現行車でもどんどん楽しめるカスタムへ
ホンダの現行空冷CB、CB1100/EX/RSに、往年のCB-Fルックをまとわせたい。そう思うファンは少なからずいる。
そんなニーズに応えたのが、ウィズミー・プロフェッショナルレーシングのコンプリートカスタム車“プロジェクトF”。写真はこれをベースにさらにカスタムを施した“F+(エフプラス)”と呼ばれる車両の一例だ。
![画像: 現行車でもどんどん楽しめるカスタムへ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/26ef1db8dd04cf936d8f2138e2f2c3afe8942282_xlarge.jpg)
“プロジェクトF”とF+の違いを先に述べれば、この状態のF+はエンジンまわりはSC65のSTDのままに、エアクリーナーを外した純正インジェクション(ウィズミー会長・丸山さんの言葉を借りれば「直ジェクション」)をサブコンによって燃料調整。アールズ・ギア製マフラーとの組み合わせで106.5ps(SC65のノーマルは90ps)へ。
低速域を犠牲にすることなく、高回転までよどみない吹け上がりを実現と、パフォーマンスも高め、市街地走行からサーキット走行会まで楽しめる特性とされる点にも注目。ほかにはリヤショックが4輪でも知られる国産のビルズに換装されるのが大きな違い。
元のプロジェクトFに話を戻せば、まず細部までこだわった、専用のF外装キット=アルミ製で16.5L
容量のタンク、FRP製サイド/シートカウルを用意し、フィッティングや配線加工が必要な部分はすべてキットパーツ側で処理、本体側は無加工で装着できる仕様とした。現在は外装キットのみの販売はしておらず、ウィズミーへの車両製作依頼のみ対応する。
製作はベース車の選定(持ち込み可)→カラーリング決定(塗装代は別途、純正色の場合はこの過程を省略)→パーツ製作/塗装(約3カ月)→組み付け・完成という手順。新車ベース、中古車ベース、持ち込み製作も可能だ。
納車後にもマフラーやハンドルほかのカスタムも楽しんでいける仕様となっていて、最新現行車で“CB-F”の味わいを、このF+のようにカスタム域にまで広げて実現を目指す意欲作。
この形が好きならば、選んで楽しむ価値は十分にある。
Detailed Description 詳細説明
![画像: 細長くケース側が黒いCB-Fの特徴を出したウインカー。CB-Fらしさを表現するヘッドライトと直下のふたつのホーンなども再現した。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/fecc8b6242b715594a6655eeec14e9a6cad06b00_xlarge.jpg)
細長くケース側が黒いCB-Fの特徴を出したウインカー。CB-Fらしさを表現するヘッドライトと直下のふたつのホーンなども再現した。
![画像: CB-Fの特徴でもある四角く大ぶりなテールレンズもきちんと表現している。テール部分はこのようにフェンダーレススタイルとなる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/1eef4b6b8bffe7ca7eff0b495af787052783f37e_xlarge.jpg)
CB-Fの特徴でもある四角く大ぶりなテールレンズもきちんと表現している。テール部分はこのようにフェンダーレススタイルとなる。
![画像: CB-Fのスリムロング感をCB1100に投影する燃料タンクはアルミ製で容量16.5ℓ。基本色は純正パターンだが、別料金でオーダー塗装にも対応する。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/51234381e917afd05b612d263de5f6ec2fa4aaf5_xlarge.jpg)
CB-Fのスリムロング感をCB1100に投影する燃料タンクはアルミ製で容量16.5ℓ。基本色は純正パターンだが、別料金でオーダー塗装にも対応する。
![画像: シートは元となるCB1100(SC65)ベースで、CB-F形状をCB1100に合うようにテールカウルやサイドカバーもFRPで造形しているのだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/db985bc00896dedb40193a956aa9cf497a41a9bd_xlarge.jpg)
シートは元となるCB1100(SC65)ベースで、CB-F形状をCB1100に合うようにテールカウルやサイドカバーもFRPで造形しているのだ。
![画像: 空冷DOHC4バルブ直列4気筒1140ccのエンジン、ダブルクレードルフレーム等のハード面はCB1100そのままを使うが、違和感はない。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/694b60b5e69069cf8274f8303463485fc1d3a97c_xlarge.jpg)
空冷DOHC4バルブ直列4気筒1140ccのエンジン、ダブルクレードルフレーム等のハード面はCB1100そのままを使うが、違和感はない。
![画像: F+ではエアクリーナーボックスを撤去した上でRapidBikeサブコンで燃調を取る。基本仕様のプロジェクトFはボックス/カバーも付く。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/9eba5e79719246703b670423a74a87c193b529a1_xlarge.jpg)
F+ではエアクリーナーボックスを撤去した上でRapidBikeサブコンで燃調を取る。基本仕様のプロジェクトFはボックス/カバーも付く。
![画像: 前後18インチホイールやφ41mm(CB1100RSではφ43mmとなる)フロントフォークもSC65そのまま。見本車ではフォーク内部にテクニクス製のTASCカートリッジも装備している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/162fc9ae7479f54b9ce2263edd7f197252eabff0_xlarge.jpg)
前後18インチホイールやφ41mm(CB1100RSではφ43mmとなる)フロントフォークもSC65そのまま。見本車ではフォーク内部にテクニクス製のTASCカートリッジも装備している。
![画像: このF+見本車ではビルズ製リザーバー別体リヤショックもカスタム参考例として装備している。このあたりも当然、アレンジできるのだ。角型で細身のスイングアームは純正パーツ。変則10本タイプスポークのホイールもCB1100純正だが、コムスターデザインに見える点は面白い。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/7c9d0ee23f0cae101304b697a5842feadcb873be_xlarge.jpg)
このF+見本車ではビルズ製リザーバー別体リヤショックもカスタム参考例として装備している。このあたりも当然、アレンジできるのだ。角型で細身のスイングアームは純正パーツ。変則10本タイプスポークのホイールもCB1100純正だが、コムスターデザインに見える点は面白い。
![画像: CB-F現役当時のAMAスーパーバイクレーサーを彷彿させるメガホン形状の4-2-1マフラーもカスタム参考例として装着。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2020/03/08/cb34774553c38e1366293cf35998d5a3284a901b_xlarge.jpg)
CB-F現役当時のAMAスーパーバイクレーサーを彷彿させるメガホン形状の4-2-1マフラーもカスタム参考例として装着。