通常とは逆構成?! がハマったまとまり感
カワサキ・ゼファー1100をベースにケイファクトリーが作ったカスタムマシン。サスやホイールを変更して前後17インチ化、その上でフルチタンマフラーやフロントフォークの色味を揃えて…と思いきや、製作者であるケイファクトリーの代表・桑原さんの答えはけっこう意外だった。
「削り出しのライディングステップやエンジンカバーなど、10年くらい前からゼファー1100用のパーツを作ってきたんです。それがだいぶ揃ったので、デモ車を作ろうってなったんです。ベース車を用意して、全部付けていって。ですからパーツ群は今販売しているもの。スイングアームだけ少し前のタイプですね。
足まわりも、ラヴォランテホイールはウチで持っていたものを黒仕上げして、前後サスもハイパープロ製があったのを付けて。ペイントもアラタカデザインさんがお任せで塗ってくれた(笑)。暗いところで見ると全体に黒く見えて、この写真のように明るいところに出すと、メタリックが引き立つマジョーラ仕立て。言ってみれば“まわりとパーツが作ってくれた”車両です」
それにしてもこのまとまりの良さ。普通ならばまず全体コンセプトがあって、各部を構築するピースを作っていって…となるケース。それが、個別に作られたパーツを合わせていってここまでのまとまりが出るというのは、それぞれのパーツに対する考えが一貫していることの証明だろうか。そう考えるとこのデモ車、ケイファクトリー製パーツの見本としても上々の役目を果たしていると言える。
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Detailed Description 詳細説明
取材協力:ケイファクトリー
記事協力:ヘリテイジ&レジェンズ
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