80年代バイクブームの申し子「バリ伝」とガチバトルするためZ2(厳密にはFX)に乗り、「あの頃」の感触を取り戻し、感覚を研ぎ澄ました楠先生。人気作家10名が読み切り作品で競う「マガジン・コミックカップ」でも優勝し、漫画家として最初のピークを迎えた。
 
©楠みちはる/講談社 ※全ての写真及び記事の無断転載を硬く禁じます。

第20回「火花散る『バリ伝』とのガチバトル」

「コミックカップで1位を取り、その勢いのまま『バリ伝』とガチバトルへ。久しぶりに『ララバイ』も1位を取ります。『北海道死神ライダー編』ですね。

『Z2なんか古くて誰も知らない』。『じゃあマッハナナハンは?』。

『マッハナナハンなんてもっと知らないだろ?』とバイクブームのど真ん中にZ2対マッハのバトルはマガジンで1位。笑いました。そして嬉しかったですね。やっと『バリ伝』のライバルになれた。そんな感じです」。

画像: 第2回でお知らせした「Z2対マッハナナハン」は大幅に遅れて今回になりました。週刊少年マガジンでは85年の春からバトルがスタートしたが、Z2はデビューから12年、750SSは14年近くが経過していた。この「北海道死神ライダー編」は「あいつとララバイファンブック」でクライマックスシーンを貴重な生原画で掲載。

第2回でお知らせした「Z2対マッハナナハン」は大幅に遅れて今回になりました。週刊少年マガジンでは85年の春からバトルがスタートしたが、Z2はデビューから12年、750SSは14年近くが経過していた。この「北海道死神ライダー編」は「あいつとララバイファンブック」でクライマックスシーンを貴重な生原画で掲載。

「勢いのままヤンマガに読み切り『涙のリクエスト』を描き、これも1位。これはそのまま『シャコタン・ブギ』第1話となり『シャコタン』連載スタート。

再び2本連載です。マガジンで『バリ伝』とバトルし、ヤンマガで『ビーバップ』とバトルする。

漫画を描いてて死にたくはないけれど、死んでも仕方がないかナと何度も思いましたね。楽しかったです」。

画像: 「シャコタン★ブギ」の主人公のハジメとコージは度々「ララバイ」にも登場している。上のカットはFZ400Rを駆る女性ライダーまりなが鮮やかにハジメのソアラを交わしたシーン。

「シャコタン★ブギ」の主人公のハジメとコージは度々「ララバイ」にも登場している。上のカットはFZ400Rを駆る女性ライダーまりなが鮮やかにハジメのソアラを交わしたシーン。

「連載中、二人はどうゆう関係だったのか?とよく聞かれます。ピリピリしてたでしょう、と」。

楠先生が言う「二人」とは、もちろん、しげの秀一先生とのこと。実は仲が良かったという二人のやりとりや、第三京浜のパーキングでの出来事などについては、「ララバイ」の秘話満載の「ファンブック」でご確認ください。

(明日からは「ララバイ登場バイク列伝」が始まります。お楽しみに!)

過去の回はこちらからご覧いただけます。

「あいつとララバイ ファンブック」(モーターマガジン社)好評発売中

画像: 「あいつとララバイ ファンブック」(モーターマガジン社)好評発売中

「ララバイ」のロケ地を探訪した「バトルファイル」や書き下ろしの自叙伝「僕のバイク道・漫画道」完全版など盛り沢山の内容です。

■A4変型ワイド版・オールカラー164ページ
■定価:1527円+税

Amazonでもお買い求めいただけます。

あいつとララバイ ファンブック (Motor Magazine Mook)

モーターマガジン社 (2019-10-30)
売り上げランキング: 139

This article is a sponsored article by
''.