文：中村浩史／写真：赤松 孝・中村浩史／車両協力：ホンダドリーム熊本
※月刊オートバイ2020年2月号掲載「現行車再検証」より
ホンダ「CB650R」主なスペックと価格
全長×全幅×全高：2130×780×1075㎜
ホイールベース：1450㎜
シート高：810m
車両重量：202㎏
エンジン形式：水冷4ストロークDOHC４バルブ並列4気筒
総排気量：648㏄
ボア×ストローク：67.0×46.0㎜
圧縮比：11.6：１
最高出力：95PS／12000rpm
最大トルク：6.5㎏-m／8500rpm
ミッション：6速リターン
燃料タンク容量：15Ｌ
キャスタ／トレール量：25°30′／101㎜
ブレーキ前・後：ダブルディスク･シングルディスク
タイヤ前・後：120/70ZR17・180/55ZR17
メーカー希望小売価格（税込）：97万9000円
ホンダ「CB650R」の各部をチェック
排気系やカムプロファイルの変更でより俊敏に力強く回るエンジン。4本並んだエキパイの美しさは、まさにヨンフォアの再来で、兄弟車の1000にも250にもないCB650Rだけの特別な装備だ。
CB650Fからの変更で、倒立フォークを採用。ブレーキはφ310㎜ローターにラジアルマウントの4ピストンキャリパーの組み合わせで、CBRとは違い、メッツラーロードテック01を標準装着する。
リアサスはプリロードのみ調整可能。スイングアームマウント部に高コストのピロボールを採用し、動きの良さがハッキリ体感できる。ショートマフラーは排気効率だけでなくサウンドにもこだわった。
1000/250/125と共通イメージに仕上げられたフロントマスクデザイン。LEDヘッドライトは、円周方向にリングポジションランプを配置し、LEDウィンカーは本体デザイン、位置ともスポーティだ。
ややフラット形状に近いバーハンドルを採用。ギアポジション表示付きのデジタルメーターは瞬間&平均燃費、燃料消費量、平均車速や経過時間、オド&ツイントリップメーターを表示する。
前後分割式のシートはクッション圧を十分確保したといいつつ、やはり長時間走行に硬めの印象だった。リアシート下の収納スペースはETC車載器搭載はOK、ヘルメットホルダーもシート下を利用。
ちょっと苦言を呈せば、ホンダを代表する「CB」ブランドとして、タンデムや荷物積載にもう少し気を配ってほしかったかな。シートはスタイリッシュだが座面が狭く、スポーツラン向きだが硬かった。
取材協力：ホンダドリーム熊本
今回の試乗車はホンダドリーム熊本でお借りしました。巨大ドリーム店は小排気量からビッグバイクまで車両販売はもちろん、スクールやツーリングなどイベントも開催していて、さらに店内にはアパレルのラインアップも豊富でした！
ホンダドリーム熊本
TEL.096-311-9022
熊本県熊本市東区江津2-36-1
毎週水曜･第2火曜定休
営業時間 10：30〜19：00
文：中村浩史／写真：赤松 孝・中村浩史／車両協力：ホンダドリーム熊本
中村浩史の長距離試乗インプレ【現行車再検証】
