今回ご紹介する神社は、河口湖にある河口浅間神社です!
※今回の記事は月刊オートバイ2017年10月号で掲載したものを加筆修正しております。
「浅間神社」音読みと訓読みで違いがあるの?
ところで「浅間神社」を何と読みましたか? 「せんげん」でしょうか、それとも「あさま」でしょうか。
ここ河口浅間神社は「あさま」です。これには諸説ありますが、実はよくわかっていません。訓読みと音読みの違いと言えば、八幡と書いて「やはた」と読む場合と「はちまん」と読む場合があります。
訓読みは、漢字が伝来する前から日本にあった音。
一説には音読みのところは、仏教の影響を受けたことの名残だとか。つい150年前まで、実はお寺と神社は同じ敷地に建っていました。
お坊さんが、神社を管理していた場合もあったそうです。明治になって、神社とお寺を明確に分けることになりました。
言われてみれば、神社とお寺が隣り合っているのをよく見かけませんか? そんなところを見付けたら、そこは昔お寺と神社が一緒だったのかもしれません。
例えば、東京の浅草寺と浅草神社。こちらは同じ敷地と言ってよい程に隣り合っています。昔は一緒だったそうです。
今は浅草と書いて「せんそう寺」と「あさくさ神社」の、音読みと訓読みに分かれています。
河口浅間神社の読みが「あさま」であることにどんな歴史があるのか、はっきりとわかっていません。
しかし、全ての神社が「そこに建つ意味」を持っています。どんな歴史が潜んでいるのか、ふとヘルメット越しに気になった神社の名前に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
所々の神社で、似たような張り紙をよく見かけます。参拝のためではなく、ゲームを目的に境内にいる人が増え
ているそうです。神社では規則ではなく、マナーが大切ですね。
木って実は、自然では真っ直ぐ伸びないんです。真っ直ぐなうえに高樹齢の木がこんなにも多く生えているってことは、それだけ多くの人の手が掛かっているということ。それも何代にも渡って。先人の想いを感じます。
神社ひとくちメモ
「鈴緒は引く!」

神社にお参りする時に鳴らすあの鈴。左右に振ったり、綱を打ち付けるように鳴らしていませんか?
そうやっても、あまり鳴らなかったはずです。実はあれ、上下に引っ張るように揺らして鳴らします。
そうすればきっと、うまく鳴るはずです。試してみてくださいね!
33歳にしてついに、初めて「ほうとう」をいただきました! 瀬戸内海育ちの僕は、新鮮な山菜に興味津々。この日は夏にしては寒いほどの気温。でもそのおかげで、鉄鍋でアツアツになった里の料理を堪能できました。
またひとつ大人になりました!(←そんな気がする)
文:佐々木優太/写真:関野 温/撮影協力:河口浅間神社