最終回は究極のネイキッドに近未来バイク!? 七変化のXSRが世界的にアツい!
欧州から数々のカスタムアイデアを発信するヤマハモーターヨーロッパの取り組み。最終回は2018年、フランスで開かれたWheel&Wavesの会場でも実走してみせた、XSR700ベースのカスタムバイク2台。
同じXSRをベースとし、ストリートバイクをテーマとしながらまったく違う方向性、外観が生まれるのも、同車カスタムの面白さだろう。
Le French Atelier Bull Noir XSR700
極限までエンジンとフレームに特化したネイキッド
XSR700やMT-07のタンクカバーを外したことがある人ならピンと来るものがあるだろうこのル・フレンチアトリエ製“ブル・ノワール”(黒牛)は、まさに両車のカバーを外して燃料タンク本体を残し、最小限の外装(今見えているのも上側にメーターを置いた樹脂製カバー)を付けたような1台。
それだけに終わらず前後灯火はLEDに、ステム前にはバックビューモニターを置き、ホイールカバー等も装着して存在感を高めている。
TON UP GARAGE OutRun XSR700
'80年代アーケードゲームの世界を3次元で
ポリゴンのように角張った外装(アルミ製)に蛍光イエロー×ホワイトのカラーリング、LED灯火類……。'80年代のアーケードゲーム、「OUT RUN」にインスパイアされたポルトガルのトンアップガレージが製作した1台。
当時見えていた未来を今再構築すると……という作り込みで、ミラーはバックビューモニターに変更。意外に今人気を集めるのは、こんなバイクかもしれない。
取材協力:ヤマハモーターヨーロッパ