伊藤真一さんにホンダのバイクを思う存分乗り尽くしてもらい、新たな魅力を発見するロングラン研究所。2020年に印象に残ったというバイクを一台ずつ紹介していきます!
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍
語り:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川忍
CB400 SUPER FOUR
日本のロードに最適なバイク。緻密に熟成を重ねた結晶だ!
国内の道路事情や免許制度に最もマッチしている!
CB400SFのハイパーVTEC Revoは、6速ではスロットル開度に関係なく6750回転で2バルブから4バルブに切り替わる設計となっているが、バルブの切り替わりは音でしか判別できず、トルクの谷などを感じることはない。音が変わってトルクが一段と増えるのは、高い技術と抜群のセッティングによるもので、減速時の燃え方も非常にフィーリングが良く、エンジンについての不満はまったくない。
扁平率60タイヤの採用により、ハンドリングはキビキビと快適で、「よくぞここまで上手くハンドリングをまとめ上げた!」と感心するもの。本当に自信を持って、多くの人にお勧めできるハンドリングだ。最近は高速道路120km/h制限の運用が一部地域で始まっているが、2020年の試乗でCB400SFは120km/hまでの速度域ならば、日本で一番楽しめるバイクであると改めて確認できた。