ストリートライディングが楽しくなる左右2本出しフルエキゾースト

画像: スペシャルパーツ忠男(SP TADAO)「ピュアスポーツ ツーテール・チタンブルー」  税込価格:21万8900円 対応機種:CB400スーパーフォア/スーパーボルドール(2018年式以降 ※2BL-NC42)

スペシャルパーツ忠男(SP TADAO)「ピュアスポーツ ツーテール・チタンブルー」

税込価格:21万8900円
対応機種:CB400スーパーフォア/スーパーボルドール(2018年式以降 ※2BL-NC42)

1970年代までオートバイのマフラーは1気筒に1本ずつが常識だったが、複数のエキゾーストパイプを1本に集合させると排気慣性効果によってパワーアップすることが判り、同時にサイレンサーの数も減らせるので重量や製造コスト面でも有利。これが現在のマルチシリンダー(2気筒以上)車の多くが『集合マフラー』を装着している理由だ。

CB400SF/SBのノーマルサイレンサーは右側1本だが、SP忠男は左右2本のフルエキゾーストを製作。左右対称のルックスと、公道で常用する低中回転域での乗りやすさで大好評を博している。

最初の発進で感じたのがクラッチミートからアクセルを開け始めたときの、後ろからグイッと押されるような感覚。CB本来のスムーズさに力強さが加わり、スロットルのオン/オフに対する反応も滑らかでギクシャクしない。市街地で常用する3500~5500回転あたりでの扱いやすさは明らかに向上している。

画像: 市街地ではノーマルより1速高いギアを使えるほど力強い。排気量が増したようなフィーリングだ。2本のサイレンサーは低中回転域で重低音を、高回転域では突き抜けるような快音を響かせる。

市街地ではノーマルより1速高いギアを使えるほど力強い。排気量が増したようなフィーリングだ。2本のサイレンサーは低中回転域で重低音を、高回転域では突き抜けるような快音を響かせる。

6500回転近辺でVTECが作動すると加速に勢いが増してパワーの盛り上がりが明確になり、高回転まで突き抜けるように伸びていくが、それよりもゾクゾクするのが弾けるような排気音に変わること。

左右2本出しマフラーなので両耳に排気音が響き、4気筒エンジン+集合マフラー独特の感覚を堪能できる。

サイレンサーはオーソドックスな円筒型で、特有の焼け色が付いたチタン製カバーと併せ、おとなしいCBのイメージが一変。乗りやすさと迫力あるルックスを同時に求めるライダーをも満足させる仕上がりだ。

画像: 2→1マフラーを2本並べ、左右をバランスパイプで繋いだ独自の構造。オイル/フィルター交換も問題なく行える。

2→1マフラーを2本並べ、左右をバランスパイプで繋いだ独自の構造。オイル/フィルター交換も問題なく行える。

画像: 左側にサイレンサーがあるだけでイメージが大きく変わる。JMCA政府認証マフラーだから車検もOK。

左側にサイレンサーがあるだけでイメージが大きく変わる。JMCA政府認証マフラーだから車検もOK。

テスター太田安治の欲張りリクエスト

SP忠男のマフラーはベンチ上でのデータよりも車両の性格に合った特性を追求し、試走を繰り返して仕様を決定しているだけに完成度は文句なし。アイドリング時の排気音はもう少し小さい方が好みだけど、この音に痺れるライダーも多いだろう。

画像: ノーマルの右側1本を左右2本にするのはスペース的制約から至難の業。ミリ単位で寸法を調整し、実現している。

ノーマルの右側1本を左右2本にするのはスペース的制約から至難の業。ミリ単位で寸法を調整し、実現している。

文:太田安治/写真:南 孝幸

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