ヤマハが「EICMA2026」にて、大径16インチホイールとフラットフロアを備えた新型電動スクーター「XENTER E」を発表! さらに現地にて内燃機関を搭載したハイホイールコンセプトモデル「XENTER」も世界初公開。欧州都市部で絶大な支持を集めるハイホイールコミューター市場へ、ヤマハが満を持して再参入となる。

まとめ:八橋秀行
▶▶▶写真はこちら|YAMAHA「XENTER E」(画像71枚)

欧州の悪路・石畳を制する「前後16インチ×フラットフロア」がEVで復活!

ヨーロッパの主要都市では、路面電車のレールや石畳、段差をものともせず快適に走破できる前後16インチの大径ホイール(現地ではハイホイールと呼ばれる)スクーターが根強い人気を誇っている。

画像: YAMAHA XENTER E 2027年モデル 駆動用バッテリー:3.5kWhリチウムイオン 航続距離:108km(WMTCクラス1モード) シート高:790mm

YAMAHA
XENTER E
2027年モデル
駆動用バッテリー:3.5kWhリチウムイオン
航続距離:108km(WMTCクラス1モード)
シート高:790mm

その激戦区へ向けてヤマハが放つ新世代コミューターが、125ccクラス相当(欧州A1ライセンス区分)の完全新作電動モデル「XENTER E」だ。

画像: 欧州の悪路・石畳を制する「前後16インチ×フラットフロア」がEVで復活!

乗り降りがしやすく足元に荷物も置けるフラットフロアを維持しながら、軽量スチール製アンダーボーンフレームを採用。視界が広く周囲を見渡しやすいアップライトな乗車姿勢(シート高790mm)により、混雑する都市部でも抜群の扱いやすさと安心感を提供する。

新開発ユニット「eAxle」がもたらす俊敏な発進加速!

画像1: 新開発ユニット「eAxle」がもたらす俊敏な発進加速!

パワーユニットには、高回転型空冷IPMSM(磁石埋込型同期モーター)、MCU(モーターコントロールユニット)、減速ギアを一体化した新開発の小型軽量ユニット「eAxle(イーアクスル)」をフレーム側にリジッドマウント。バネ下重量を大幅に軽減し、軽快なハンドリングを実現している。

スロットルを開けて間もない500rpmの極低回転から33.3Nmの最大トルクを発生。遠心クラッチを介さないクラッチレス構造により、ストップ&ゴーの多い市街地でもリニアな加速を発揮する。駆動部にはベルトドライブを採用し、無音かつ低振動で上質なクルージングが可能となった。

画像2: 新開発ユニット「eAxle」がもたらす俊敏な発進加速!

走行モードは「S(スポーツ)」「T(ツーリング)」「E(エコ)」の3タイプを用意。トラクションコントロールシステム(TCS)や、スロットルの開け味を緻密にコントロールするAPSG電子制御スロットルも完備している。

航続距離は108km! 低重心L字型バッテリー&静音型車載充電器を搭載

画像1: 航続距離は108km! 低重心L字型バッテリー&静音型車載充電器を搭載

ステップボード下からシート前方にかけて低くレイアウトされた新開発の3.5kWhリチウムイオンバッテリーは、IP67相当の防塵防水規格をクリア。 底面の頑丈なプロテクターで段差からの衝撃をガードする。

画像2: 航続距離は108km! 低重心L字型バッテリー&静音型車載充電器を搭載

フロントサイドポケット内に給電ポートを備え、欧州では公共の普通充電スタンド(AC Type 2規格)および家庭用コンセント(200V)に対応。ゼロから約5.5時間で満充電が可能、航続距離はWMTCクラス1モード・バッテリー温度25度環境下で108kmとなっている。

また、標準装備される800W車載充電器はファンレス冷却を備え、充電中も完全な無音を維持する。

画像3: 航続距離は108km! 低重心L字型バッテリー&静音型車載充電器を搭載

さらに、欧州では主要充電スタンド網を定額・有利な料金でシームレスに利用できるヤマハ公式サブスクリプション「YOU Charge」サービスも順次展開予定とのことだ。

従来のスクーターの常識を覆す独立式スイングアームを装備!

従来のエンジン一体型スクーターとは一線を画す、モーターサイクル発想の車体設計も大きな強みだ。

画像1: 従来のスクーターの常識を覆す独立式スイングアームを装備!

パワーユニットを車体フレーム側にリジッドマウントしたことで、一般的なバイクと同様の独立スイングアームの搭載が可能に。バネ下重量が大幅に低減され、前100mm・後97mmのホイールトラベルを持つサスペンションとともに、路面からの突き上げをしなやかに吸収する。

画像2: 従来のスクーターの常識を覆す独立式スイングアームを装備!

制動面は前後ともにΦ245mmディスクブレーキ+ABSを装備。アクセル全閉時には走行モードに合わせて自然なエンジンブレーキフィールを再現する「回生ブレーキ」が作動する。

足まわりはフロントに100/80-16、リア120/80-16の大径タイヤを装着。石畳や路面電車レールなどの段差が多い欧州都市の路面で真価を発揮する。

画像3: 従来のスクーターの常識を覆す独立式スイングアームを装備!

バッテリーをL字型に配置したことで、シート下にフルフェイスヘルメットが収まるトランクスペースを確保。

フロントにはUSB Type-Cソケットや、買い物袋等を掛けられる折りたたみ式コンビニフックを装備。スマートキーシステムも標準装備されている。

フルカラー5インチTFT&狭い場所で重宝する「リバース機能」も!

画像1: フルカラー5インチTFT&狭い場所で重宝する「リバース機能」も!

メーターは昼夜表示切り替え対応の5インチフルカラーTFTディスプレイを採用。専用アプリ「Yamaha Motor On」と連携させることで、画面上でのターンバイターン式ナビゲーションや通話・音楽コントロールが可能だ。

画像2: フルカラー5インチTFT&狭い場所で重宝する「リバース機能」も!

さらに、ハンドルのスイッチ操作だけで跨ったまま歩行速度以下で後退できる「リバース機能」を搭載。坂道での駐車や狭い駐輪場からの切り返しも、足をついたまま力を使わずにこなせる。

EICMA 2026会場では「内燃機関コンセプト」も同時展示!

画像: YAMAHA XENTER コンセプトモデル

YAMAHA
XENTER
コンセプトモデル

今回の発表で大きな話題を呼んでいるのが、電動モデル「XENTER E」に加えて、EICMA 2026ヤマハブースにて世界初公開された、ガソリンエンジン搭載のコンセプトモデル「XENTER」の存在だ。

大径ホイールによる安定性と走破性はそのままに、エントリーユーザーからベテランまで親しみやすい『ひねれば走る(Twist and Go)』シンプルさと実用性を追求した意欲作。欧州市場において、電動と内燃機関の双方からハイホイール市場を席巻しようというヤマハの本気度がうかがえる。

欧州市場でのデリバリーは2027年春より開始予定。純正アクセサリーには、ハイスクリーン、ナックルバイザー、防寒エプロン、34Lトップケースなどが用意される予定とのことだ。

画像: EICMA 2026会場では「内燃機関コンセプト」も同時展示!

ホンダの「SH」シリーズなどが君臨する欧州ハイホイールスクーター市場に、EVという強力な武器を引っ提げて殴り込みをかけるヤマハ。石畳だけでなく段差の多い日本の都市部でも快適なコミューターとして活躍してくれそうなだけに、今後の国内向けアナウンスにも大いに期待したいところだ。

ヤマハ「XENTER E」のカラー・人気投票

【アンケート】あなたはどのモデルが好きですか?

お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

  • 画像4: ヤマハが大径16インチの新型EVスクーター「XENTER E」を発表! ガソリン版コンセプトモデルとともにハイホイール市場へ電撃復帰!
    プラチナシルバー
  • 画像5: ヤマハが大径16インチの新型EVスクーター「XENTER E」を発表! ガソリン版コンセプトモデルとともにハイホイール市場へ電撃復帰!
    ミッドナイトブラック
  • 画像6: ヤマハが大径16インチの新型EVスクーター「XENTER E」を発表! ガソリン版コンセプトモデルとともにハイホイール市場へ電撃復帰!
    プラチナシルバー
    100
    7
  • 画像7: ヤマハが大径16インチの新型EVスクーター「XENTER E」を発表! ガソリン版コンセプトモデルとともにハイホイール市場へ電撃復帰!
    ミッドナイトブラック
    0
    0

投票ありがとうございました!

ヤマハ「XENTER E」の主要スペック

駆動用バッテリー3.5kWh リチウムイオン(IP67相当)
航続距離108km(WMTCクラス1モード)
最高出力約10.2PS/3500rpm
最大トルク33.3Nm/500rpm
充電時間(0-100%)約5.5時間(200V/800W車載充電器)
シート高790mm
軸間距離(ホイールベース)1485mm
タイヤサイズ(前/後)110/80-16・120/80-16
ブレーキ形式(前・後)ディスク・ディスク

おすすめ関連記事

This article is a sponsored article by
''.