ドゥカティが誇る本格派アドベンチャー「DesertX」に、さらなる極限の走破性を追求したハードコアモデル「DesertX Rally」が登場! 新設計のドゥカティV2エンジンと新設計モノコックフレームをベースに、世界中の過酷なラリー競技で培われたレーシングコンポーネントを満載した本気仕様だ。

まとめ:八橋秀行
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過酷なエンデューロレースで鍛え上げられた“実戦直系”アドベンチャー

画像: DUCATI DesertX Rally 2027年モデル

DUCATI
DesertX Rally
2027年モデル

2021年に登場した初代「DesertX」は、世界一過酷なハードエンデューロ「エルズベルグロデオ」や「アルバニア・ラリー」、「トランスアナトリア」、そして1500kmの砂漠を激走する「NORRAメキシカン1000」など、数々のタフなレース現場へ実戦投入されてきた。

今回発表された新型「DesertX Rally」は、新世代のドゥカティV2エンジンと新設計モノコックフレームを骨格とし、そうした極限の現場からフィードバックされたノウハウを余すことなく注ぎ込んでだ、従来の本格アドベンチャーの限界を軽々と打ち破る仕様に仕立てられている。

そのコンセプトは明確で、「オフロードにおけるコントロール性、障害物の走破力、そしてライダーへの絶大な安心感の獲得」だ。

画像: 過酷なエンデューロレースで鍛え上げられた“実戦直系”アドベンチャー

パワーユニットは「DesertX」に搭載されているエンジン「テスタストレッタ11°」から刷新された、890ccのV型2気筒エンジンがベース。

新設計のモノコックフレームと組み合わされ、エンジン自体が車体の高い剛性感や軽量化、マスの集中に寄与する設計となっている。

ファクトリーマシンと同等のプロスペックパーツを惜しみなく投入!

オフロード走破性を決定づけるサスペンションには、モトクロスやエンデューロのファクトリーマシンと同等のプロスペックパーツが投入されている。

画像1: ファクトリーマシンと同等のプロスペックパーツを惜しみなく投入!

フロントにはKYB製の密閉クローズドカートリッジフォークを採用。カートリッジ内のオイルを加圧してキャビテーション(気泡発生による減衰力低下)を防ぎ、細かいギャップでの初期の作動性に優れるだけでなく、ハイスピードでの大ジャンプや巨大な岩を乗り越える際にも底付きしない強靭なコシを発揮する。

アウターチューブには極上の摺動性と耐摩耗性を誇る「カシマコート」、インナーチューブ(48mm径)には摩擦を極限まで減らす「DLCコーティング」が施工されている。

画像2: ファクトリーマシンと同等のプロスペックパーツを惜しみなく投入!

ホイールトラベルは「DesertX」に比べ、フロントが250mm(+20mm)、リアが240mm(+20mm)へと大幅に延長され、荒れた路面での走破マージンを格段に広げている。

リアには大径ピストンを内蔵したフルアジャスタブルモノショック(油圧リモートプリロード、高速・低速独立圧側減衰調整付き)を採用。さらに、ガレ場での急激なハンドル取られを抑える、オーリンズ製調整式ステアリングダンパーも標準装備される。

高砂エクセル製チューブレスリム&リア36本スポーク化でタフネスを強化!

画像1: 高砂エクセル製チューブレスリム&リア36本スポーク化でタフネスを強化!

ホイールには、プロライダーからも絶大な信頼を集める「高砂エクセル」製のスポークホイール(前21インチ/後18インチ)を採用。リアホイールはスポーク本数を従来の32本から36本へと増やし、剛性と耐衝撃性を大幅に向上させているのも特徴だ。

画像2: 高砂エクセル製チューブレスリム&リア36本スポーク化でタフネスを強化!

「DesertX」よりもリム幅を細身(ナロー)に設定することで、ダートでの倒し込みの軽快感と旋回性能を高めている。

画像3: 高砂エクセル製チューブレスリム&リア36本スポーク化でタフネスを強化!

また、外周にリブを持つチューブレスホイールに比べて軽量で、飛び石や岩によるリム打ちのダメージを受けにくい構造を取っており、パンク修理が容易なチューブレスの利便性を損なうことなく、過酷なラリーレイドを走り切るタフさを獲得している。

テルミニョーニ製マフラーやハイフェンダーなど、ラリーレイド直系の専用装備

画像1: テルミニョーニ製マフラーやハイフェンダーなど、ラリーレイド直系の専用装備

エクステリアや装備面にも一切の妥協がない。排気系にはチタンライナーとカーボンエンドキャップを備えたテルミニョーニ製エキゾーストを標準装備。もちろん車検対応だ。

画像2: テルミニョーニ製マフラーやハイフェンダーなど、ラリーレイド直系の専用装備

シートは前後への素早い体重移動を可能にするラリー専用のワンピースタイプを装備。

フロントにはラリーらしく詰まりを防ぐハイマウントフロントフェンダーや、エンジン下部を岩から強固に守る強化スキッドプレートを装備。

排気量や扱いやすさに磨きをかけた新世代V2エンジンとモノコックフレームを核に、最高峰のファクトリーオフロードパーツで武装した「DesertX Rally」。

一般的なビッグアドベンチャーの枠を完全に飛び越え、そのままラリーやハードエンデューロにエントリーできるほどの戦闘力を備えた一台、日本市場への導入アナウンスが今から待ち遠しい!

ドゥカティ「DesertX Rally」の主要スペック

ホイールベース1615mm
シート高900mm
車両重量209kg(燃料を除く)
エンジン形式水冷4ストローク4バルブV型4気筒
総排気量890cc
ボア×ストローク96×61.5mm
圧縮比13.1
最高出力110.3PS/9000rpm
最大トルク9.4kg-m/7000rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・ディスク
タイヤサイズ(前・後)90/90-21・150/70R18
乗車定員2名

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