1909年、初めての国産のオートバイが誕生した。それから100年以上、あまたのモデルが世に出て、愛され、そして消えて行った。時代時代で光を放ったオートバイたち…。今となっては、もう写真でしか見ることができない車両もある。そんな、日本が誇るオートバイの歴史を紐解いていこう。「果たしてあなたは何台のオートバイを知っているだろうか?」
ホンダVFR750F 1986 年4 月
ワークス耐久レーサー・RVF750のノウハウを踏襲しながらも、「上品、優美、快適、意のままになる操縦性」をコンセプトに開発された。エンジンも国内初のカムギア駆動などを採用した、RVF譲りのパワフルな750cc水冷V4。最高速は輸出仕様で270km/hに到達した。
ヤマハFZ250フェーザー1986 年5 月
超高回転型の250cc水冷直4エンジンとスタイリッシュなルックスで大ヒットしたフェーザー。この年のマイナーチェンジにより、リアブレーキがそれまでのドラムからディスクへと変更された。同時にカラーリングも新しいデザインに変更されている。
スズキ RG250Γ W/W 1986 年 4月
元祖レーサーレプリカ・RG250ΓもSIPC、SAECを新たに装備して格段に扱いやすくなっていたため、基本的にはカラーリング変更のみ。ウインカースイッチのプッシュキャンセル化、サイドスタンド警告灯といった安全面の配慮など、装備や使い勝手という面で熟成度が高まった。
ホンダ シャドウ 1986 年 4月
NV750をベースに各部を向上。位相クランクによって一次振動を消したVツインは3バルブ・2プラグの採用によりスムーズな吹け上がりを実現。
ホンダ TLR250R 1986 年 4月
TLR200のエンジンではパワー不足という人のための上級者用。ステアリングヘッドを強化したフレームや4Lタンクの他、シート下に2Lのサブタンクがある。
※諸元の並び順●エンジン形式●総排気量●最高出力●最大トルク●車両重量●前・後タイヤサイズ●価格(発売当時)