完結30周年を迎えた不朽の名作『あいつとララバイ』(楠みちはる)。その作中で登場するオートバイを紹介していきます。
 
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第12回/スターダストブラザーズのカワサキ「GPZ900R」

研二&Z2の国内ラストバトルの相手はスターダストブラザーズ&GPZ900R。908㏄という排気量は、カワサキが第二のZ1を開発しようとした熱意の現れだ。

このニンジャもZ1に劣らず世界中で大人気となり、「最速カワサキ」の称号を奪還した記念碑的モデルである。

画像: カワサキGPZ900R 1984年、GPZ900R、通称ニンジャが登場。直4水冷DOHC4バルブエンジンは当時としては珍しいサイドカムトレインを採用し、バックボーンタイプのダイヤモンドフレームに搭載する。その軽さと運動性能を武器に速さは圧倒的で、当時の海外雑誌のテストでは、頻繁に250㎞/hを超えるデータを記録していた。

カワサキGPZ900R
1984年、GPZ900R、通称ニンジャが登場。直4水冷DOHC4バルブエンジンは当時としては珍しいサイドカムトレインを採用し、バックボーンタイプのダイヤモンドフレームに搭載する。その軽さと運動性能を武器に速さは圧倒的で、当時の海外雑誌のテストでは、頻繁に250㎞/hを超えるデータを記録していた。

湘南のスターダストブラザーズこと、カズ&アキの駆るGPZ900R。

「第二のZ1」を生み出すべく開発された意欲作で、最高速250.00km/h、ゼロヨン10秒559というデータにも現れているように、Z2とは隔世の感のある世界最速のマシンであった。

画像: 第12回/スターダストブラザーズのカワサキ「GPZ900R」

カズ&アキのニンジャはセパハンにバックステップ、4in1の集合菅に加えて、スタビライザーを装着してリアブレーキをフローティングタイプに変更。

外装では、フロントウインカーを埋め込みのエアロタイプ、フロントフェンダーとフォークを変更してリアフェンダーとアンダーカウルをレスとしている。

最初のバトルで、研二は友美を後ろに乗せていたタンデムであったとはいえ、余裕でブッ千切られてしまう。

(次回はブルースのカワサキZ1000MkⅡを解説します。お楽しみに!)

過去の回はこちらからご覧いただけます。

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