価値を見出し評価するだけなら、凡人だ。高い洞察力に判断力、豊富な経験と知識、そして機転が利き、立体的に思慮を巡らせ冷静に物事を判断出来る、そんな人を賢者と呼ぶのかもしれない。今は正に、狂乱や焦燥、流行り廃りを超越し、選りすぐりしか残らない時代。限られた時間で、限られた選択肢で、賢者の貴方ならなにを掌中の珠とするのか?
撮影:柴田直行/松川 忍 文:小松信夫/編集部
静かに佇む姿さえ、なにか語り出さんとする生命感に満ちている
「街の色彩に埋もれない隆々とした存在感」
BMW大型クルーザーのニューモデル・R18は、クラシカルで流麗なルックスと最新技術を融合させているのが特徴。
なにより目を惹く巨大な空油冷フラットツインエンジンは、BMW製の二輪車としては史上最大の1802ccという大排気量を活かし、低回転からの広い回転域で豊かなトルクを発揮するという。
アイデンティティとヒストリー、そして未来へ躍進するエネルギー
伝統的様式美と革新的なアイディアの融合
345㎏という巨体を苦としない、スムーズで余裕のある走りをもたらす1802㏄のエンジン。
低く長いフォルムや彫刻のようなエンジンが目立つ美しいスタイルの原点は、1936年に発表されたR5をはじめとするBMW往年の名車たちで、そのディテールを取り入れながら細部にわたって現代風にアレンジ。
現代的なテクノロジーを活かしたライディングモードやスタビリティコントロールといった電子制御デバイスや、取り回し性を向上させるリバースアシスト、キーレスシステムといった装備類と合わせて、ゆったりと快適にクルージングを楽しめるプレミアムな1台だ。
撮影車両は日本仕様と一部異なります。日本仕様はETCやフットボードが標準装備となります。
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