伊藤真一さんにホンダのバイクを思う存分乗り尽くしてもらい、新たな魅力を発見するロングラン研究所。2020年に印象に残ったというバイクを一台ずつ紹介していきます!
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍/モデル:大関さおり
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍/モデル:大関さおり
CB1300 SUPER FOUR SP
攻めても流しても、王者の風格。SPの名は伊達ではない
このSPバージョンこそ、史上最強のCBだ!
CB1300SF SP最大の特徴はブレンボ製フロントブレーキと専用設計のオーリンズ製前後サスペンションの採用。気になるのは、足まわりの違いによるスタンダードとの走りの違いだ。
テストでは市街地から始まり、高速道路、峠道と様々な道で走りをチェックしたが、驚いたのはいずれのステージでも「路面にギャップがないのでは?」と思うくらい、乗り心地が良いことだった。
サスペンションの中身や設定の仕様を決めているのはホンダ側で、減衰の設定など緻密な内容をオーリンズ側のスタッフと話し合って、素晴らしい仕上がりにまとめあげている。両者が時間とコストをかけて作ったバイクなので、スポーティかつ乗り心地の良い、完成度の高い足まわりになっている。高い速度域に対応するブレンボ製ブレーキも相まって、フラッグシップにふさわしい仕上がりだ。