歴史上に残るオートバイはたくさんある。ビンセント・ブラックシャドウ、トライアンフ・ボンネビル
ホンダCBナナハン、スズキカタナにドゥカティ・デスモセディチ、ホンダRC213VS——。
そしてまた、新しい1ページが加わった。ドゥカティの世界限定500台のプレミアモデル「スーパーレッジェーラ V4」を紹介しよう。

ドゥカティ「スーパーレッジェーラ V4」の各部装備・ディテール解説

画像: バイプレーンウィングと呼ばれる、MotoGPマシン直系のドライカーボン製ウィングレット。グランプリで大きさの規制が入る以前のサイズと形状で、270㎞/hでパニガーレV4よりも20㎏高い、50㎏のダウンフォースを発生させるという。

バイプレーンウィングと呼ばれる、MotoGPマシン直系のドライカーボン製ウィングレット。グランプリで大きさの規制が入る以前のサイズと形状で、270㎞/hでパニガーレV4よりも20㎏高い、50㎏のダウンフォースを発生させるという。

画像: 998㏄のV4エンジン=デスモセディチ・ストラダーレRは、15250rpmで224PSを発揮。サーキット専用チタンフルエキを使用すると、最高出力は234psとなり、車両重量も6㎏軽量化される。ボア×ストロークはMotoGPマシンと同様の81×48.4㎜。

998㏄のV4エンジン=デスモセディチ・ストラダーレRは、15250rpmで224PSを発揮。サーキット専用チタンフルエキを使用すると、最高出力は234psとなり、車両重量も6㎏軽量化される。ボア×ストロークはMotoGPマシンと同様の81×48.4㎜。

画像: V4エンジンのエキゾーストは左右のアシンメトリーにレイアウトされる。写真のリアフェンダーやシリンダーカバー、ステップヒールガードもドライカーボン製で、リアサスはチタンスプリングを採用したオーリンズ製TTXを使用。

V4エンジンのエキゾーストは左右のアシンメトリーにレイアウトされる。写真のリアフェンダーやシリンダーカバー、ステップヒールガードもドライカーボン製で、リアサスはチタンスプリングを採用したオーリンズ製TTXを使用。

画像: アルミ削り出しトップブリッジには、フレームとイグニッションキーと同じ、限定生産500台中のシリアルナンバーが刻まれる。フロントフォークはオーリンズ製のΦ43㎜加圧式倒立フォークを採用し、パニガーレV4に対して前後サス合計で0.6㎏軽量化。

アルミ削り出しトップブリッジには、フレームとイグニッションキーと同じ、限定生産500台中のシリアルナンバーが刻まれる。フロントフォークはオーリンズ製のΦ43㎜加圧式倒立フォークを採用し、パニガーレV4に対して前後サス合計で0.6㎏軽量化。

画像: 5インチのフルTFTディスプレイを装備。16500rpmフルスケールで、バーグラフの軌跡はレブリミットに向かって白→オレンジ→赤と色を変える。写真は表示サンプルで、タコメーターがレブリミットに向かい、バーグラフが赤で表示されている。

5インチのフルTFTディスプレイを装備。16500rpmフルスケールで、バーグラフの軌跡はレブリミットに向かって白→オレンジ→赤と色を変える。写真は表示サンプルで、タコメーターがレブリミットに向かい、バーグラフが赤で表示されている。

画像: MotoGPマシンと同じく、ガソリン減少による車重前後配分の変化を最小限に抑えるため、アルミ製フューエルタンクはシート下方向まで伸びる形状を採用。タンクカバーはドライカーボン製で、タンク容量は16L。カラーリングはGP19イメージを踏襲。

MotoGPマシンと同じく、ガソリン減少による車重前後配分の変化を最小限に抑えるため、アルミ製フューエルタンクはシート下方向まで伸びる形状を採用。タンクカバーはドライカーボン製で、タンク容量は16L。カラーリングはGP19イメージを踏襲。

画像: アルミ製ハブとカーボンファイバーホイールの組み合わせ。ホイールは5本スポーク形状で、スイングアームへはチタンナットでマウントされる。この構造で、パニガーレV4のアルミホイールに比べて3.4㎏の軽量化を達成した。

アルミ製ハブとカーボンファイバーホイールの組み合わせ。ホイールは5本スポーク形状で、スイングアームへはチタンナットでマウントされる。この構造で、パニガーレV4のアルミホイールに比べて3.4㎏の軽量化を達成した。

画像: フレームだけでなくスイングアームもカーボン製。アルミインサートをドライカーボンが包む構造で、パニガーレV4よりも長さが延長されながらも、約0.9㎏の軽量化を達成。スイングアームにマウントされるリアブレーキはφ245㎜ローターを使用。

フレームだけでなくスイングアームもカーボン製。アルミインサートをドライカーボンが包む構造で、パニガーレV4よりも長さが延長されながらも、約0.9㎏の軽量化を達成。スイングアームにマウントされるリアブレーキはφ245㎜ローターを使用。

画像: ブレンボ製モノブロックキャリパーとΦ330㎜ローターの組み合わせは、世界中の市販モデルでも最高水準のブレーキシステム。キャリパーピストンにまで冷却用の穴が開けられ、連続するハードブレーキングでの引きしろを安定させている。

ブレンボ製モノブロックキャリパーとΦ330㎜ローターの組み合わせは、世界中の市販モデルでも最高水準のブレーキシステム。キャリパーピストンにまで冷却用の穴が開けられ、連続するハードブレーキングでの引きしろを安定させている。

ドゥカティ「スーパーレッジェーラ V4」の主なスペック

[ホイールベース]480㎜
[シート高]835㎜
[車両重量]159㎏(152.2㎏)
[エンジン形式]水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
[総排気量]998㏄
[ボア×ストローク]81.0×48.4㎜
[圧縮比]14.0
[最高出力]224ps/15250rpm(234ps/15500rpm)
[最大トルク]11.8㎏-m/11750rpm(12.01㎏-m/11750rpm)
[燃料タンク容量]16L
[キャスター角]24゜50′
[トレール量]100㎜
[ブレーキ形式 前・後]ダブルディスク・ディスク
[タイヤサイズ 前・後]120/70ZR17・200/60ZR17
※( )内はレースキット装着時

文:中村浩史/写真:松川 忍

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