ネオクラシックに続いてお届けする、2019年注目のカテゴリーがミドルスポーツクラス。特にスポーツNKは、爽快な走りが楽しめて実用性も高く、しかも価格も魅力的という狙い目のモデルがひしめくクラス。早速、気になる4機種を乗り比べながら、それぞれの魅力を比較していこう。

好バランスが光るスポーツネイキッドのお手本

YAMAHA MT-07

画像: 最高出力:73PS/9000rpm 最大トルク:6.9㎏-m/6500rpm 価格:77万7600円

最高出力:73PS/9000rpm
最大トルク:6.9㎏-m/6500rpm
価格:77万7600円

MT-07が際立つのは取り回しで光る小柄な車格と軽さ、走りの面では強力な瞬発力と運動性能だろう。

650㏄クラスに入れてはいるが、排気量は688㏄。

そのちょっとした排気量のゆとりを、すべてトルクの充実に活かしている。3000回転も回していれば、スロットルにダイレクトに応える強力なパワーを発揮する。

画像: クロスプレーンコンセプトを掲げるCP2ユニットはトルク特性を重視した力強いもの。スペック以上にパワフルに感じるエンジンだ。

クロスプレーンコンセプトを掲げるCP2ユニットはトルク特性を重視した力強いもの。スペック以上にパワフルに感じるエンジンだ。

どのギアでも、このトルクを使ってダッシュした時の瞬発力は強烈! しかもこのエンジン、1万回転ほどまでリニアに吹け上がる。

ギア比もよく吟味されているのだろう。このクラスの中で非常にパワフルで、スペック以上に力強く感じる。

ノンビリ走っていても、ひとたびスロットルを大きく開ければリッタークラスのようなダッシュをするのだ。

ハンドリングは素直で従順、かつかなり軽快。

コンパクトな車体でよく曲がり、どんな道でも、必要とあらばキビキビした機動を簡単に実現する。

画像: ヘッドライトは昨年型から新形状のものに変更。兄貴分の09にも似たデザインとなり、合わせてサスペンション特性も見直された。

ヘッドライトは昨年型から新形状のものに変更。兄貴分の09にも似たデザインとなり、合わせてサスペンション特性も見直された。

サスもよく動き、乗り心地は悪くないが、時折大きなギャップを越える時などにだけ、少し硬めに感じる。

ただ、スタビリティはよく、速度が上がっても路面をよく捉えるので、この足回りを信頼して思う存分スロットルを開けられる。

その扱いやすさと、機敏な身のこなし、小粋なルックスで大ヒットしているバイク。

ストリートコミューターのような雰囲気があるが、実際は何をやっても元気なオールマイティスポーツだ。

SPECIFICAITON
全長×全幅×全高 2085×745×1090㎜
ホイールベース 1400㎜
最低地上高 140㎜
シート高 805㎜
車両重量 183㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量 688㏄
ボア×ストローク 80×68.5㎜
圧縮比 11.5
最高出力 73PS/9000rpm
最大トルク 6.9㎏-m/6500rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 13L
キャスター角/トレール量 24度50分/90㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ282㎜ダブルディスク・φ245㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・180/55ZR17

RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:68㎏

画像2: RIDING POSITION 身長:176㎝ 体重:68㎏

ハンドル位置、シート、ステップのバランスが絶妙。

コンパクトで上体が自然に起きるのだか、腰を少し引いて乗ったりすると程よい前傾になったりする。

ライダーの体格差にも幅広く対応し、フィッティングしやすい。

DETAILS

画像2: DETAILS

使いやすい上に強烈なパンチを発揮するエンジンと、素直で身軽なハンドリングが魅力。

街中、峠道と、やろうと思えばどこでもクイックで元気な走りができる。

瞬発力に関しては、カタログスペックのはるか上を行っているような力強さだ。

しかも非常に扱いやすいバイクで、こういった元気のいい万能な走りをどんなライダーにも楽しませることができる。

今回試乗したのは新色で、見慣れたデザインに新鮮さを加えている。

This article is a sponsored article by
''.