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CCW FX110(2015年)
まるで自転車のような細身のフレームに110ccの空冷シングルを組み合わせた、ユニークなオフローダーがCCWのFX110。街乗りからちょっとしたオフロードまで気楽に楽しめ、バイクの楽しさの「原点」を教えてくれる1台だ。貴重なマシンに早速試乗してみよう。
バイクで走る悦びを手軽に味わえる
なんとも面白そうなバイクが登場した。このFX110は、アメリカのクリーブランド・サイクル・ワークス(以下CCW)製トレッキングバイクだ。見ての通り、自転車的な取り回しやすさを魅力にする、新しいジャンルのオフ系軽量バイクといっていい。
特徴的な前後同サイズの21インチホイール・タイヤに、独自に製作したエンジン...
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ホンダ RC213V-S(2015年)
MotoGPマシンの世界をそのまま公道に!
ロードスポーツ界の頂点に立つMotoGPマシン、RC213Vそのままのメカニズムを踏襲した夢の公道マシンがRC213V-S。かつてなかった、史上初の「ドリームマシン」の乗り味はどうなのか? 早速市場レポートをお届けしよう。
GPライダーの世界を公道で味わえる「究極の夢」
RC213V-SはMotoGPマシン・RC213Vの忠実なレプリカ。1リッターの排気量がありながら、重量はかつてのミドルSSほどしかない。GPマシンのDNAに敬意をはらい、2190万円というプライスに身構えながら試乗を始めたが、驚くほど乗りやすかった。試乗地であるバレンシアサー...
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ヤマハ XJR1300C(2015年)
カフェスタイルに大変身した空冷スポーツの雄
いまや貴重な空冷4気筒を搭載するビッグネイキッド、XJR1300をカフェスタイルにアレンジ、昨年末のミラノショーで話題となったXJR1300Cがついに日本上陸を果たした。スポーティながらも斬新なフォルムも気になるが、走りはどう変わったのか、早速試乗チェックしていこう。
伸びやかな欧州仕様のパワーも大きな魅力!
XJR1300Cは、その姿がミラノショーで発表されて以来、独特の世界観を主張する、個性的なビッグNKとして注目を集めてきた。見ての通り、ビンテージ・カフェレーサーのイメージをベースにしたデザインだが、そのテイストが面白い。トライアンフのス...
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ヤマハ YZF-R1/R1M(2015年)
GPテクノロジーで研ぎ澄まされた最強スプリンター!
いよいよ上陸を果たす新型YZF-R1。欧州メーカーの最新スーパースポーツに真っ向勝負を挑むべく造り込みを極め、MotoGPマシンのテクノロジーまで導入して仕立て上げたヤマハ渾身の1台だ。果たして、そのパフォーマンスはどれだけスゴいのか? 早速チェックしていこう。
強烈パワーはまさに「本物」! とにかく速い最強SS!
プレストコーポレーションが輸入する新型のYZF-R1/R1Mはカナダ仕様。パワースペックは未公表だが、200PSのフルパワー仕様に近いと思っていいだろう。レースECUキットを組み込んだ場合出力は同じで、ピーク発生回転数が10...
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カワサキ ニンジャH2(2015年)
史上最強のニンジャ、ついにストリートに降臨!
量産二輪車初の過給エンジンが生み出す、強烈なパワーと加速性能を引っさげて、いよいよニンジャH2が日本の公道を走り出す! 過激なスペックやスタイリングがクローズアップされているが、実際乗ってどうなのか? スゴい走りは噂通りなのか? 早速試乗チェックだ。
強烈パワーとしなやかな車体を持つ「ホンモノの怪物」!!
H2は減速時やラフなスロットルオフの時、「パシュッ」と鳴く。スーパーチャージャーの駆動ギアのバックラッシュ音らしいが、まるでターボ車のブローオフバルブが減圧した時のような音だ。だが、H2にはそんなバルブはない。このエンジンは、どう扱ってもサ...
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トライアンフ デイトナ675R(2011年)
世界中で高い評価を得ているミドルクラススポーツの雄、デイトナ675に上級グレードの「R」が登場。名門パーツで足回りを強化したこのモデル、果たして走りはどのような進化を遂げたのだろう。
峠での楽しさはクラス随一!
デイトナ675は個性的なトリプルエンジン搭載のスーパースポーツ。このエンジンのサウンドとトルク感は独特で、ケモノが吠えたり唸るような、ヴァーンッという音を発し、シャープに吹けるが柔軟で優しいパワーも魅力的だ。
4気筒のミドル・スーパースポーツたちに対し、プラス75ccの威力は絶大で、そのゆとりあるトルクを使った、中回転域からの立ち上がりはとにかく力強い。パワーバンドはタコメーター...
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スズキ GSX-R600(2011年)
クラス最強・最軽量を常に目指し続けるトップパフォーマー、GSX-R600の最新型がついに発売開始。9kgもの軽量化とコンパクト化で、走りを一変させての登場だ。
二人乗りも楽しく快適
新型のGSX-R600は、トータルで9kgも軽量化され、外装も一新。フレームは基本レイアウトこそ似ているが、まるで違うディメンションだ。ホイールベースは短くなり、エンジンは搭載角を少し起こし、前寄りに搭載。高い前輪荷重を達成しながら、従来と同じ長いスイングアーム長をキープ。安定性、旋回性、それにリアのスタビリティ向上…と大改良を狙っている。エンジンは内部ポンピングロス低減のため、クランクケースにこれまでより大...
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ホンダ CBR600F(2011年)
昨年のミラノショーで登場して以来、世界中のファンからから注目されてきたミドルスポーツ、CBR600Fがついに上陸!早速その仕上がりをチェックしていこう。
スポーティで素直な優等生
1987年に初代が登場したCBR600Fは、扱いやすくスポーティな高性能オールマイティモデルとして大ヒット、欧米で一世を風靡したバイク。歴代600Fの中には同様のコンセプトで誕生していても、ピーキーなエンジンを積む戦闘的なものや、まるでツアラーのようなモデルも存在する。もともと欲張りなコンセプトをベースにしているモデルだけに、その時代によって目指す方向性が色々移り変わってきたわけだ。
では、この新たに登場したニ...
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<試乗ダイジェスト>SUZUKI GSX-R1000(2009年モデル)
毎回フルモデルチェンジごとに、最先端のスペックを引っさげて登場するGSX-R1000の登場です。某有名レーシングライダーと雑談をしていたとき、レーサーにするのに、国産4メーカーの中から市販車を買うなら、どのバイクを選びます? なんて雑談では、名前がよく挙がるモデルです。
[車種解説]
スーパーバイク世界選手権や鈴鹿8耐、JSB1000など、世界各地のレースでその実力をいかんなく発揮するスズキスーパースポーツシリーズの旗艦。09年のフルチェンジでボア×ストロークから見直されたエンジンは、185PSの高出力をマークすると同時にエンジン本体を大幅にコンパクト化。それに合わせてフレームも一新され...
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<試乗ダイジェスト>HONDA CBR600RR 国内仕様(2009年)
ボクも、ついこないだまで所有していた国内仕様のCBR600RRです(ボクのは07年型でした)。ミニバイクレースに出ている内に、大きいバイクでサーキット走行をしたくなって、購入しちゃったんですねぇ。で、1年間くらいステップワゴン(RF3)に積んで筑波サーキット通いをしていました。パワーアップは予算的に厳しかったので、ず~っと完全ノーマルだったんですけど、充分楽しかったです。ボクレベルだと、筑波ならリミッターは一切効きませんし。あと、通勤にもちょいちょい使っていたけど、別に不安も不満もなかったなぁ。ライポジが通勤向きじゃない、なんてのは当然の話なんで、それよりも車体の軽さの方が実生活では魅力...
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<試乗ダイジェスト>KAWASAKI ZZR1400(2009年モデル)
今回は、見るからにコワモテのZZR1400を紹介。いや~、初めてこの顔を見たときはビックリしましたよ。でも、乗ってみると意外なことに優しいんですよね~。街乗りもしやすいですし。もちろんアクセルを開けて、回転数を上げていくと豹変するんですけど。というわけで、ダイジェストをどうぞ。
[車種解説]
エンジン真上にボックス状のメインパイプを通したアルミモノコックフレームに、フルブースト200PSを発生する水冷4気筒ユニットを搭載し、低く伸びやかなイメージのフルカウルフォルムに包んだカワサキのフラッグシップモデル。1352ccのキャパシティを持つエンジンは、市街地やタイトなワインディングも苦にしな...
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<試乗ダイジェスト>SUZUKI HAYABUSA1300(2010年モデル)
「すげ~速い」バイクとして、バイク好きならほとんどの人が知っているハヤブサ。初代登場時から、その最高速と個性的なフォルムは世界中で話題となっております。でも、ハヤブサやZZR1400のようなメガツアラーって呼ばれるバイクたちは、意外なほど低速のトルクもあって、乗りやすいのが特長なんですよね。だから、メーカーから編集部がお借りしたバイクに乗るときも、意外なほどリラックスして乗れるんです。それでは、宮崎敬一郎によるレポートをどうぞ!
[車種解説]
ライダーが伏せた状態での空力追求から生まれたずんぐりとしたフォルムと、強大なトルクによる怒濤の加速性能でファンを魅了するアルティメットスポーツ。燃...