本格ATスポーツには最適の新装備!
76馬力を発生する839㏄のV型2気筒エンジンと剛性の高いダブルクレードル型フレームのマッチングにより、スクーターらしからぬスポーツ性能を見せ付けるアプリリアSRV850。今回、紹介するのは2015年モデルの「ABS-ATCバージョン」である。
![画像1: 本格ATスポーツには最適の新装備!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/fb280edb23ec4ee87f1d5986c829cfa72d23e545_xlarge.jpg)
アクセルを開けるだけで怒涛の加速を見せ付ける動力性能がSRV850の大きな魅力だが、その馬力ゆえにグリップの悪い路面でラフに扱うとパワースライドを起こすこともある。
そこで採用されたのがアプリリアのレース活動で鍛えられたトラクションコントロールシステム。
3段階調整式だが、今回走ったミニサーキットでは「スポーツ」が安心。
![画像2: 本格ATスポーツには最適の新装備!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/f1491eac736666a0f1e5131ebc0d465510f90728_xlarge.jpg)
タイトターンの立ち上がりで一気に全開にしてもスライドは起きず、介入時のショックも気にならない。ウエット路面なら「スタンダード」がいいだろう。
対してABSはオンまたはオフのみ。比較的早めに介入するのでスポーツライディングではオフのほうが走りやすいが、公道ならオンのままでいい。
![画像3: 本格ATスポーツには最適の新装備!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/ac86a2d1e6a290bf7089f4b2610984d02a48f573_xlarge.jpg)
パニックブレーキでも270㎏を超える車体を効率的に減速できる。
スタンダードバージョンとの価格差は8万5000円だが、SRV850のパワーを活かせることと、公道での安全性を考えればABS-ATCを選んだほうがいい。
こいつは「スクーターではなくスポーティーなATツアラー」なのだから。
SOECIFICATION
●水冷4ストOHC4バルブV型2気筒
●839㏄
●76.1HP/7750rpm
●7.6㎏-m/6000rpm
●276㎏
●18.8L
●780㎜
●120/70-15・160/60-15
RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:60㎏
![画像1: RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:60㎏](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/2c1bdb312b8244b220b34ac1d7bfaae6949e5076_xlarge.jpg)
スライド式バックレストの装備で体格に合わせたポジションが取れる。
足を置く位置の自由度が高く、市街地やスポーツ走行では写真の位置、クルージングでは前側に伸ばすと快適。
![画像2: RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:60㎏](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/7ecf509e06a8686a4f13396cf3a5c9a384ffbefc_xlarge.jpg)
シート高はかなり高いが、停止時に前側に座れば小柄なライダーでも不安はないはず。
DETAILS
![画像1: DETAILS](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/6568b68a2c8afe87e2afe060a36afd3c5b70bfb7_xlarge.jpg)
ATCはスタンダード、スポーツ、OFFの3段階から状況に応じて選べる。
選択は右スイッチBOX上のこのスイッチで行なう。
![画像2: DETAILS](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2019/07/26/1db779374f5935ae269fbb90ce25306391ee6d89_xlarge.jpg)
メーターは従来通りだが、センターに「SPORT」のインジケーターが追加され、ATCのスポーツモード時がわかるようになった。