北米&南米カワサキの公式ウェブサイトにて、2027年型の「W175 LTD」がラインナップへ加わった。ネイキッドをベースにアメリカンに仕立てたような往年の“LTDスタイル”を彷彿とさせる段付きシートやキャストホイールを装備する仕様で、今回はキャンディエメラルドグリーンがカラーラインナップから外れ、エボニーのみの展開となる。

まとめ:吉岡直矢
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Wシリーズ史上初の和製アメリカン“LTD”が2027年モデルに

カワサキのヘリテイジブランドである「W」シリーズの末弟、「W175」に伝統のアメリカン化を施した「W175 LTD」が登場したのは2026年初夏。この10月には、早くも2027年モデルへと切り替わった。北米および南米カワサキの公式ウェブサイトでイヤーモデルが更新されたのだ。

画像: KAWASAKI W175 LTD 2027年モデル(北米&南米仕様) 総排気量:177cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:785mm 車両重量:135kg 現地価格:2999ドル

KAWASAKI
W175 LTD
2027年モデル(北米&南米仕様)

総排気量:177cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:785mm
車両重量:135kg

現地価格:2999ドル

W175 LTDは、1970年代から1980年代にかけて親しまれた往年のLTDスタイルを踏襲したモデル。1976年に登場した「KZ900 LTD」を始祖とするLTDのスタイルは、キャストホイールや段付きシート、プルバックハンドルといった要素で独自のスタイルを確立した。

W175 LTDでもこの伝統的な手法に則り、ワイヤースポークからキャストホイールへの変更や段付きシート、プルバックハンドルが装備されている。ちなみに、WシリーズにおいてLTD仕様が設定されたのは2026年モデルが史上初である。

価格は据え置き! W230も同時発表

2026年モデルから2027年モデルへの主な変更点はカラーバリエーションのみ。2026年モデルではエボニーとキャンディエメラルドグリーンの2色が用意されていたが、2027年モデルではエボニーのみの単色展開となった。北米での車両価格は2999ドルと、2026年モデルから据え置きとされている。

パワーユニットや車体骨格などの基本スペックに変更はない。エンジンは排気量177ccの空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒を搭載し、最高出力13HP/7500rpm、最大トルク1.33kgf・m/6000rpmを発揮。Φ28mmスロットルボディのフューエルインジェクションを採用し、不快な振動を抑えるバランサーを備えるほか、トランスミッションは低中速トルクを活かしやすい5速マニュアルだ。

車重は装備重量で135kg、シート高は785mmに抑えられており、取り回しやすさと足つき性の良さは折り紙つき。足まわりには前後に17インチのキャストホイールを装着し、フロントにはΦ30mmの正立テレスコピックフォークとΦ245mmシングルディスクブレーキにABSを組み合わせ、リアにはツインショックとΦ110mmの機械式ドラムブレーキを採用している。

また、同時に「W230」の2027年モデルも公開されており、こちらは欧州で先行発表されていた新色エボニーを採用している。価格は5899ドルとされており、W175 LTDの約1.97倍。日本におけるW230の価格66万5500円(2026年モデル)を引き合いに出すまでもなく、W175 LTDのお買い得ぶりには驚きを禁じ得ないというもの。

W230については日本にも新色が導入される可能性が高そう。一方のW175 LTDに関しては、残念ながら遠く海の向こうに思いを馳せながら指をくわえているしかなさそうだ。

カワサキ「W175 LTD」北米2027年モデルの主要スペック/価格

全長×全幅×全高2004×805×1130mm
ホイールベース1320mm
最低地上高785mm
シート高150mm
車両重量135kg
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量177cc
ボア×ストローク65.5×52.4mm
圧縮比9.1
最高出力12HP/7500rpm
最大トルク9.6 lb-ft(1.33kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量12.1L
変速機形式常時噛合式5段リターン
ブレーキ形式(前・後)油圧式ディスク・機械式ドラム
タイヤサイズ(前・後)80/100-17・100/90-17
乗車定員2名
製造地──
北米参考価格2999ドル

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