機能面で注目したいスクリーンやホイールも
“ストリート・ボディワーク”ブランドによって、綾織/平織のカーボンやFRPによる数々のストリート車向け外装パーツを送り出すマジカルレーシング。そのスズキKATANA用パーツができあがり、続々市販化されている。汎用と言えるカーボンハンドルバーやカーボンモノコックミラーも含めれば10種を超える大挙登場と、力の入れようも分かるほどだ。
まずはの注目はバイザースクリーンだ。スクリーンはノーマルよりすっと長く仕立てられる上に、透明感も高く視界は良好。付属するカーボン製ベースマウントをノーマルのマウント部とそのまま取り替えるから、交換後の違和感もない。
そのまま目を後部に移して見えるのはシングルシートキット。これはシート/テールカウル/フェンダーレスキット/テールレンズ(バルブ球タイプ)をセットにしたオールインワン。後半部ボックス構造では上面にリッドも設けて内部を小物入れとして使える。これは便利。
また、カバー面積を広く採りつつリヤの空間を視覚的に埋めるリヤフェンダーも、多くのKATANAオーナー待望の製品だろう。
「元々は今年のモーターサイクルショーで展示して見ていただく予定だったんですよ」と、マジカルレーシングの大西さん。
「それが諸事情でお披露目するのがこのタイミング(取材は2020年4月)となりました。全体としては空冷カタナにも通じるすっと伸びた形。ノーマルとは方向性は違いますが、こちらがいいという人もいらっしゃるでしょうから。シングルシートは足着きにも配慮して内部スポンジをもう少し調整してから市販することになります。
リヤフェンダーはノーマルのフェンダーを外して換えるので、当社シングルシートキットを使うか、当社で開発中のノーマルテールカウル用フェンダーレスキットをもう少々お待ちいただく(撮影時。現在市販中)か、社外のフェンダーレスキットでナンバーを移設する設定にしています」
空冷カタナのシルエットをモチーフにしつつ、見事に現代KATANAに落とし込んだデザイン。大西さんは防風効果も高まるスクリーンと、軽さの恩恵が実感できる同社扱いのBSTカーボンホイールもイチ推しですよと勧めてくれる。機能は十分以上。現代バイクにこそマッチするカーボンパーツの世界は、KATANAでこそより楽しめるのだ。
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Detailed Description 詳細説明
取材協力:マジカルレーシング
まとめ:ヘリテイジ&レジェンズ
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