスターディスクの組み合わせだ。
![画像8: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/ee6613dba9a99d8ebc08895199d7beea47698f96_xlarge.jpg)
下側スタビライザーを持ったアルミ角型のスイングアームはCB1300SF用純正パーツを加工流用、ブラック×ゴールドのリヤショックはナイトロン。
![画像9: Detailed Description 詳細説明](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2021/04/28/b04c086490b8081de7ed7999ba514c8bb3558e68_xlarge.jpg)
リヤブレーキもブレンボCNC・2ピストンキャリパー&サンスターディスクで、ステップはストライカー。ほか、各部にチタンボルトを多数使用して、全体の高級感をさらに押し出す。