カワサキが新型「Ninja ZX-10R」を発売！ 2021年型は空力性能を追求、クルーズコントロールなどの快適装備も搭載

2021-05-28

小松信夫 @ webオートバイ

2021年5月28日、カワサキがスーパースポーツモデル新型「Ninja ZX-10R」を発売した。

カワサキ「Ninja ZX-10R」（2021年モデル）概要

2015〜2020年にスーパーバイク世界選手権6連覇を達成し、レースでその最高のポテンシャルを証明してきた「Ninja ZX-10R」。このほど2021年モデルとして進化を遂げた新型「Ninja ZX-10R」、その国内仕様が2021年5月28日に発売された。

スーパーバイク世界選手権での偉業を讃え、川崎重工の技術を結集した証である「リバーマーク」が刻まれた2021年モデルの新型「Ninja ZX-10R」。

ダウンフォースを約17％向上させた一体型ウイングレットなど、優れた空力特性を備える先進的なデザインを取り入れたコンパクトなフルカウルボディが最大の特徴。

性能向上のための新世代の「Ninjaスタイル」と呼ぶべき、機能的なフロントマスクによって、ルックスもより獰猛にイメージチェンジされている。

レーシングマシンからフィードバックされた空冷式オイルクーラーによって効率を高められた冷却系により、パワフルなことで定評のある1000cc水冷直4エンジンから、さらなるパフォーマンスを引き出すことも可能となった。

トラクションコントロールなど最新スペックの電子制御デバイスに加えて、新たにエレクトロニッククルーズコントロールやスマートフォン接続機能を備えるTFT液晶メーターなど、先端的な機能も採用。これによってストリートからサーキットまで、ライディングの楽しさと快適性も両立している。

スタンダードな「Ninja ZX-10R」と、スーパーバイク世界選手権を戦うカワサキレーシングのレプリカカラーをまとう「Ninja ZX-10R KRT EDITION」がラインナップされているのは従来モデルと同様だ。

「Ninja ZX-10R」「Ninja ZX-10R KRT EDITION」の両車は共に税込229万9000円となる。

シリーズの最高峰モデルである「Ninja ZX-10RR」も、もちろん新型にも設定されている。「Ninja ZX-10RR」は、サーキットでさらに勝利するために世界中で限定500台のみが販売されるレースベースモデル。

従来モデルの「Ninja ZX-10RR」と同様に、シングルシートや軽量な鍛造マルケジーニホイールを標準装備。スタンダードモデルにも採用されている、大きく空力性能を向上させた一体型ウイングレットなどを備えるカウルや、見直しを受けた車体ジオメトリによってコーナリングの切れ味をプラス。

Pankl社製チタンコンロッドが組み込まれたRR専用のエンジンには、新たにPankl社製軽量ピストンや新設計されたカムシャフトも組み込まれ、これまでよりもレブリミットとパワーバンドを引き上げることに成功。

このように、新型「Ninja ZX-10RR」は車体もエンジンも、サーキットやワインディングで追撃してくるライバルの性能向上に対抗し、さらにポテンシャルが高められた。

「Ninja ZX-10RR」は「ライムグリーン」の1色設定。税込価格は、328万9000円で、2021年6月25日に発売予定となっている。

お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

投票ありがとうございました！