2020年の新型ヘルメット「クラシック・エアー」は、これまでのスモールジェットヘルメットにはない画期的なインナーベンチレーションを搭載! その使い勝手や魅力を紹介しよう。
文:太田安治/モデル:平嶋夏海/写真:森 浩輔

ジェットヘルメットにも快適性を!

戦闘機パイロットが着用していたことから「ジェット型」と呼ばれているライダー用ヘルメットは1960年代に登場。以来60年以上も変わらないシンプルなフォルムにより、現在はレトロ系、クルーザー系のライダーを中心に人気を博している。

それゆえに現代的な装備はなく、シールド付きオープンフェイスヘルメットに比べると快適性に欠けるのも事実。そこでアライヘルメットが同社の「クラシック・モッド」をベースに、ベンチレーション機構や着脱可能な内装を採用して、トラディショナルなルックスに快適性をプラスしたのが「クラシック・エアー」だ。

アライヘルメット「クラシック・エアー」

税込価格:3万8500円(ソリッドカラー)/4万5100円(グラフィックモデル)
サイズ:55-56、57-58、59-60、61-62(㎝)

59−60㎝サイズの実測重量は1090g。シールド付きオープンフェイスモデルは1500g前後だから400gも軽い。帽体をコンパクトに仕上げるため内装のクッション材は薄めで、軽さと併せてグラつきがないカッチリとしたフィット感だ。

注目のベンチレーション性能だが、30km/hを超えると額部分から入った走行風が頭頂部の熱気を押し流し、帽体後部のエキゾーストポートから抜けていくことを実感できる。スカスカ抜ける感覚ではないが、暑い時期の快適性は格段に高いし、内装も簡単に脱着できるのでマメに洗濯して清潔・快適に着用できる。

オプション設定のシールドやバイザーを使い、好みのスタイルや用途に合わせられることも特徴だ。

画像: 視界の良さと帽体の軽さで開放感、快適性は抜群。実際の着用時は目を保護するためにサングラスかゴーグル、シールド装着をお勧めする。

視界の良さと帽体の軽さで開放感、快適性は抜群。実際の着用時は目を保護するためにサングラスかゴーグル、シールド装着をお勧めする。

画像: デザインをスポイルしてしまうインテークポートやデュフューザーなどは一切使わず、後部のエキゾーストポートから熱気を排出する構造。

デザインをスポイルしてしまうインテークポートやデュフューザーなどは一切使わず、後部のエキゾーストポートから熱気を排出する構造。

コンパクトな帽体で体の小さいライダーが被っても頭でっかち感がない。シンプルな帽体形状によりインカムを取り付けやすいことも特徴。

イヤーカップ、システム内装は簡単に脱着できるので家庭で手軽に洗濯できる。厚みの異なる仕様もあり、フィット感の調整も可能だ。

テスター太田の欲張りリクエスト
 
シンプルなルックスを保ったままベンチレーション機能を採り入れた設計が嬉しい。オプションのコンペシールドはクリアとスモークがあるが、普段使い用にセミスモークまたはライトスモークを加えて欲しい。

文:太田安治/モデル:平嶋夏海/写真:森 浩輔

This article is a sponsored article by
''.